
本日の和歌山県南部は予報に反して晴れました。
雨の予報だったのに・・・
と言う事で仕事をササッと終えて稲刈りしました。
もう稲は、ササシグレはどんどん倒れています。
無肥料なのにね・・・。有機栽培のササニシキですらこんなに倒伏する事はありませんでした。
50年以上前に倒伏とイモチ病と冷害に弱いとの理由で一時はこの世から姿を消した品種だけあります。
でも、作る意味があるお米を育てるのは本当に有意義です。
さて、準備をしますか~。
▼本日未明までの大雨で乾いていた田んぼは再び水田に戻っています。

まずは水を抜かないとです。
▼溝を付けて水を排出するとします。

倒れた稲の穂が水に使ったままだと発根・発芽をしてしまいますからね・・・
しかも、今日の気温は30℃超え・・・
▼1条ごとに株間の草を退治してからバインダーで稲刈りをします。

刈り取り時間だけで言えば、手で刈るよりも時間が掛かります。
でも、束ねる手間が要らないのである意味ラクチン。
稲をある程度刈ったら自宅の近所まで天日干しに運びます。
そこで、なんと!大雨のぬかるみで車がスタックしました。
近所の農家さんにお願いして、私のトラクターと2台で抜け出すのに一時間以上・・・
同時に車の調子が悪くなり、すぐにバッテリーが上がるようになりました。
走っていながらバッテリーが上がると言う、今まで経験した事の無い現象・・・
▼そこにケニーさん登場♪

なんと!2条刈りのハーベスターを改造して持って来て下さいました。
どんな改造かと言うと、株間のコナギを退治しなくてもそのまま刈れる仕様に改造して下さった様です。
わくわく♪^^
▼この先端部分がポイント♪

コレでコナギを押さえつけて稲束にからみにくくするらしいです。
▼かなり順調に刈れています♪

でも、もう少し改良の余地があるとかで試運転は終了です。
ケニーさんって本当にスゴい!いま思っている不便を便利に変えてしまう努力をいとわない。
お仕事超お忙しいのに本当に感謝致します。m(_ _)m
その後、手を鎌で切って流血したりしましたが、なんとか本日の稲刈りを終えました。
▼ノンアルコール飲料で乾杯です♪

これが美味しいのなんの!^^
ビールより旨い!!
というか、おそらく冷えていれば何でも旨いと感じたかも?
汗水流し、血を流した後は本当に美味しいです♪^^
▼残りは1/3くらいでしょうか?

手間暇掛かりましたが、ゴールは目の前♪
あとちょっと!!!あとちょっとで1年分のお米にありつけます。
ご予約頂いている皆様にお届けできます。
残っている里田はココよりも広いですが・・・
そして、自分の思い描いている今後の展開への第一歩が始まります。
あとちょっと!!!後ちょっとですよ。^^
▼その後、お手伝い下さったケニーさん、はるはるさんとお別れして稲架掛けの開始です。

前に刈った稲の間に今日刈った稲を干します。
▼干し終わった頃には真っ暗闇です。

この後、車のバッテリーがまたしても上がってひと苦労・・・
トラクターのバッテリーも何故か上がってしまいました。
一体なんて1日なんだろうか?
明日の稲刈りは車の調子が悪いので見あわせないといけないかもです。
と、思ったらとんでもない雷雨が・・・。
今年は心優しい人々に味方して頂きましたが、自然も天候も全然味方してくれません。
それが現実です。
自然の中で作物を作るとはこんな事。
皆さん、そんな貴重な食べ物を残したり、捨てたりしないで下さいね。