ある人からスマホアプリのLINEで画像と文が届きました。
稲刈りし、なる掛け(稲架掛け)していたら稲架が折れた~~!!って、内容でした。
その人は隣町(隣村?)に住んでいる方です。
昨年は私の田んぼで田植えから稲刈りまで本当に頑張ってくださった方。
同じ自然農塾に通っている方なのですが、本当に純粋に自然な農業が好きな人。
自然農塾は月に1度しか開催されませんが、私の田んぼはいつでも参加できます。
なので、その人は私の田んぼにしょっちゅう通ってくださっていました。
田んぼにしつこくはびこる草と戦ってくださった仲間。ある意味戦友と言えます。
農業が好きと言っても、化成肥料はもとより、肥料は使いたくないという人。
当然農薬なんてとんでもない!そんな人です。
昨年も農作業中に「牛飼いたいな~!」とかおっしゃってましたし・・・
でも、自然農とか無農薬とかにこだわっている人って農業ではなく、何かもっと違う次元で人生を考えています。
それは私もそうです。
安全な野菜を食べたいから、無農薬で野菜を作っているのではなく、
もっと人がこうあるべき!って生活を追求したいんですよね。
▼そういう人ってやっぱり私は気が合います。
女性1人の力で7畝の面積で稲作されています。
時には旦那さんやお友達にお手伝いしていただいているそうですけど、
これ、本当にとんでもないことだと思います。
もちろん、除草剤も農業機械も何も使わずに苗代育苗で手植えで草取りも道具なしの手除草。
そして、手で稲刈り。
しかも、お仕事と家事と育児をされながら・・・。
素晴らしい!!
ご家族に安心して食べてもらえるお米や野菜を!!と、思っていてもここまで普通はできません。
本当にすごい信念です。
▼みなさん、お久しぶりです!のVサイン。w
彼女の名前ははるはるさん。
今はもうブログをする暇もなくなっていますけど、農業は変わらず頑張っています。
▼稲刈り休みをいただいて毎日1畝を目安に稲刈りされていらっしゃいます。
めんどくさいとか、疲れたとか、そんなこと一切言わずに言葉に発するのは「楽しい!」だけ。
はるはるさん、あなたは本当に変人・・・いや、超稲作変態です。^^
▼赤米も元気に育っています。
この圃場は7年間耕作放棄されていた圃場で、草や昆虫、微生物の養分が小宇宙を作っています。
肥料なんかあげなくても元気に生き生き育っています。
刈り取って天日干しされている稲も青々しています。
慣行栽培しかしたことのない人は「まだ稲刈りには早い!」と言われているみたいですけど、
肥料で生かされるのではなく、自分の力で生きている稲は長い間葉っぱは緑のままです。
そんな生命力に溢れる稲や野菜の姿を見て生きるのがお好きなんだな~。と、私は勝手に理解しています。
そしてそれを感謝しながらいただいて自分たちの命をつなぐ。
素晴らしいことではありませんか!^^
▼あ、田んぼだけでなく畑も紹介してくださいました。
いそりんさんからおすそ分けしていただいた小糸在来(俗称)という大豆。
めちゃくちゃ元気で虫食いもありません。
作り手と自然が調和しているのが目に見えます。
▼で、これも畑だそうです・・・
一応サツマイモが植わっていましたけど、猫じゃらしが生え過ぎててサツマイモはどこ・・・?
でも、これはこれでいいことなんです。
草を取るだけが野菜作りではないのですから。
野菜を作る前に土とか圃場の中に小宇宙?生態系?を作らないとですね。
収穫量は落ちるかもですが、農でまず基盤にしないのがやはりそこではないでしょうか?
▼田んぼにはとっても可愛い案山子が飾られていましたよ。^^
はるはるさんのお子さん達が作った案山子。
▼案山子3兄弟。
心がとても和みました。^^
いきなりお邪魔して稲刈りの手を止めてしまってすみませんでした。m(_ _)m
心が純粋で大好きなご家族のためにされている農業には本当に一片の曇りも感じられませんでした。
この人本当にすばらしい!!
私も負けずに残りの稲刈り頑張ろう!!