
ようやく最後のモミスリを終えました。
本日モミスリしたのは平野部の無肥料栽培水田。
無肥料といっても天然ミネラルとマグネシウムケイカルを入れています。
この田んぼ、稲穂が出た途端に水路に水が来なくなりました。
冒頭の写真が水が止まった日のものです。
水無しでここからちゃんとお米になるのか心配でした。
ある人に聞けば「そんな米はまずい!」といい、
またある人は「水がないのは置いといて、稲刈りが10月くらいになると昼夜の寒暖差で美味しい米になる。」
とも言われました。
という流れで一か八かといいますか、仕方なく雨水頼みの稲作でした。
周囲の水田はまもなく稲刈りの時を迎え、稲が消えました。
この界隈では私の田んぼだけになると、カメムシの天国になりました。
とんでもない数のカメムシが田んぼで屯しています。
旨いかまずいかは別にして、汚いお米になることは明白でしょうね。
▼さらに実りが悪く、稲穂が下を向いていない稲も・・・

全部が全部ではありませんが、かなり収穫量が落ちそうです。
それにしても、どうですか?この稲穂の汚らしさ・・・
結果を見ずとも予想はつきます。
この田んぼは田植え機で密植しました。
密植するとアミロースが減ってモチモチ感が増すのだとか?
いろんな意味合いで興味津々のモミスリ~精米~試食です。
▼2.5畝で全部で72.3kgありました。

反収でいえば5俵をわずかに切っています。
びっくりしたのがモミスリ後の玄米です。
▼思ったよりも随分とキレイです。

カメムシの被害で真っ黒なお米ばかりだと思っていたのですが・・・
カメムシは稲を食べていたわけではないのかな?
あんなに沢山のカメムシがいたんですけど、不思議です。
それに、他の田んぼに比べて胴割れ米がかなり少ないです。
▼小米もどっさり出ました。^^;

しかもギリギリで小米になってしまったようなお米が多かったです。
これは色彩選別機で再選別して緑米だけにして食べてみようと思います。
さて、モミスリを終えたところでブロ友さんにお届けする準備をしなくては!
長々とお待たせさせてしまっています。m(_ _)m
この田んぼのお米が不味ければお届けできませんが、その逆ならこのお米も米米交換の品にしたいです。
▼コイン精米機で精米しました。

本日モミスリしたお米、有機栽培のお米、自然栽培のお米をモミスリしました。
この時点では私自身が味見しているのは有機栽培のお米のみ。
ササシグレは8分搗きがオススメだとササシグレ普及会の太田さんに伺いました。
なので、味見している有機栽培のお米のみ八分搗き。
それ以外は上白米モードでの精米です。
▼さて、精米後の出来栄えはいかに?

自分で育てたお米を精米するって本当に楽しいのです。
テストの答案が帰ってくるかのような気分です。
▼玄米もそれなりにきれいでしたが、白米も今年一番の出来栄えかと思います。

カメムシ君は田んぼでお米を食べていたのではなく、お米に元気をくれていたのかな?
そんなはずはないでしょうけど、自然は人間が考える以上に奇妙奇天烈。
そういえば虫がいっぱいいる畑の野菜が無害だったりしたこともありました。
▼米ぬかもちゃんと持ち帰ります。

これでぬか床を増産します。
▼青米が多いと米ぬかも緑っぽいです。

美味しいぬか床になってくれますように~(。-人-。)
▼さて、精米したてを早速いただくとします。

なんだかしっとり感がすごい!
炊飯器の蓋をあけるとふっくら盛り上がっていました。
いつもと違う・・・
果たして美味しいのかな?
▼しっとりしていても一粒一粒しっかりしています。

藻塩と近所のおばあちゃんが漬けた沢庵で頂きます。
パクリ・・・
水のない田んぼで育ったお米が不味いなんてウソです。
不思議なのは隣の無肥料田んぼとは同じ育て方でも思いっきり味が違うってこと。
よし!!これなら何も問題ありません♩
▼早速梱包していそりんさんとの米米交換、m67878374さんとの物物交換の準備。

これでようやく今年の稲作が全て終わりました。
稲作、本当に奥が深い。
ところで・・・山田の自然栽培のササシグレの味見は未だにしていませんでした!!!
しまった~~~!!!(>_<)いそりんさん、m67878374さん、まずかったらごめんなさい。m(_ _)m
でも、山田の米はこの上なく安全だと自負していますのでご容赦ください。m(_ _)m