92
変な時間から寝ててさっき目が覚めた。
夢に沈み混みすぎていて耳がよく聞こえなくて、泣き声がする気がして、誰かが耳を塞いで胸に手を突っ込んで内臓を掻き回しているような気分だった。
すごくふあん。
頭が自分のものじゃないみたい。
静かすぎて、たくさんの誰かがひっそり息を飲んでじって見ていると思った。
でもなく前に戻ってきた。
そして誰もいなくてよかったと思った。
夢に沈み混みすぎていて耳がよく聞こえなくて、泣き声がする気がして、誰かが耳を塞いで胸に手を突っ込んで内臓を掻き回しているような気分だった。
すごくふあん。
頭が自分のものじゃないみたい。
静かすぎて、たくさんの誰かがひっそり息を飲んでじって見ていると思った。
でもなく前に戻ってきた。
そして誰もいなくてよかったと思った。
94
どんどん細くなる水流の音がしていて
気付かないフリで霧の中へ入っていく。
枯れてしまうまで見ない。
水がなくなれば霧も消えるのに。
何も手にしないで飢えていく。
何も持てないままで。見つけられないままで。
気付かないフリで霧の中へ入っていく。
枯れてしまうまで見ない。
水がなくなれば霧も消えるのに。
何も手にしないで飢えていく。
何も持てないままで。見つけられないままで。
95
だんだん濃くなっていく灰色の中を歩いていて
ふっと、いつか眼を閉じていたことに気付く
自分を呼ぶ
鮮やかな感覚がわたしをちゃんと呼んでくれる
ね、どろどろした灰色に朱を差すように、ぜんぶ晴らして。
ふっと、いつか眼を閉じていたことに気付く
自分を呼ぶ
鮮やかな感覚がわたしをちゃんと呼んでくれる
ね、どろどろした灰色に朱を差すように、ぜんぶ晴らして。