
エン麦で肥料を抜いて挑んだ無肥料栽培が今のところ順調です。
無肥料トマトの畝は現在1本だけ。
そこにはアロイトマトとサンマルツァーノとポンデローザを植えています。
以前、無肥料栽培に挑戦したときは、
肥料を抜かずにそのまま育てましたけどうまく行きませんでした。
ところが今年は調子いいです。(・∀・)
▼これはポンデローザ

わき芽も出て蕾も次々に付いています。
このポンデローザは苗床で育てていたものを早い目に無肥料の畝に定植したもの。
苗床の土は落としておきました。
定植直後は見るからに元気無かったのですが→以前の姿
今や、肥料を与えているかの様な元気さです。
ひとつ違うのは葉の緑が薄い事。
土の中の余計な肥料が抜けると植物は元気でいられるのでしょうか?
人間だって、薬物依存症の人は薬物がなければ調子が悪く、
薬物を与えると元気になった様に見える。
でも、それは本当の健康な状態である筈はないとおもいます。
肥料と薬物は同じじゃありませんが、
ひとたび植物に肥料を与えはじめ、
「植物が欲している」状態になると「ないと困る物質」になるのでしょうか。
だから土の中に肥料が残っていると不具合が起き、
過去に私が行った無肥料栽培は失敗したものと思われます。
ドベネックの桶で有名な有機化学者リービッヒの最小律も突き詰めれば
人が与える肥料以外のバランスがとれていればそれでいいと言う事になるのかもしれません。
しかし、リン酸・カリは必要ないのか?必要ならばそれはどこから?
と言う疑問はいつまで経っても付いて回りますが、
プランターの無肥料栽培トマトが今のところなかなか順調なのでそれがうまく行けば、
リン酸・カリは人が与えなくてもいいと言う事になります。
でも、それはそれで更に謎が深まる事は間違いないですが・・・。^^;
▼蕾も太くて力強いです。

▼これはサンマルツァーノ

葉の色が薄いですが、勢いが感じられます。
サンマルツァーノは無肥料栽培に向いているとされる固定品種ではありますが、
親株は肥料を与えられて育てたものだと思いますので、
栽培初年度は期待していませんでしたが、今のところは順調です。
無肥料栽培をされているi-TALさんの作物も緑が薄くて元気いっぱい。
そして虫害が皆無です。
▼これはアロイトマト

親株も無肥料で育てられ、そのトマトの種を蒔いています。
予想ではサンマルツァーノやポンデよりも大きく育つと思っていましたが、
大差ありません。
無肥料栽培のいい所は連作出来ると言う事。
これで味の濃いトマトが出来ればこんないい栽培方法はないでしょうね。
無肥料栽培に今年はかなり期待しています。
肥料を与えて育てている方のトマトも
今年の晩秋から一旦肥料を抜いてからまた有機栽培で連作を開始しようと思っています。