あなたの性格は変えられる
前々回の記事「 承認欲求とオカマちゃんとゲス女 」で
「アドラー心理学では「承認欲求を捨てて、嫌われる勇気を持て」と言いますが
私にはなかなかそれができません。
オカマちゃんの例だと、生まれた時のその場所・環境で
誰に認められなくても(承認欲求を捨てて)たくましく生きる
ということになるでしょうか。 」
という事を書きました。
私は、アドラーはまるで精神的に強くて傷つくことがないのかと思っていたのですが、
改めてアドラー心理学を勉強しなおしてみました。
すると承認欲求を捨てるというのは「ぐっと苦しみに耐える」とか
「強くなれ」という意味ではなく
認められたいという思いがあると、自分を相手に合わせてしまう、
相手の望む人間になってしまうこと、それをやめましょうという意味でした。
自分らしく生きましょうということなのですが
もっと詳しくお話しますと
「誰かに認められたい」と思うのは「自信がない」ということなのです。
自分で自分を認めていれば、誰かに認められているかどうかは関係ないからです。
「認められたい」と思っていると「他人の評価」を気にしてしまいます。
他人の顔色をうかがってしまうし、嫌われるのを恐れてしまいます。
「認められたい」と思っていると、非難されたり悪口を言われた時に
必死に自分を正当化・自己弁護しようとしてしまいます。
今まで一生懸命認められようと努力していたのに、うまくいかなかった
敗北感からパニックになってしまうかもしれません。
今回オススメするのはこちらの本です。
あなたの性格は変えられる (中経の文庫 こ 10-2) 494円 Amazon |
心屋さんの本はとても分かりやすく
以前もチラっと名前を出しましたがどれもオススメです。
こちらは文庫なので持ち歩きやすく、読みやすいです。
さて、「自信がない」と言われても、ないものはない!と言うかもしれませんね。
長年つきあってきた「思い癖」ですから、変えるのは簡単ではないかもしれません。
私なんて過去世から持ち越しているらしいですよ~
ここで、心屋さんの本に書かれていた自信を付ける方法を紹介します。
「自分はダメだ」とつぶやいてください。
自信をつけると反対のようですが、まずダメな自分を認めるとのことです。
自分にダメな部分があってもいいじゃん、
そんな現状の自分で満足してしまおう、ということです。
これが「ありのままの自分を受け止める」ということです。
そうすれば、誰かに非難されたり否定されたりしても
言われたようにダメな部分があるかもしれないな~
でもまいっか、それも自分だ と傷つかずにすみますね。
このようにして受け止められるようになると
今の自分を卒業できる、とのことです。
※このダメな自分を受け止めるは、第一段階です。
今の自分を受け入れ、傷ついたり腹てる自分を卒業できたら
心が満たされて、認められたいと思わなくなるそうです。
(ここまで本の第2章まで紹介しました。私なりにまとめています。)
そして前回の記事に書いた
「他人への批判は自分のことなので
他人からの批判・小言は気にしない方がいい」
が実践できるのかもしれません。
最近発見したのですが、
何か言われた時に、落ち込みそうになったら
その言われた単語を辞書で引いてみると良いですよ。
例:【傲慢】 - おごりたかぶって人を見くだすこと。
そうすると、言われたことが自分に当てはまらないことが分かります。
親や教師も含めて、人に言われたことはたいてい「嘘」です。
実は別のメッセージが含まれていて、あなたへの欲求があるのですが
その人も、他の表現方法を学んでこなかったのでつい違うことを言ってしまいます。
よく言われそうなのが「だらしない」とかでしょうか。
これは単なるレッテルです。
本当の要求は「洗濯物は部屋に脱ぎっぱなしにしないで欲しい」とかそんなところでしょう。
「人格否定された」と思わなくても大丈夫 自身持って下さい♪
でも実際、自分を認めてくれる人といるのは心地よいですよね~
これから人類が進化していったら、レッテル貼ったり非難することが減って
きちんと要求を伝えるようになっていく気がします。