これは
10年に及ぶ婚活迷子の末
溺愛結婚を叶えた
元こじらせアラフォー女性
Mochinaの物語

 

↓前回のお話

 

 

 

さて、今回はまずお詫びしなければいけないことがあります。

前回のブログで、婚活を始めて最初に行ったのは婚活パーティーと書いたのですが、

スマホのカレンダーで当時のことを振り返ってみると、実際には先に結婚相談所に入会していました。

妹に先を越されたことがあまりにショックで記憶が混乱していたようです。
勘違いしていて申し訳ありませんえーんえーん



そんなわけで、今回から

『初めての結婚相談所編』です。





……そう。たしか、

 

「一発逆転したい」

 

という思いに駆られて、結婚相談所に問い合わせをしたんですよね。


結婚では妹に先を越されてしまったけど、今から婚活して一年以内に結婚して妊娠すれば、出産は私の方が先に達成できるんじゃないか?と。

当時の私は妹へのコンプレックスが大きくなりすぎて、ダークサイドに堕ちかけていました。






ともあれ、大手で費用も安めな結婚相談所をいくつか回って、

一番印象が良かったA社に入会することに決めました。


と言っても、最初の無料相談で営業の方から、

「大丈夫!あなたならすぐ結婚できますよ!」とおだてられて気を良くしただけなんですが。


入会後は、その営業の方がそのまま担当の仲人さんになりました。

書類の記入を済ませたら、次はプロフィール用の写真撮影です。
A社のオフィスに簡易なブースがあって、そこで撮影をするとのこと。

仲人さんには「普段の服装でいいですよ」と言われていましたが、
私は早く素敵な王子様に見つけてもらいたい一心で、自分が持っている中で一番オシャレだと思う服で撮影に臨みました。






あろうことか、

 


全身アク○ーズで。






オタクなのでアク○ーズが最高に可愛いと思っていたし、今も思ってます。



ただ……

婚活で着ていく服ではない!!

 

薄い本のイベントに着ていく服だ……!!



TPOという言葉も知らないくらい、当時は

世間知らずの喪女でした。


女子校育ちで、趣味も同人誌制作という超インドア。
恋愛はおろか、同年代の男性と接する機会すらほとんどなかったので、完全にこじらせていた
のです。

しかも自覚がないというタチの悪さ。




更にマズイことに、
仲人さんも一切指摘をしませんでした。


アドバイスなどは全くなく、

何か聞いても「大丈夫ですよ!」としか言わないのです。
婚活でア○シーズ着てくる女性のどこが大丈夫だと思ったのか?


A社のシステム自体もちょっと微妙で、

お相手のプロフィールはスマホから見られるのですが、写真はオフィスに行かないと見られないという謎仕様でした。


登場人物がボケしかいない。





ともあれ、無事に第1回目のお見合いが決まりました。


お相手は5つほど年上の男性
初めてのお見合いで少し緊張しながら近場のコーヒーチェーン店で待ち合わせをして、初めましての挨拶のあと、他愛もない世間話をしました。


たしかに少し大人しい印象はありましたが、普通にいい人だったと思います。
穏やかで優しい感じで、まさに結婚向きの男性でした。






……が、



男性といえば、

二次元の世界にいるようなスパダリをイメージしていた私は、



あんな頼りなさそうな人はイヤ!!

もっとリードしてくれる人がいい!!」



と仲人さんにお見送りの返事を出しました。

喪女の分際で、とんでもないことをしでかしたものです。
悪役令嬢も真っ青な傲慢っぷり。






そんな喪女も奇跡的に2回目のお見合いが決まりました。

ギリギリ20代だったからか、それともオフィスでないと写真が見られない謎システムのおかげで、例の恥ずかしいプロフィール写真を見られずに済んだからかもしれません。


お相手は2、3歳上の男性で、世界に名だたる大企業にお勤め。
受け答えもハキハキしていて、お店もスムーズに決めてくれました。

(※A社はシステム上で待ち合わせ場所を決め、その後は当人同士で相談してお店に移動するルール)



会話していても、明らかに1人目の方のときより楽しいです。


私は仕事がいかに充実しているかを長々と語り、締め切りが迫っているだの、徹夜が続いているだのと忙しさをアピールしました。

そうすることで、男性に依存するつもりがない女性であることを演出しようとしたのです。

お相手の男性も「すごいですね~」と感心したように相槌を打ってくれました。

お会計も私がお手洗いに立っている間にさっと済ませてくれていました。もちろん全額奢りです。



「これはイケる!!!!」



私は自信満々で交際希望を出し、お相手からの返事を待ちました。


結果はもちろん、お見送りでした。





「嘘でしょ!?あんなに盛り上がったのに!?」


私は思わず仲人さんに「上手く行かないものですね、、」と愚痴をこぼしました。
アレで上手く行くと思っている方がどうかしているのですが、当時は本気で何がダメなのかわからなかったのです。


仲人さんはというと、相変わらず指摘をしません。
「気にせず次に行きましょう!」と素人でも言えるようなことを言うだけです。


 

折しもA社では今度の週末に、

お見合いパーティーが予定されていました。
 

 

他にお見合いも決まっていなかった私は、仲人さんに勧められるままに参加を決めました。

そのお見合いパーティーは3対3形式で、年商2億の会社社長も参加予定なのだとか。



「今度こそスパダリをゲットするぞ!そして妹を見返すんだ!」



こうして私は、
魑魅魍魎がうごめく、お見合いパーティーへと向かったのでした。。

 


 【続】



 

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