米米交換2015 - その4 | 自然派で行こう♪

自然派で行こう♪

自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。



今年4回目の米米交換は「あぐりさん」のにこまる。

もちろん無農薬です。

無農薬栽培は思うほど楽な作業ではなく、草との戦い、稲の病気、獣との戦いは過酷です。

そして、お米の出来が悪ければ収穫してからも1粒1粒の選別作業が待っています。

色彩選別機を通しても完璧ではない場合が多いです。

「無農薬米は値段が高い!」とよく聞きますが、そんなことはありません。

皆さん途方もない苦労されてるのですから。

というわけで、皆さんのその苦労を感じ合い、今後の栽培に役立てようというこの米米交換。

あぐりさんは今年で稲作2年目です。

しかし、情熱はハンパないものがあり、獣と闘い、いもち病と闘い、草と闘い・・・

それ全部週末+寸暇を見つけてこなされました。

今回は「にこまる」といううるち米と「若草もち」というもち米をお届けくださいました。

にこまるはまだ私は食べたことがりません。とても楽しみにしています。


▼そして、お手製の手前味噌とかぼす胡椒も♩


私とあぐりさんは手前味噌作成でも米麹、発芽玄米麹を同時に作っていました。

私にとってはとてもいい参考にもなりましたし、励みにもなりました。

そのおかげで1年でたくさんの経験を積ませていただきました。^^


▼米袋を開封するとキラッキラの白米が♩


やはりね♩

あぐりさんのお米は昨年もそうでしたが、粒揃いが良くて胴割れ米が見当たりません。

非常に美しい米粒です。


▼炊き上がりました。


かなりふんわりとしています。

米粒の水分量が多いのでしょうか?でも、べっちょりしているのではなく、昔ながらの新米の感じ。

昔の新米のように水分を少なめに炊くほうがいいのかな?


▼まずは藻塩をすこしだけ振っていただいてみます。


米好きは米だけで食べろ!と叱られそうですが、塩をかける方が好きなんです。

平素ごはんだけで食べることなんてありませんし。

塩むすびが大好きですし。


▼さてと、いただきます♩


ふんわり柔らかいのにしっかりしています。

決して水分を間違えたって訳ではなかったのですね。

写真で見ても米粒が一つ一つしっかりしています。



ぱくり・・・

ふんわりふわふわ~~~!!!

そして、なんだかかなり甘くてごはんの味が効いています。

イクヒカリもミルキークイーンもごはんを食べるごはんだと感じましたけど、

にこまる(あぐりさんの育てられた)はそれ以上にごはんの味がします!

こんな個性のお米があったんですね。

もちろん、栽培方法によって、気候によって、天候喉の条件より味は変わりますので、

これが「にこまるの味」とは断定できない部分もあります。

にしても、初めてのにこまるは以前育てたササニシキとは真逆の個性です。


▼いただいた手前味噌と一緒にいただいてみます。


手前味噌とはよく言ったものです。

開封した時から感じる我が家の味噌と全く違うこの個性。

今までに嗅いだことのない味噌の香り・・・非常に甘い香りが漂っています。


▼では・・・


甘い!!甘い!!!めっちゃ甘い!!!!

ごはんも甘いし、味噌も甘い!!!

これは甘党にはたまらない組み合わせでしょう♩


▼こんぶ出汁だけで味噌汁を作ってみました。


これも甘い!!・・・かなり甘い!!!

なんだか黒糖飴を溶き入れたかのような、濃厚な味の甘さです・・・

青大豆の味なんでしょうか?米麹の量が大豆に比べてかなり多いから?

麹菌がお米を究極に糖化させてしまったのでしょうか?

それとも、あぐり菌のなせる技なんでしょうか?

今までブロ友さんからいただいた味噌とは全然違います。

ここまで甘い味噌汁は初めて飲んだ気がします。

でも、味の質は最高です。

あぐりさん、ごちそうさまでした。m(_ _)m お米もお味噌も感動的に甘かった(美味しかった)です。

かの北大路魯山人先生も「旨さとは甘さなり」と申されています。



かぼす胡椒も近いうちに鍋の薬味に使わせていただきますね。