
先日二度目の代掻きを終えていよいよ田植えの開始です。
35歳のオンボロトラクターも途中で壊れる事も無くて良かったです。
オンボロで最新の機能等は付いていませんが、
それでも去年行った人力での代掻きとは比較にならない作業をしてくれるので
文明の利器の素晴らしさを痛感します。
▼自家製のアルミ製の部品も壊れる事無く代掻きを終えました。

来年は鉄工所で鉄製の頑丈な部品を作ってもらうとします。
▼さて、苗はまだまだこんなに小さいです。

昨日で籾まきからほぼ30日目です。
上には伸びていませんし、葉も黄色いですけど株元は頑丈っぽい気がします。
もうすでに分げつを始めている苗もあったりします。
▼そして早朝5時過ぎにいざ田んぼへ♪

ひとつ気になる事が・・・
何しろ素人の作業なので田んぼの高低差があり過ぎます。
水を張った状態では苗の長さよりも水深が深く、
植えたら完全に水没してしまう事も考えられます。
▼苗はまだまだこんな大きさ

10cm~18cmくらいの大きさです。
▼と言う事で排水します。

ところが排水口の周囲の土が高い為に水がほとんど抜けません。orz
仕方ないのでこのまま植えるとします。^^;
それにしても、予想に反して水が抜けなくてビックリ。
3日間で2cm程しか水位が下がってません。
▼田植えに使う長い足袋

これは田植え用の足袋ではなくて釣り用のクロロプレーン製のソックスです。
保温効果もあるしクッション性もあるので靴底はありませんが、
少しくらい尖った石から足を守ってくれると思います。
田植えは田植機を使わずに手で行います。
師匠は「田植機を使ってもいいよ」と言ってくれたのですけど、
まずは手で植えてその苦労を味わおうと思います。
昔の人の苦労を知らなければ文明の利器のの有り難みも解りませんからね。
▼田んぼに糸を張って糸に付いた目印の位置に植えます。

糸には20cm間隔で目印の玉が付いてます。
しかし20cm間隔では狭いので目測で30cmの場所に植えて行きます。
植えていると通りがかりの見知らぬ人達が声をかけにきます。
「おお~!お兄ちゃん、懐かしい事しとるの~!」
とか
「兄ちゃん、田植機持ってないんかい?ご苦労なこった・・・」
とか
「そんな植え方じゃあかん!もっと大股で踏ん張って効率よく植えんとあかん!」
等々・・・
(皆さん、お兄ちゃんと言ってくれますが、もう50のオッサンなんですけど^^;)
ご年配の田植え経験者の方々の指導を受けながら田植えの開始です。
ちなみに↑の糸の張り方も間違っていた様です。
1本だけではなく2本の糸を張っていないと効率が悪いとか・・・。
▼1/3くらい植えたところでお昼にします。

思ったよりもはかどりません。
途中で雨が強く降ったりしましたが、菅笠をかぶっているので気になりません。
5畝半の面積なので1日で終わらせれると思ったのですが、このままでは日が暮れそうです。
3時間程細君にも手伝ってもらうとします。
田植えのコツを掴んで馴れてくればペースも早くなるかな?
▼しかし、ペースアップするどころか疲れも出て来てペースはガタ落ち・・・

足が疲れるとかはありませんが、中腰なので腰が痛い・・・
しかも、靴底のない足袋・・・
踏ん張りが利かずによく転けそうになります。^^;
▼この日は最終的に12時間の作業で4畝程しか植えられませんでした。

翌日(本日)お隣のお婆ちゃんに聞いたら、
手慣れた人でも3人がかりで1日一反しか植えられないそうです。
この田んぼは0.55反なので1日で植えようとしたのが間違いだったのですね。^^;
今日は腰が重くて(ダル痛くて)休憩します。
また後日植えるとします。
今回、一番の間違いは足元の装備。
やっぱり、田植え専用の長足袋は必要ですね。
矢沢永吉 「長い旅」