どーしてもと頼まれて、
人物画のモデルを引き受けました。
そこはマンションの一室で、すでに数人が集まっています。
人物画に こだわっている 絵画サークルと聞き、
どんな人たちの集まりなのかしら?と思いながら
部屋に入ってみると、
そこに待っていたのは、すべて男性のようです。
10畳ほどの広さのリビングルームの中央に、
フワフワと毛足の長い、淡いピンクの生地のラブソファーが
一つだけ置いてあります。
そのまわりを
大人の肩くらいの高さの ついたて が数枚
半円を描くようにぐるりと囲み設置されていて、
とても違和感があります。
さらに、その ついたて には、
人間の目と同じくらいの大きさの穴が開いています。
すでに集まって準備をしている人たちが、
その穴からこちらを覗きながら、
モデルになるわたしを描くつもりのようです。
わたしが戸惑っていると、
このサークルを主宰している男性から、
全裸になってソファーに座るよう促されました。
え?! 全裸?? ヌードモデル!? と焦りました。
中年女性をモチーフにした人物画のモデル
とだけしか聞いていませんでしたが、
まさかこの歳でヌードモデルをすることになるとは。。。
お断りして、帰らせていただこうかとも考えましたが、
皆さん準備万端という感じで、いまさら帰るなどとは、
とても言いだせる雰囲気ではありません、、、
わたしは覚悟を決め、どこで着替えればよいか尋ねると、
なんと、
脱衣するところからモデルの役目がはじまるのだそうです。
あくまでも平凡な中年女性の日常を描く
が、テーマなのだそうです。。。
でもぉ、、全裸になるんですよねぇ??
と言いかけましたが、
呑みこみました。
この不自然で怪しげな空気感の漂う空間から
もはや逃げだすことなど
できそうにない状況でしたので。。。
わたしはソファーに腰かけ、
最初にニットのサマーセーターを脱ぎました。
その瞬間、
ついたての穴の向う側から覗く複数の視線が
一斉にギラギラしはじめたのを感じながら、
今度はパンティストッキングを脱ぎます。
その複数の視線は、
まるでスキャンダルを起こした有名人が
記者会見をするときに浴びる
カメラのフラッシュのシャワーのようです。
スカートを脱ぎ終えると、
わたしはブラとショーツだけの姿で、
準備されていた雑誌を手にとり、
ソファーに横たわります。
あわよくば
このままこの姿で堪忍してもらえたら
と、虫のいいことを考えましたが、
しかし、すぐにその期待は叶わぬことと悟り、
わたしは手にした雑誌を横に置いて、
ブラ、そしてショーツの順に
脱いでいきました。
スッポンポンとは、まさにこのとです。
それぞれの ついたて の向う側からは、
シャカシャカ シャカシャカ
と、熱心に描く筆の音だけが聞こえてきます。
太い筆や細い筆、
先が広がったものや、尖ったもの、
皆さんご自分の自慢の道具を
描く部分や角度によって使いわけているようです。
わたしは、
深呼吸して伸びをしてみたり、
脚を組みなおしてみたりして、
全裸でいることを除けば、
普段の生活の中で自然体でくつろいでいる雰囲気を
可能な限り再現し演出してみました。
相変わらず、ついたての向う側からは、
シャカシャカ シャカシャカ
と、熱心な音だけが響いてくるだけです。
わたしは退屈になってきたので、
正座をし上半身だけを前のめりにうつ伏せ状態にして、
両腕も前方へ伸ばして、
そしてお尻だけをツンと上へもちあげ
ヨガのポーズをとります。
すると、あのシャカシャカ音が一斉にとまりました。
わたしはそのまま、今度は上半身をあげ、
両腕を後ろで組むような姿勢で
胸を前方にグイッと張りだし、左右に揺さぶりました。
気がつくと、
あのシャカシャカ音が、少し違った音に変化しています。
なにかを
こすっているようにも聞こえるし、
しごいているかのようにも聞こえます。
ついたてがあるため、わたしからは
なにも見えませんが。。。
たまに溜め息のような、
気が抜けて脱力していくような声が
聞こえてくるだけです。
そんな状態が延々と2時間以上続き、
やっとモデルの役目を終えて
無事帰宅しました。
という、
ちょっぴりエッチな人物画モデル体験の妄想
などはいかがかしら?