
無肥料・無農薬・無土壌改良剤で育てているササニシキに変化が!
このササニシキは5月27日に1株当り1本植え・株間30cmで植えました。
先週までは色が薄くていかにも無肥料と言う感じの葉色でしたが、
昨日の土砂降りのせいもあるし、カミナリがしきりに鳴って窒素が固定されたせいでしょうか?
葉の色が濃くなってきました。
勿論、土中の有機物が分解されて肥料になったというのも大きいと思います。
ニンジンの茎葉も結構入っていますし・・・。^^;
今回、野菜の無肥料栽培と稲の無肥料栽培は明らかに違うと感じました。
大抵の野菜は初期生育が順調でないと、私の圃場では後はあまりいい生育を見せてくれないです。
しかし、稲は土中のありとあらゆる有機物を肥料にしてしまうのでしょうか?
初期生育は哀れなまでの育ちぶりでしたが、かなり元気になってきました。
▼向こうは慣行栽培のコシヒカリです。

昔からご近所の田んぼを観察していて感じましたが、
もともとコシヒカリは葉の色が薄いように思います。
さらに慣行栽培なので、そろそろ元肥の窒素が切れてきたからでしょうか?
最初のうちは同じ様な色でしたが、もう完全に無肥料ササニシキの方が濃いです。
これが俗にいう「V字型」と「への字型」という葉色の変化の違い?
▼多いものでは20本を越える分蘖です。

無肥料やへの字型稲作では無効分蘖がとても少ないと言います。
しかし、去年はそんな事はありませんでした。
水が抜けるので1日に2回朝昼に水を入れなければならない始末。
結果、水温も地温も上がら無い事が大きな原因でしょうか?
本当にヒョロヒョロの稲になりました。
▼これがそれです。

株間30cmで1株当り2~3本植えました。
分蘖数はとても少なくて1株当り10本程度。
しかも、有効な茎は半分以下・・・
さらにとても短い穂です。
収穫量は・・・とても恥ずかしくて言えません。
なので、本に書いている事や定説はあくまでも基準にして考えたいです。
▼現在では生育の良い株の草丈は70cmになりました。

勿論短いものもありますし、もっと生育の良い株もあります。
▼去年の無肥料栽培の茎に比べて1本1本が明らかに太く感じます。

去年と同じ無肥料栽培でも今年は常に水を張っています。
水があるのと無いのとでは
雑草や稲藁や微生物の死骸の分解が大きく違うと言う事でしょうか?
そういえば最近ようやくガスの出が収まってきました。
▼水深は平均したら8cm程度

もっと深いところもあるし、もっと浅いところもあります。
そろそろ水を抜いて土を締めようかと思うのですが、水が抜けてくれません。
しつこく代掻きし過ぎたせいかも?^^;
▼雑草も生え始めました。

ホテイアオイにクログワイなど・・・
陸生の雑草も生えてます。
たまに田んぼに入って抜いていますけど、去年に比べれば遥かに少なくラクチンです。
来週の稲ははどんな変化を見せてくれているでしょうか?とても楽しみです。^^
木村充揮 「Che Sara」