ホウネンエビとカブトエビと鮎釣りと。 | 自然派で行こう♪

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代掻きから10日たった田植え中の水田にホウネンエビが♩

田植えしているとものすごい密度でホウネンエビが泳ぎ回ってます。

この田んぼ、昨年1年は畑にしたので水はなかったのですが、今年も無事に孵化してくれました。

ホウネンエビとは田金魚などとも呼ばれる甲殻類で、ホウネンエビがいるとその年は豊年だとも言われます。

しかし、実のところホウネンエビは稲の生育にはまったく関係ないように思います。

田んぼの水に濁りを発生させて雑草の発芽を遅らせたりもせず、雑草を食べるわけでもなく・・・

その点、貝ミジンコは田んぼの水を濁らせてくれますし、カブトエビはコナギなどの水生雑草をたべてくれるようです。

今ではコナギが爆増している私の田んぼですが、以前はコナギなんでまったく生えていませんでした。

生えるには生えるけど、それがいつの間にかなくなっている・・・そんな状態でした。

今思えばカブトエビがたべてくれていたんだな・・・


▼田植えから1ヶ月経ってもコナギなどの水生雑草はまったく生えませんでした。


当時の私にはこれが当たり前のことだと思っていたんです。^^;

今なら稲がこの大きさに育つ頃にはコナギも水面から顔を出しています。

結局、以前は除草作業など、まったくしなくても稲はすくすく育ちました。


▼稲刈り間近になってもこんな状態で、草はほとんどなく・・・


カブトエビが寿命で死滅した頃に生える雑草は稲の日陰になり、生えても生育ができない状態。

田んぼを覆い尽くすアオミドロも大活躍して雑草の繁殖を抑えてくれて、

稲刈りに支障のないカヤツリグサだけが最終的に生えているだけでした。


▼それが今ではこのあり様・・・



私の田んぼからなぜカブトエビが消えてしまったのかというと、2度の代掻きが原因です。

カブトエビ、高速で回転するトラクターのロータリーからうまく逃げてくれると思ったのですが・・・

残念ながら彼らは想像以上にどんくさかったようです。

2度目の代掻きをしてからというもの・・・

例年なら代掻き後、1ヶ月以上も濁り続けていた田んぼの水がすぐに澄むようになり、

コナギの大繁殖が始まりました。

今までは夏は大好きな季節でしたが、コナギのおかげで一番苦しくて多忙な季節に変わりました。



このままでは、稲作を続ける限り、私の夏は永遠に戻ってこない!!!

私は決意しました。

苦労して草取りしてコナギをKOするのも達成感があっていいかもですが・・・

雑草は生えないに越したことはない。

今年は近所の田んぼからカブトエビを少しずついただいてきて私の田んぼに放流しようと思います。

そしてまたいつか、コナギの生えない田んぼにしたいです。

そうすれば夏の間ずっと我慢していた鮎釣りに復帰できるかもしれません。


▼このままでは高価な鮎竿がほとんど使わないまま骨董品になりそうです。


あ~~、鮎釣りしたいな~~。

コナギなんかに夏を奪われてたまるか~~~!!!。゚(T^T)゚。


TUBE 「ゆずれない夏」