
青枯れ病と闘い続けて苦節4年。
夢と希望にあふれた気持ちでトマトの苗を定植するのですが、
8月初旬には大半のトマトが枯れてしまっています。
そしてお盆の頃にはほぼ全滅しています。
青枯れ病なんかに負けてたまるか!
と言うことで、あの手この手を使って対策をしてきましたが、全く効果なし。
唯一効果があったのはタケノコの皮を使った「永田もどき農法」だけです。
しかし、それは私が本当に育てたいポンデローザではなく最近の品種です。
やっぱりポンデローザはとことん病気に弱いのかも・・・
しかし、私はポンデローザが食べたいのです。
昨年も畑を移しましたがまったく効果なし。
どうやらこの辺一帯には青枯れ病が棲み着いているように感じます。
でも、もう打つ手がない。(というか、貴重な1年ムダにしたく無い。)
そこで、頭を切り替えることにしました。
「鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス」から、「鳴かぬなら 鳴くのを探そう ホトトギス」
でいきます。
ということで、畑を変えます。
▼ここが新しいトマト栽培の予定地。

畝の様に盛り上がってて水はけも良さそうで畑にはもってこいかも?
何故に土が盛り上がっているかというと、山を切り崩した土砂の廃棄場所だからです。
▼土の質は場所によって様々

赤土、黄土、白っぽい土に黒っぽい土・・・
まずは、ビッシリと張り巡らされたススキのような植物の地下茎を取り除く作業。
そして、石コロを取り除きます。
コレが結構しんどい。
でも、雑草の根により耕された土はスゴく柔らかでふかふかです。
不耕起なのにふっかふか♪
現在の水田畑とは雲泥の差です。
コレはちょっと期待できるかも♪
▼草だけでなく木も生えてます。

去年の草刈りで切るのに苦労したイバラです。
こんなのが何本も生えてます。
▼コレが一番厄介です。

ススキ?その仲間?地下茎がビッシリ張り巡らされています。
取り残すとトマトの間からわんさか生えてきそうで怖いです。
▼ミミズもいっぱい。

太いのやら細いのやらいっぱい。
▼初めて見た生きている蝉の幼虫も出てきましたよ。

いつもは抜け殻しか見ないのですが、やはり田んぼや畑とは違いますね。
このあと、土に埋め戻しておきました。
ん?蝉ってたしか7年土中で暮らすのですね?
このまま何年間土の中に居るのか知らないけど、
トマトが被害に遭いそうな気がしないでもない・・・。^^;
▼1/5程でこの日はお終い。

暖かくなるまでに全ての作業を終えなければ・・・
▼とりあえず凸凹をなおしておきました。

せっかく肥毒のない土なので、有機栽培よりも自然栽培が良いかな?
有機栽培すると連作を気にしないと行けないし・・・
でも、自然栽培だと今年も来年も再来年もまともにトマトが出来ない様な気が・・・
う~ん・・・どんな栽培をしようか悩みます。
そして、今度こそ青枯れ病に悩まされませんように。
しかし、トマトづくりに何故にこんなにも苦労しなくてはならないのか・・・
トマト畑探しもこれで最後にしたいです。^^;
奥村チヨ 「終着駅」