散歩の途中で出会いました
毛が抜けて
象の肌のようにむき出しになった
皮膚はただれ
目は目ヤニだらけで
半分くらいの大きさになっています
都内から
30分もかからない距離にある
住宅街で出会ったら
ビックリしますね
こちらさん
タヌキなんです
今までもたまに
お会いしていましたが
こんなにやつれたタヌキを見たのは
初めて
こちらは郊外といえども
地主さんのところは
まだ雑木林や竹やぶが残っており
畑で農作物なども
育てている
のんびりした環境
創立130周年を越える
娘の卒業した小学校にも
つい50年ほど前には
この辺りによくいたと言われる
タヌキの剥製が
エントランスに飾らせていました
タヌキ
数年前に見かけたときには
胴体のハゲも
掌くらいだった記憶があります
同じコかな?
拠点としていた竹やぶが
25戸ほどの宅地に
造成されることになり
重機で地下茎をガリガリ
住処を追われることに
なるようです
隣接する家のおじ様が
大雪の日に二匹
ガレージでピーピー鳴いて
凍えていたとのことで
住処を追われるまでに
体力をつけてやろうと
食べ物を与えているようです
当時より
少し丸みが出たと
おっしゃっていました
長くこの地で
生き抜いてきただけあり
人馴れしているようで
(よく見えないのかな?)
近づいても逃げない
野良猫のようでした
まだ近くには
タヌキが過ごせそうな
庭というか林というか
山というかが残っており
上手いこと
引越しできるといいな
と願いました
モカの散歩中に出会った
同じ命
いたたまれない気持ちでいっぱいです