
無肥料栽培の宝交早生がようやくやる気になった様です。
ほんの少し前までは花は咲かせていても葉の勢いも無く、しょぼくれていましたが、
最近になってようやく草勢も感じられるようになって来ました。
最初から無肥料栽培で野菜作りをしている人には「無肥料で野菜が育つのは当たり前」らしいですが、
ずっと有機肥料を使って栽培してきた私にとっては驚異の世界です。
以前は薄い液体肥料で野菜を育てる永田農法もプランター栽培にて実践した頃がありましたが、
思う様な結果が出ずに「やはり肥料をドッサリあげなければ・・・」と、感じていました。
しかし、無肥料栽培で立派な野菜を育てる関東の関野氏の存在を知り、
無肥料栽培に挑戦してみることにしました。
トマト、白菜、みやまこかぶ、じゃがいも、ナス、モロヘイヤ、ニンニク、豆類・・・
色々作った中、作柄的に納得が行ったのはトマト・ジャガイモ・白菜くらいのものです。
ウチの畑は無肥料栽培に向かないのか?
色々悩みました・・・
でも、去年の冬に白菜が無肥料でも結球した事で、
「無肥料でも野菜は育つ」と言う事に確信を持てるようになりました。
▼と言う事で、今年の無肥料栽培はイチゴ栽培にも挑戦中です。

定植時の濃い緑から黄緑色で健康的な黄緑色になって来ました。
▼花も咲いて新芽もドンドン出て来ています。

葉の周囲に沸き出している溢泌液にはもう余計な肥料分とかは含まれていないと思います。
イチゴ栽培は何にも解っていない私ですが、
何となくイチゴが元気そうになって来ている事だけは見ていても解ります。
そして・・・
▼イチゴがこんなに膨らんできました!

大きなイチゴの収穫は期待出来ないだろうし、
甘いイチゴの収穫も期待出来ないと思います。
でも、「このまま何年か続けていれば大きくて甘いイチゴが収穫出来るんじゃないか?」
と、今年は恐らく甘く無いイチゴに対して、そんな甘い期待を抱いている今日この頃です。
▼花も次々に咲いています。

さて、最近どうしても気がかりで悩んでいた事があります。
福島の原発から遠く離れた和歌山ですが、
正直なところ、「家庭菜園をできるのも今年が最後かもしれない・・・」
原発事故発生後からそんな不安を抱えて意気消沈していました。
もしもこの先、放射線量が上がれば、
600km以上はなれた和歌山でも食用として野菜を育てられない時が来るかもしれません。
悩んでいるうちに「野菜作りは食べるって事以外の楽しみ方ができる」という事に気づきました。
誰だって美しい花を見て心を癒されると思いますが、
畑で元気に育っている野菜たちを見ても心が癒されると思うんです。
そして、「無肥料栽培で野菜は育つのか?」「肥料食いの野菜を無肥料で育てる事は出来るのか?」
そんな育てるための家庭菜園を続けて楽しむ事も視野に入れ、
あきらめずに野菜を作り続けたいと思います。
無肥料栽培を目指してしていなければその事に気づかなかったと思います。
魚釣りだって、釣る事に重点をおき、あとはキャッチ&リリースする人もいますからね。
それに無肥料だと、肥料もいらないし農薬もいらないですから安上がりです。
小松未歩 「願い事ひとつだけ」
ひとつだけ願い事が叶うなら・・・この世から原発や核施設が消えてなくなって欲しいです!
ついでに言えば営利目的の自然破壊もこれ以上はヤメて欲しい!