
去年の4月に種蒔きした大浦太牛蒡が引っ越し後は絶好調です。
正直言いまして、私は牛蒡栽培に成功した事が一度もありません。
何年か前に有機栽培していましたが、小さいうちに虫に喰われて消滅しまして、
それ以来作っていません。
しかし、おいしい牛蒡が食べたくなり、去年の4月25日には無肥料栽培を試みて種蒔きしました。
それから1年後の今年の4月・・・
▼やはり全く大きくなっていません。

所詮、市販の種ではいきなり無肥料で育つ筈もないのです。
しかも、不耕起栽培なので、通気も悪いし、根も貼れない。
通気のいい土での不耕起栽培なら問題ないでしょうけど、カチカチの土の不耕起はダメですね。
と、言う事で今年の4月、新しい畑に植え替えすることにしました。
今度も無肥料栽培で育てるつもりで肥料を入れずに育てました。
結果は・・・
▼カチカチの土なのに3ヶ月でこんなに大きくなりました。

耕してはいません。
植穴だけショベルで掘っただけです。
▼ただ・・・そのとなりには堆肥置き場が・・・

迂闊でした・・・
これじゃ無肥料栽培とは言えません。
しかし、スゴく良いヒントをもらいました。
▼それは施肥の方法です。

この牛蒡はきっと堆肥の成分が土に滲んでその成分を吸って育ったのでしょう。
しかも、葉の色が薄く、虫にも喰われてません。
堆肥の中にはクヌギの落葉、もみ殻、畑の土の他、
鶏糞が約20kg、米ぬか20kg、菜種粕約5kgが入っています。
牛蒡1株だけを育てるには多すぎる肥料分です。
きっと窒素の効き過ぎで一気に害虫がやってきてボロボロになるかもしれない量です。
それに、菜種粕からガスも出ます。
しかし、土の上に置いている堆肥はガスが発生しても根には何の影響も無いとおもいます。
堆肥作りしながらその隣で野菜作りすればきっといい栽培が出来そうな気がします。
となりのトトロ