
4月20日に種をおろしたササシグレの苗代です。
苗代で育てると干ばつに強い稲が育つと言われていますが、昨年はあまり実感できませんでした。
というのも、陸苗代で育てた苗を植えた後で植えた箱苗は出穂する頃にはもうすっかり水路の水が止まっていたのですけど結果は・・・
昨年植えた稲の中でもっとも頑丈そうで食味も誰でもわかる味の違いに仕上がったからです。
だったら何故に陸苗代で育苗するのか?ですが、陸苗代で育てるのには意味があります。
何が起こるかわからない時代。
田植機や、トラクター等がなくても、自然の恵みだけを頼りに主食である米を作ることができる術を身につけておくのは必要だと思うからです。
だから面積に関係なく陸苗代を毎年観察し続けるのは無意味ではなく有意義なこと。
▼ということで、ちょっと覗いてみるとします。

種籾に覆土して稲藁を敷いて不織布で覆っておきました。
それから6日経ちましたので覗いてみると・・・・
▼発芽確認!

田植えはかなり遅くなりそうです。
でも、水が年中流れる山田に植えたいところですが、日照と獣害を考えるとこれは平野部に植えるべきかも。
▼稲だけでなく当然雑草も発芽し始めました。

ヒエ類の大発生は苗の選別に時間がかかり非効率なので今年はヒエの生えない場所での育苗です。
ヒエと稲の区別は確実につけられる!と、思っていましたけど・・・
いざ植えてみたて、出てきた穂がヒエだったこともありヒエは無い方が楽チンです。
手間暇かけながらも効率よく稲作しないと時間は限られていますからね。