
隣町の山には和歌山一ともいわれる大銀杏がそびえています。
大銀杏と言っても力士のあたまにくっついているアレではありません。
植物のイチョウです。
これは和歌山県田辺市中辺路福定という場所にある樹齢約400年の銀杏。
熊野古道の近くに位置するせいか、最近特に見物客が多いように思います。
そういえば最近、熊野古道はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで
最高の三ツ星を頂いたそうです。
9月の台風による土砂災害で大きな被害を受けたにも関わらず三ツ星?
地元住民としては嬉しい様な不思議な様な・・・
私は正直言って熊野古道の良さがあんまり判っていないのです。^^;
(歩いた事も何度かあるのですけど・・・。)
でも、この大銀杏の素晴らしさは判ります。
夏の青々とした頃も、「あんた本当に400歳?」と言うくらいイキイキとしてます。
11月中旬にも見にきましたが、その頃は中途半端な黄緑色でした。
今回はどうでしょう?ちょっと遅い様な・・・
▼あらら・・・

残念・・・
もうほとんど散っていました。^^;
▼沢山の枝が幹から伸びています。

高さは22mで幹の周囲は5.3m。
幹が数本に分かれ、千本銀杏とも呼ばれているそうです。
▼風が吹く度に舞い散る銀杏吹雪。

葉の量もハンパ無く多いので、
時折吹く強い風に舞い散る葉は、まるで黄色い豪雪です。
見頃は過ぎていましたが、逆にちょっと得した気分になりました。
こういうのも良いですね。
▼下に目を向けるとキレイに敷き詰められた落葉。

平日はそんなに見物客もいないので、
踏みつけられていないので黄金色がとても鮮やかです。
銀杏の葉は脂肪分が多くて腐葉土には向かないらしいですが、本当でしょうか?
これだけあればかなりの腐葉土ができそうなのに・・・。
▼枝の付け根も個性的♪

これは何でしょう・・・?
山芋の様に垂れ下がっているのですが・・・
ひょっとして、これが本当のイチョウ芋?(冗談です)
でも、あと何百年も経つと本当に地面について芋になっているのかもしれませんね。
この樹が芽生えて今に至るまで、そしてこの先どうなって行くのかを想像すると、
何ともいえない浪漫に包まれます。
かぐや姫 「眼をとじて」