60cmオーバーのイズスミのタキタキ | 自然派で行こう♪

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自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。



最近はなかなかこんな大型のイズスミが釣れません。

これは、もうかれこれ15年以上前にグレ釣りの外道で釣れた68cmのイズスミです。

昔はこんなのがわんさか海の中にいまして、

ちょくちょくグレ釣りの外道で60cmオーバーのイズスミが釣れていたのですけど・・・

最近は全然釣れないというか、いつも行く釣り場にはいなくなってしまったんですよね・・・。

グレも美味しいけど、イズスミたべたいなぁ~~~。(>_<)


▼そんな中、ちょっと大きなイズスミをいただきました。


サイズは60cmちょっとあります。

イズスミ料理の冬の定番といえばタキタキ(魚スキ)です。

55cm以上のイズスミが釣れたら絶対にタキタキにしたいです。

大きいと肉質も獣肉のようでかなり美味しいし、ホルモンも肉厚で格別な食感。


▼さて、調理するとします。


身は三枚におろしてサク取り。

内臓は切り開いて内容物をとって、きれいに洗ったら酒に漬けておきます。

大きな鍋に昆布で出汁をとります。


▼魚に共通して言えますが、大トロの部分はとても美味しいです。


特に冬場のイズスミはここが最高に美味しいです。


▼そしてホルモン(胃腸)


コリコリした食感に煮汁が絡んだ味は最高に美味しいです。


▼そして、魚好きな人ならここがオススメ!


普通なら捨ててしまいそうなこの血合いも美味しいです。

出汁がとれたら薄口しょうゆ、濃口しょうゆ、日本酒を注ぎます。

適当な味付けをしてザラメを少しずつ入れ、甘味がしょうゆに勝ち始めたところで入れるのをストップ。


▼白ネギの青い部分とゴボウを投入


タキタキには何は無くともゴボウが不可欠です。

入れるのと入れないのでは香りも味も随分と違います。


▼そしてアラを投入。


アクをとりつつコトコト煮ます。


▼そしてサク取りした切り身を投入。



▼今はこんなに白いけど、そのうち茶色くなってきます。


炊いて炊いて炊きまくるのでタキタキと言います。

小さなイズスミで炊きすぎると煮崩れを起こしますけど、大きいものなら煮崩れません。


▼ある程度火が通ってうっすら色づいたら鉄鍋や土鍋に移します。


イズスミが大型だと何度かに分けて移します。


▼身に色がつくまで野菜やホルモンを食べます。


ホルモンはだし汁の色が付いてい無くても火が通ったら食べられます。

さて、ビールをグイッといってからホルモンをちびちびに食べます。


▼溶き卵につけていただきます。


くぅ~~~!!!(>_<)最高~~♪

ちびちびとホルモンや麩や野菜をいただいているとイズスミの身にも味が染み込んで来ました。


▼さて、いただきますか~~♪


酒の肴にもいいですけど、ご飯のおかずにしても最高です。

イズスミを食べない地域では見向きもされない魚なのでしょうけど、

紀南地方では年末には55cmのイズスミが片身で15,000円もする事があるほどの高級魚です。

今回の60cmのイズスミなら年の瀬には30,000円以上するのではないでしょうか?



今回のイズスミ、昨夜だけでは食べきれず、今日もイズスミ、明日もイズスミ・・・

そして、最後にはうどんすきにして締めくくります。

食べ終わった週末にまたグレ釣りに行ってグレしゃぶ三昧です。

おそらく私の体の細胞の70%はグレでできているかも?^^;