奥さんの用事で早起き。 洗濯が終わるまでに昨日の富士登山競走のレポを書きます。
距離が短かったのと、下りがなかったので驚くほどダメージはありません。 けど、明日は高尾山のトレラン… 今日は色々やることがあるので、おとなしくしています…。
さてさて、富士登山競走なのですが、当初は走ろうとなんて全く考えていませんでした。 昔から話は聞いていたのですが、別世界の話と認識。 なので、最初に友人から誘われた時はこの言葉が頭に浮かびました」「この変態め…」
しかし、友人との久しぶりの再会のいいきっかけになると思い、話に乗ることに。 しかしその友人は0関門突破できず(笑) 結局一人きりで参加することになりました。
自分は初参加なので五合目コース。しかしせっかくエントリーフィーを払ったのですから不甲斐ない結果は残したくありません。とりあえず、月間走行距離を無視し、なるべくスピード重視の練習をしました。
とりあえず、努力目標は2時間切り。 必達目標は初めての大会ではいつも同じですが完走です。なにがあるか全く分からないので、無理しない。
始発列車でスタート地点の富士吉田市役所へ。余談ですが、レース会場に近付くにつれて電車の中でランナーらしき人がどんどん集っていく雰囲気がとっても好きです。到着したときには山頂コースの選手はスタート済み。 五合目コースはのんびりなので、始発列車で間に合いました。
到着して、出展ブースの冷やかしが終わったら、荷物の整理を始めました。 ひとつは五合目に贈る分。 ゴール後に直ぐに必要となる物を入れておきます。 チャレンジ富士五湖と違って内容云々でレース結果に影響がでるものでもないので、簡単に考えました。 タオル、汗ふきシート、アミノバイタルにお水のみ。 今考えれば着替えもあれば良かったかもしれません。 カメラは壊れてしまいそうなので持ってきませんでした。 けど、携帯電話はあればよかったかも…。今回は預けた荷物を再度手にするまで結構時間がかかったでの、「ゴール後直ぐにしたい」ってことがあれば五合目の荷物の中に色々入れておいた方がいいです。
ボランティアの学生さん達に荷物を預けます。自分もこういう経験をしておけばよかったなぁ…と思いました。しかし、預けた後にスーパーバームの飲み忘れと鼻腔テープを忘れた事に気がつく…失敗。
アップは20分くらい。 調子は悪くありません。 登りは重心移動がどれだけスムーズにできるかがカギなのですが、とてもスムーズ。 気持ちよく登れそうです。
スタート地点である富士吉田市役所前で挨拶、選手宣誓、えいえいおーをやってスタート!暑い商店街をゾロゾロと走り出します。 自分はいつも走る側ですが、見ている側としたらどんな風に映っているんだろうなぁ?
300m程度でしょうか? 進むとすぐに上り坂。小粋な商店街が軒を連ねるまだまだ楽しめる人間界の上り坂を軽く飛ばし気味で走りました。 けど、調子が少しおかしい。 なんだか右腹部にハリがあり、深呼吸できません。浅い呼吸ばかりで体全体がしんどくなってきます。カラ欠伸も連発でここは地味にしんどい区間でした。思えば、水分不足だったのかもしれませ
そうこうもがき苦しんでいる間に第一給水ポイントの富士浅間神社到着。いよいよ、登山競走の体をなしてきました。右腹のハリも水を飲んだら開腹。日差しも木々に遮られ、とても気持ちよく走れました。ここから馬返しまでは抜くばかりで抜かれる事は…1~2人凄い勢いで駆け上がっていく方を除いてはありませんでした。無理に抜いてはイカンと決めておきながらも無理に後ろに着くメリットもないので、ぐんぐん進みます。
また、馬返しまでは歩いてはイカンとの話も聞きましたので、心にしっかりと留め、ストライドを短く、スムーズな重心移動を心がけ、黙々と登りました。この区間は本当に楽しかった!
馬返しの通過タイムは
1:01:29 しかし暑かったので、塩とレモンを摂取。
馬返しからは登山道です。 一般人には走り続けることはできません。気分を切り替えてノシノシと歩き始めた途端…
「ピキピキッ」
・・・と左足ふくらはぎがこわばりました。これ以上無茶すると攣るぞって2歩手前位の感覚です。普通に歩き続けることは可能ですが、走ることは無理そうな感じです。つま先で蹴り出そうとするとこわばるため、足首をL字型で固定。雑誌に載ってたトレイルの登り方を忠実に再現して、なるたけふくらはぎを痛め付けないように歩きました。
ほどなく右足も同じ場所でピキピキと・・・チャレンジの時間はおしまいです。後はどれだけ攣らないように歩き続けるかとなりました。
しかし、自分が歩き始めた途端、バシバシと数人に一気に抜かれました。時には歩きの人にも…確かに攣りを回避するため、可能な限り小さな歩幅で歩きましたが、そんなに遅いかーと勝手にショック。
ここで久しぶりに心が折れました。努力目標の2時間切りをあっさり見限り、ただ無事に終わることを目標に切り替え。 自分は結構諦める事が嫌いなのですが、このときの投げ出しっぷりは今思い返しても別人のよう。 まったく頑張れない状況になったのが初めてだったからでしょうか?
ここからは苦しい時間が続きます。 色々な方のブログで馬返しからゴールまでは歩いても1時間ちょっとかかるのですが、心が折れてしまって、1時間の登りはしんどい。バンバン抜かれるし、精神的にもしんどかったです。
途中四合五勺?あたりでロードに戻り、復活! ロードならまだまだ走れるので久しぶりに激走!ほんの数百mでしたが、走れる所で走ったら気持ちが戻ってきた~まだまだ頑張れるじゃん!
直ぐにトレイルに戻りましたが、この気持ちの復活は大きかったです。残りどの程度のガンバリが必要なのか解りませんでしたが、まだまだ動いてくれる筋肉があると解っただけでも収穫です。残りを歩き、走りを織り交ぜながら進んでいくと上の方から残り数百メートルだとの声が…。
ラストの数百メートルが整備された道であることだけは覚えていました、やる気を振り絞り、気合でバックストレートまで駆け上がりました。「2時間切れるよ!」
え!まだそんな時間だったの! 俄然やる気が芽生えてきます。膝から下は終わった、腿も裏は終わってる。けど、腿の前の筋肉は使える!!
これで終わりだからとダメージを無視してラストスパート。ゴール横の時計はまだ2時間を指示していません。思いっきりスパートを欠けて、ゴール…。
ゴールタイム:1:58:02
なんとか努力目標達成。
いやはやしんどかったです。暑さもさることながら、自分の足があんなに早く終わってしまう事が意外でした。馬返しまで走っているときは全く気がつかなかったので、歩いた途端のビキビキは本当に青天の霹靂。歩きが必須のレースではこれは致命的ですね。まだまだトレイルの練習が必要だと思いました。
後、ゴール後、荷物を引き取る前に適当にストレッチをしたら右ふくらはぎが完全に攣ってくれました。足首を曲げる事が出来ないくらい筋肉が反り返って、4,5分悶絶。レース中に起きていたら間違いなく2時間切りはできなかったと思うので、歩きで進めたのは良かったと思いました。
一日過ぎて…件のふくらはぎ以外の疲れはほとんどなし。 けど、洗濯の後に風呂掃除をしなくてはならないので、そろそろレポは切り上げとします…。
次回の山頂コースは…もっと、もっとしっかりとトレーニングを積まないと駄目ですね。
いつもありがとうございます。
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