昔ながらの紀州人の朝食は大抵おかいさん。
紀州近隣県の人が言うおかいさんとは茶粥の事です。
子供の頃は朝ご飯にサラサラのおかいさん。
お昼になるとドロドロのおかいさん。
正直ドロドロになったおかいさんは嫌いでした。
でも、高アミロース米のササニシキならサラサラのおかいさんが頂けるかもしれません。
ということで、自然栽培のササニシキを使い、久しぶりにおかいさんを作ってみます。
▼おかいさんのお茶は本来は焙じ粉茶
ほうじ茶を作った時に出る粉をもったいないのでおかいさんに使っていたそうです。
でも、粉茶がないのでちょっと豪華に京都の一保堂のほうじ茶を使います。
実家ではほうじ粉茶を布の巾着袋に入れていました。
でも、今は無いのでコーヒーフィルターの紙を使います。
▼フライパンで軽く炒ったほうじ茶をフィルターに入れてホチキスで止めます。
▼煮出します。
予め用意したほうじ茶を鍋にそそいでも問題ないと思います。
▼自家製の自然栽培ササニシキを入れて・・・
終始強火で炊きます。
最初のうちはこびりつかないように鍋底をかき混ぜます。
今回は水量の1/10のお米を入れた五分粥にしました。
個人的にはサラサラでお好みです。
▼お米爆ぜたら完成です。
仕上げにお気に入りの塩をふって味を整えます。
一人前でも美味しく出来ました。^^
(嫁は子供の頃に食べ過ぎて嫌いになったので食べないそうです。)
▼サラサラで美味しいです!
1.美味しく食べるポイントは作ったらすぐに食べる。
2.必要以上に作りすぎない。
3.香りの良いほうじ茶を使う
以上だと思います。
真夏には冷やしたおかいさんで梅干や漬け物を頂くのが定番でした。
▼今回は自家製のみやま小かぶ漬けで頂きます。^^
漬け込み開始時はこんな色でしたが・・・
▼古漬けっぽく漬かりました。
見た目は悪いけどとっても美味しいです。
まるで、京都のスグキ漬けの様な感じの味です。
年代物の糠床を少量入れた事で酸味と醗酵臭がします。
栄養も生の時より増えてます。
▼ついでに、その漬け物で巻寿司も作りました。
すし飯に使うのは食酢ではなく頂き物のかぼすの果汁。
いつもは家の山でとれるスダチとか橙の果汁を使うのですが、
スダチを使うよりも酸味と香りに個性が出ました。
スゴく美味しいです。^^
▼あとは、サンマの鉄砲寿司も作ってみましたよ。
サンマは自家製梅酢で締めたもの。
朝からお腹いっぱい!ごちそう様でした♪
朝ご飯がおいしいと今日1日良い事が待っている気がします。