
ご近所の元味噌屋さんから麹蓋を頂きました。
かなり年季の入った麹蓋(もろぶた)です。
もろぶたは室蓋とも書くようですが、どっちが正解なのでしょうか?
「むろぶた」が訛って「もろぶた」になったのでしょうか?
欲しかったらあげるよ。と、言ってくれていたので図々しく1ついただいてしまいました。^^;
それにしても底板が薄い!なぜなんだろうか?
その謎は後でわかるのでした。
さて、この麹蓋が使える麹室を作成しようと思います。
ケニーさんからお借りしていたハイテクの麹室は私の不手際で壊してしまいました。
本当に申し訳なくて情けなくて自己嫌悪に陥ってしまいます。
申し訳ありませんでした。
▼麹室の完成です。

大工さんに作ってもらいました。
厚み1.5cmの桐の集成材を使いました。
桐は保温性が高くて、板目材に比べて集成材は比較的反りにくいのでいいのではないかと思います。
▼蓋は厚さ3cmの集成材

本体には固定せずに麹の手入れの際には蓋をずらして作業するようにします。
その際にはフリースで隙間をカバーして麹室の室温の低下を少しでも防げるようにします。
よ~し!これで一度実験してみよう。
▼その後、味噌屋さんがもう一枚麹蓋を持ってきてくれました。

しかし、これはサイズが違うようで麹室に入りません。
リサイズしないといけないようです。
▼熱源はホットプレートです。

1300wのホットプレートですが、保温機能が付いているのでそれを使用します。
▼保温の文字の部分に設定すると90℃

切スイッチとの間で無段階にアナログ的に温度が設定できます。
▼ホットプレートに水を入れてスイッチを入れて実験開始。

蓋の隙間にフリースをかぶせ、設定温度は90度にしてみました。
ホットプレートの温度は90度ですが、麹室の内部温度はどれだけになるのかが問題です。
納豆菌の恐怖もあるのであまり温度を上げず、麹菌の繁殖適温の25度~30度あたりにしたいです。
▼ぴったり30度になりました。

よ~し!!これでしばらく様子を見よう。
今は30度でもそのうち温度が上がりすぎるかもしれませんので。
しばらくすると・・・
バリバリ!ベコン!という大きな音が!?
麹室を見るとこんなになってしまっていました。
▼湿気を吸って桐の集成材が反ってしまったようです。

そうか!麹蓋の底板が薄いのはこのため?
板が薄いと反る力も弱いですからね。
さて、この麹室は釘の本数をもっと増やすかして頑丈にしないといけないようですね。^^;
というよりも、麹菌に丁度いい湿度は90%ですから、結露するようではダメです。
もっと設定温度を下げ麹室内部に結露しないようにする方が肝心ですね。
しかし、そうすると麹室の温度が下がります。
最低25度をキープするようにして白米麹を実験的に作っています。
明日完成予定ですがどうなることやら・・・^^;

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