KIMONO キモノ 着物 -14ページ目

KIMONO キモノ 着物

着物が好きすぎて着付の仕事をしています(*^^*)
HP http://mochizuki-saori.com/
今、どんな着物が着たいのか…
着物を難しく考えないで着て欲しい…
日々考えてる事や 教えている事を書いていこうと思います。

着付教室に通っている方から、なかなか自分で着られるようにならないというお話をよく聞きます。

着付教室通っていたけど、もう着られないという方も多いですよね。

着付って 色々で、綺麗に着られないとダメと思っている方もいるし、なんとなく形になっていればいいという方もいます。

なんとなく形になっているだけで 私はよいと思ってます。

雑誌の着物のように着れなくてもいいというか、着れなくて当然なのです。

綺麗に着られないから 着て外に出かけられない…という方もいますが、そう思っていたら いつまでたっても、着られるようにはなりません。あと、着付の先生がいないところで 何度も着てみる事が、大切だと とても感じます。

お教室の先生がいないところで 着てみないと、何がわからないのか、どこが上手く着れないのか 気がつかないものです。

着付教室に行くのに着物を着ていって、どこができていないのかみて貰えると 一番よいと思います。

綺麗に着れないのに 外に着ていくのは ちょっとと思う方は、道行コートを着てしまえば 帯も見えないので、オススメします。

 月に2回は、着物を着てみる。

近所を散歩するだけでも構わないので、着て出かけてみると 何が自分に足りないのか わかってくると思います。

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着物を着始めた頃…

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着物でお茶をするだけでも 楽しいし、食事するよりハードルが低いです(*^^*)

ランチやディナー、お買い物普段着として 着物を着るなら

私はなんでもよいと思っています。


日本文化を大切に、という方々からは 着物は キチンと着て欲しいという言葉をよく聞きますが

キチンとした場所に出かける時は必要だと思いますが、普段着として着るなら 気にする必要はないと思ってます。

着物が短かろうが、長かろうが、長襦袢の代わりに タートルやシャツを着たり、草履の代わりにスニーカーやサンダルやブーツを合わせても、普段着なら 自由ではないでしょうか。着物に興味をもって、自分のワードローブの中に 入れてくれるというだけでも 私は着物好きとして 大歓迎です。堅苦しいし、難しいから 着たくない 思われてしまうのは、とても 勿体無い事!

着物って、素材や柄ゆき、色味等々 素敵と思える要素が沢山あるから…


日本に洋装が入ってきたばかりの時代、着物に靴を合わせたり、短く着たりしているイラストがあるのです。

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※画像お借りしました。
高畑華宵さんのイラストです。

着物を着なくなり、着物を着付教室で習う様になってから、決まり事がハッキリして 着物への自由な考えも抑えられてしまった様に感じます。


洋服の世界は かなり自由になり、下着なのか はたまた、夏物なのか 冬物なのか 普段着としての洋服は 新しい考え方で 色んな物がでてきます。

そこまでとは 思いませんが、着物も 普段に着る物は もう少し 頭を柔らかくして 着ていく事で 沢山の方に興味をもって貰えると思います。


2月15日発売のブルータスでsexyzoneのお着付をさせて頂きました。

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洋服と着物のコラボレーションです。


こんな着方なら 着物を着てみたいと思う方が増えるといいなぁと 思います(*^^*)


着物を着ない方には、半衿って 必要なのか、どの部分なのか、どんな物なのか、意外と聞かれます。

半衿とは、着物の衿から 着物の下にみえてる部分で、長襦袢の衿に縫い付けております。

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この半衿の元の布の大きさは、巾は約16センチくらいで、長さは約1メートルくらい。 

これを長襦袢に縫い付けます。

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大抵は長襦袢に縫い付けられているのが多いのですが、時々 半衿を長襦袢から外して 洗ったり縫い替えたりする途中で、長襦袢についていない事があります。

そうすると、長襦袢の衿部分は綿の白い生地がついており、それを半衿と勘違いする方が意外といるのです。

長襦袢の衿が白い綿素材だったら、要注意!!

半衿はついてないので、縫い付けましょう。

縫わなくても挟み込めばいいんじゃないの?といわれたりもしますが、半衿は縫い付ける事で 衿が綺麗に仕上がります。

昨今では、この縫い付けた半衿に衿芯という少し硬い芯を入れる事で 衿の形が綺麗にみえるのです。

実は 今までに何度か一般の方の着付で、半衿がついておらず時間がない中 半衿を縫い付けた事があるのです~(^^;;

時間があればいいんですけどね

慌てて縫い付けるのは ちょっと大変なのです。

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私は 柄物の半衿が好きなので 半衿の付け替えは 何枚かある長襦袢に一気に縫い付けたりしております。

過去には 布用の両面テープ貼ってみたりもしましたが、私は縫うのが一番でした。


着物を着ない方から、着物ってサイズあるんですか?と聞かれたりもしますが、もともと着物は マイサイズで作るのが当たり前でしたが、今ではSMLサイズで作られてる物も沢山あります。

サイズも色々ありますが、着付けの仕方で 大きい寸法の物を ピッタリに見えるようにする事も可能なのが着物です。

では寸法なんて あまり気にしなくてもいいのではと思いがちですが、早く綺麗に着たい方には この寸法が大切なのです。

ちなみに 寸法が大きい場合は、余った生地を綺麗に処理するテクニックが、寸法が小さい着物を着るには、着付のテクニックと 着崩れ安いという 壁が立ちはだかります。


まず 身丈から考えていきましょう。

身丈とは着物の丈の長さの事

肩山から裾まで測るか、背縫いの長さで測るかで、少し丈が変わります。

この背縫いの長さ寸法が約身長くらいだと おはしょり(帯の下にある布の折れ線で これがある事で丈を調節できます)を作って  大抵 ちょうどよく着られます。

大抵といったのは、とても体の厚みがあったり、胸がとても大きい方は 丈がその分必要になるので、ご自身で 身体の厚みがあると思う方は 身長イコール身丈ではない場合もあります。

あとは腰紐の位置でもちょうどよい身丈が変わります。

体型は個人個人皆違います。

腰の位置が高い方と低い方では 腰紐の位置が変わりますし、ご自身の一番落ち着く腰紐の位置は 人によって違います。


ご自身で着付けをされる方は 身丈がご自身の着付方とピッタリあっていると、あまる生地もなく ご自身の一番落ち着く腰紐の位置で、綺麗な着姿が作れるのです。


私は アンティークのお着物の雰囲気に憧れて着物を着始めたので、色んな身丈の着物を着てきました。

綺麗に着付が見える為に色んな苦労と失敗と工夫がありました。

私は着付のスキルを上げる事で解消してきましたが、とにかく早く着れるようになりたいという方は 寸法が合っている着物を着るという事をオススメします(*^^*)

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アンティーク着物が大好きだった頃
髪型は クラゲヘアーでした…笑