柴又帝釈天の入り口、二天門。日光東照宮の陽明門を似せて作られたということです。
硬くて丈夫なケヤキの木で作られた総欅づくりなのだそうです。この門の制作は宮大工の仕事。この日案内役を務めて下さった園田さんの祖先は代々彫刻師であったそうで、柴又帝釈天とはとても深い繋がりがあるそうです。
*虎
何しろこのお寺、正式名称は願経寺、彫刻の寺として名を馳せているんですよ。
*竜
二天門の彫刻は、園田さんのお父さまの更に先先代くらいの方が一部手掛けたということで、園田氏の師匠の加藤氏一門が主に携わったのだそうです。
二天門をくぐるとすぐ左側に鐘撞堂。
ここへはあの王貞治さんが、良く鐘をつきに訪れていたそうです。そういえば王貞治さんは葛飾区出身ですね。
帝釈堂を横目に「彫刻ギャラリー」へ。
いや、園田さんの案内がなければ、彫刻ギャラリーには行くことなかったろうな〜視野が広くなるなあ。
良い眺めだなあ。
鳩さんたちが戯れています。
まずは邃渓園(すいけいえん)という庭園を通りました。
日向ぼっこをする亀さんたち🐢
寅さん産湯の水(笑)
日栄上人が松の根元から湧き出る水を発見し、この地に願経寺を開くきっかけとなったと言われているそう。
それから、帝釈天にはあちこちに猿が隠れているので、それらを探すのも楽しみのひとつ。詳細は忘れたけれど、日蓮聖人の命を助けたと言われているのが白猿で、その縁が由来みたいです。
ギャラリーに入ります。
10人の彫刻師が一面ずつ担当して作り上げた木彫りの「法華経説話彫刻」を見てきました。
制作の途中、関東大震災で一旦無くなりましたが、新たな木を探して15年もの月日をかけ作り直したのだそうです。震災前はもっと良い木だったとか。
芸術的なことは良くわからないけれど、すごく勢いがあって…今にも動き出しそうだわ。
人物や鳥や四季折々の植物、それらが細かくこまかく彫られています。曲線美、素晴らしいですね
不老不死の彫刻もあった。
木の板に書かれた絵はいつのものなのかしら。
屋根の下からから床下まで。
カモがたくさん🦆
ギャラリーの入り口にあった靴べら。
あひるちゃんではないですか!萌えるわ〜ねえねえもしかしてこれ鶴じゃないのぉ⁇
最後に、この門〔南大門〕から出たのだけれど、この彫りは、園田さんのお父さまが作られたのだそうです。