初日の夕飯
おそらく〔うどんの亀〕というお店だったと思います、実はちょいとあいまい。後日、Googleマップで照らし合わせてここだと思っています。
旅に出る前の計画では、夕食は平戸の町で郷土料理でも…と気楽に考え、宿での食事は朝食のみのコースにしたんです
それが大失敗
平戸のホテルの人に割引券付きのグルメマップまでいただいたのに、午後5時半くらいで街並みは全てシャッター
愕然としました
ちゃんと5時半頃ホテルの人に確認したんですよー「夜、町の飲食店は営業してますか??」って。すると「やってますよ〜」って答えてくれていたんですよ、信じられない
コンビニはおろか、桟橋の案内所も誰もいない有様。どこもかしこも真っ暗でした。桟橋近くのバーがひっそりと営業していましたが、思い切ってドアを開けたものの、タバコスパスパ、10人ほどの地元民で盛り上がっていたところを邪魔してしまったようですぐに閉めてしまいました。諦めてホテルまで戻ろうかと歩きかけ、すると、灯りのついたお店らしきカウンター、店内に仕舞い込んだと思われる家主の自転車、そして疲れ切っていたのか、カウンターの内側で俯き加減にじーっと佇んでいた女性らしき人の姿が見えました。
ダメ元で
「夕飯らしい物を食べたいんですけど作れますか?」と、ズバリすぎるものの言い方で尋ねてみました。すると…!!!!!
「あ、どーぞどーぞ、有り合わせでよければ」
そう言ってくださったんです
その時、てっきり女性だと思っていたその方は、男性でした(笑)しっかり男性、どこからみても男性、我々と同年代とお見受けしましたらやはりタメ歳な感じでした。
最初から書くと
・揚げなす、甘辛煮
・アラのすり身を揚げたもの(かまぼこ)
・アジフライ
・サバの缶詰を使った簡単家庭料理
頑張って玉ねぎも食べました
感謝してお酒はいただかないで、お店のペットボトルに入った烏龍茶を分けてもらいました。しめて2人で¥2,500と言われ、その通り置いてきましたが、もう、本当に感謝しかありませんでした。
こんな状態の夕食難民は初めてでした
旅の醍醐味ですね♪
*ホテルへ帰る途中、オランダ商館のライトアップ
その後1人の男性が店内へ。
76歳、長崎大学のヨット部OBと称する常連さんが当たり前のように入ってきて、カウンター席にひょいと座りビールと我々が食べている物と同じ物を供され店主と世間話を始めました。〝長崎大学ヨット部は日本一だと思ってる〟とわたくしたちにも話してくれました。その方は現在関東圏在住だけど、余生はこうして日本中の海をヨットで巡っている、と。瀬戸内海はもう卒業したそう。その後長崎県の佐世保、平戸へ。との貴重なお話が続きます。学生時代に打ち込んだことにまた夢中になれる生き方、それが生き甲斐になり社会との繋がりが持てるなんて理想的な過ごし方ですね♪
素敵な一夜を過ごしました
おそらく週末や観光シーズンは夜営業もあるかと思われます、行かれる方は事前に確認必須ですよ