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ボクシングの一寸先は闇だが一瞬にして栄光を掴む!

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《WBAスーパー&WBO世界ミニマム級TM》
開催日:9月20日(日本時間21日)
開催地/会場:米国カリフォルニア州インディオ/ファンタジー・
スプリングス・リゾート&カジノ




WBAスーパー&WBO世界ミニマム級統一王者
オスカー・コラーゾ(28=S/pur)
VS.
WBO世界同級7位・WBA10位
元WBCアジア・コンチネンタルLフライ級王者

ジェイソン・バイソン(27=O/phi)

〈試合経過〉
初回、サウスポー王者のコラーゾが右ジャブで組み立てた終盤、打
ち気で前に出たバイソンにコラーゾの巻き込むような右フックでバ
イソンは両手を着くダウン。しかし、ダメージはなく凌いだ。
2回、コラーゾの左ストレートから右フック攻めにバイソンも右ス
トレートから左フックと応戦する。
3回、スピードの増したコラーゾは接近すると上下に打ち分けバイ
ソンの攻めを封じいよいよ主導権を握ったように映った。
中盤戦に突入するとバイソンが右ボディーショットから右ストレー
ト、左フックと反撃、コラーゾはペースを落とした。
6回、お互い接近して激しく上下を打ち合ったが、スタミナを削が
れたのはバイソンのようだった。

迎えた7回、コラーゾが左ストレートでバイソンを後退させロープ
を背にしたバイソンに右フックから左ボディーを叩き込んだところ
で突然バイソン陣営がレフェリーに向け棄権を示した為、レフェリ
ーは即座に試合を止めた。

ーTKO・7回1分41秒ー

2団体統一王者のオスカー・コラーゾがストップ勝ち。
僅か7戦目でWBO王座を手にしたコラーゾは13戦全勝とした。
昨年11月16日には16度防衛中だったWBA世界同級スーパー
王者ノックアウト・CP・フレッシュマート(タイ国🇹🇭)と統一戦
を争い7回TKO勝ちで見事統一に成功している。
これでWBAスーパー王座2度目、WBO王座6度目の防衛に成功
した。これから先は4団体統一も視野に入れているでしょう。
もしコラーゾに次戦の対戦決定者がいなければ今後日本人選手にも
チャンスがありそうです。WBAに1位、4位、7位と3選手がい
てWBOにも6位、10位、11位と3選手がいる。
果たしてコラーゾの次の防衛戦は誰になるのか注目されます。

世界初挑戦のバイソンは王座獲得ならず。
バイソンは元々Lフライ級が主戦階級でフライ級でも戦っている選
手で相当減量に苦しんだはず。体格的には王者(157センチ)よ
り6センチ背が高く低い体勢から飛び込んでくる王者にやり辛そう
だった。やっぱり最軽量では厳しそうだ。今後は再びLフライ級に
戻すことになるでしょう。再起なるか・・・




(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)

それではコラーゾVS.バイソン戦をフルシーンでご覧ください!
(CMはスキップで!/16分29秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★オスカー・コラーゾ/13戦13勝(10KO)無敗
★ジェイソン・バイソン/18戦14勝(8KO)2敗1分1NC









《USBA全米ヘビー級TM》
開催日:9月19日(日本時間20日)
開催地/会場:米国ミシガン州デトロイト/フォックス・シアター




USBA全米ヘビー級王者
ブランドン・ムーア(31=O/usa)
VS.
ヘビー級ノーランカー
デアンドレ・サベージ(34=O/usa)

〈試合経過〉
2回、サベージが左右フックで仕掛けたが、まともにヒットせずム
ーアは左ジャブで冷静に対応する。
3回からムーアが圧力をかけ左ジャブから右ストレートでサベージ
を後退させる優勢な流れ。その後もムーアが終始リード。
7回、ムーアが左ジャブから右ストレートでサベージから両膝を着
かせるダウンを奪うと、ここで画像は終了しています。
おそらくその後もムーアが攻め立てゴングとなったのでしょう。

〈10回採点結果〉
100ー89(ムーア)
99ー90(ムーア)
100ー89(ムーア)

ムーアが3ー0大差判定勝ちでUSBA(IBF傘下)全米ヘビー
級王座の2度目防衛に成功した。前試合では注目選手だった14戦
全勝(11KO)無敗のスタンリー・ライト(米国🇺🇸)と対戦して
ダウンを奪い5回3ー0負傷判定勝ちしている。実績ある選手に勝
利していることから今回2度目の防衛成功でいよいよIBF団体で
の世界ランクインも間違いないでしょう。
ムーアはサウスイースタン大学時代はバスケットボールの選手だっ
た。2013年のサン・カンファレンスリーグでは新人王を獲得す
るなどプロ進出も期待されていた。しかし、ムーアは大学卒業時に
転機が訪れる。身長198センチで体重がなんと145キロにもな
り、減量するにはボクシングが一番と23歳でジムに通い始めるう
ちのめり込みバスケットボール選手からボクサーに転身した変わり
種選手。果たしてムーアはどの位置まで辿り着けるか・・・

無敗で挑んだサベージはUSBA王座獲得に失敗。
これまでサベージは10勝しているが、その内8勝は負け越してい
る相手との対戦だった。おのずと実力の差が出てしまった印象だ。




(PHOTO BY DAZN.COM)

ムーアVS.サベージ戦を前座試合からハイライトでどうぞ!
(8分14秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ブランドン・ムーア/21戦19勝(10KO)1敗1NC
★デアンドレ・サベージ/13戦10勝(10KO)1敗2NC


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《IBF世界ウェルター級挑戦者決定戦》
開催日:9月18日(木曜日)
開催地/会場:豪州ブリスベン/パット・ラフター・アリーナ




元IBF世界Sライト級王者
現IBFウェルター級7位・WBO5位

リアム・パロ(29=S/aus)
VS.
IBF世界同級8位・WBO6位
ダビッド・パポット(34=S/fra)

〈試合経過〉
初回、サウスポー同士は序盤から右ジャブの突き合いからパロのワ
ンツーが決まるとパポットもワンツーで応戦する展開で始まった。
以降5回までパロの上下攻撃が優勢に見えたがパポットも両手を広
げて打ってこいと挑発。激しい上下の打ち合いは続いた。
見栄えは手数と有効打でパロが優勢でリードしたように映った。
7回、パポットも粘り強く左右で攻めパロをロープに追い込み左右
フック連打を放って見せる。しかし、回が進むにつれパポットはパ
ロの左右フックから上下に打ち込む攻めにガードしながら丸くまり
徐々に後退する場面が増え始める。
11回、接近しての激しい打ち合いでパロの右ボディーでパポット
がダウン。しかし、レフェリーは足を滑らせたスリップと判定。
最終回、パポットも諦めずタフさを見せるもののパロが左右で攻勢
を強めパポットが耐える中、ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
116ー112(パロ)
116ー112(パロ)
117ー111(パロ)

リアム・パロが3ー0判定勝ちでIBF世界ウェルター級王座への
挑戦権獲得となった。パロは2024年6月15日、プエルトリコ
でIBF世界Sライト級王者スブリエル・マティアス(プエルトリ
コ🇵🇷)に世界初挑戦。強打を誇る王者マティアスのパンチを躱し有
効打でパロが上回り12回3ー0判定勝ち。見事敵地での王座獲得
となった。しかし、王座保持は長く続かなかった。
初防衛戦を同年12月7日、同じプエルトリコでIBF同級1位の
リチャードソン・ヒッチンズ(米国🇺🇸)と戦うと手数の多いヒッチン
ズに根負けしてまさかの12回1ー2判定負けで王座から陥落した。
僅か半年という短命王者に終わった。
今年6月25日、地元ケアンズでSライト級10回戦をジョナサン
・ナバロ
(米国🇺🇸)と戦い5回TKO勝ちを収め再起に成功した。
直後にウェルター級への転向を発表していた。
当初パロはウェルター級でのテストマッチ予定も上位選手の挑戦者
決定戦が怪我で中止となった為、運良く7位と8位での挑戦者決定
戦となった。これで今月13日(日本時間14日)IBF世界ウェ
ルター級王座決定戦で新王者となったルイス・クロッカー(英国🇬🇧
)へ挑戦となる。果たしてパロは2階級制覇達成なるか・・・

パポットも最後まで粘りを見せたが、挑戦権獲得ならず。
パポットはWBOグローバル・ウェルター級&IBFインターナシ
ョナル・ウェルター級王者でもあり1度防衛して無敗のまま今回の
挑戦者決定戦に臨んだ。ヨーロッパではそこそこ知られWBO6位
IBF8位にランキングされていた。攻め方は荒くパロもやや攻め
損ねる場面も見せた。しかし、防御テクニックの無さが付け入る隙
を与えてしまったと言えそうです。パポット再起なるか・・・



(PHOTOS BY CANBERRATIMES.COM.AU)

リアム・パロVS.ダビッド・パポット戦をハイライトでどうぞ!
(CMありスキップでどうぞ/3分58秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★リアム・パロ/28戦27勝(16KO)1敗
★ダビッド・パポット/32戦30勝(5KO)1敗1分



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《4団体世界Sバンタム級タイトルマッチ》
ーundercardー
《WBO世界バンタム級タイトルマッチ》
《WBA世界ミニマム級王座決定戦》

開催日:9月14日(日曜日)
開催地/会場:愛知県名古屋市北区/IG・アリーナ




4団体世界Sバンタム級統一王者
井上 尚弥(32=O/Ohashi)
VS.
WBA世界Sバンタム級暫定王者
ムロジョン・アフマダリエフ(30=S/uzb)


モンスター井上倒さなくとも盤石防衛!

〈試合経過〉
序盤から井上はスピードある鋭い左ジャブでスタートします。
元統一王者でサウスポーのアフマダリエフも右ジャブから左右を振
り回していよいよ緊迫した戦いの始まりです。
今回の井上は強引に倒しに行くことはせず徹底したアウトボクシン
グを心掛けその延長で倒せるなら倒すとコメントしてましたね。

あっそうそうこの後の試合経過は画像でご覧頂きましょうね。
それが一番です。(6分44秒)
※途中消除の場合がありますのでお早めに!



〈12回採点結果〉
117ー111(井上)
118ー110(井上)
118ー110(井上)

井上が3ー0大差判定勝ちの完勝防衛。
これまで11連続KO中だったが2019年11月7日のノニト・
ドネア
(比国🇵🇭)戦以来5年10カ月ぶりの判定試合となった。
再三再四、挑発し吠えていたアフマダリエフはおそらく元2団体統
一王者としてのプライドは打ち砕かれたに違いない。
これで井上は4団体王座のWBAスーパー王座&IBF王座防衛5
度目、WBC王座&WBO王座6度目の防衛に成功した。
また4団体王座5度同時防衛はサウル“カネロ“アルバレス(メキシ
コ🇲🇽)を抜いて(途中3王座時期があり)新記録達成。
そして、世界戦26連勝は現在でも語り継がれている伝説的元世界
ヘビー級王者ジョー・ルイス(米国🇺🇸)と一世風靡した元5階級制
覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(米国🇺🇸)と並ぶタイ記
録となった。次戦は昨年から名前が挙がっていたWBC世界同級1
位のアラン・ピカソ(メキシコ🇲🇽)との防衛戦が12月27日に予
定されている。しかし、このピカソ昨年は井上の最も危険な相手と
話題になっていたが、今年7月19日、ネバダ州ラスベガスで開催
された世界戦前座でフェザー級契約の10回戦を元日本フェザー級
ユース王者亀田京之介(TMK🇯🇵)と対戦すると序盤戦では亀田に攻
め込まれ4回から本来の戦いぶりを発揮したものの後半戦は粘られ
評判の強さは湿りがちだった。採点結果は10回2ー0(97ー9
3/98ー92/95ー95)
で判定勝ちしたものの専門家筋からは
評価を落としている。正式決定となればサウジアラビア・リヤドで
のリングとなりそうです。

アフマダリエフの王座獲得はならず。
アフマダリエフは8戦目の2020年1月30日、当時WBA&I
BF王者だったダニエル・ローマン(米国🇺🇸)に世界初挑戦して乱
打戦の末、12回2ー1の判定勝ちで王座獲得。ただ、技術はある
もののアマチュア癖が抜けずあまり人気はなかった。それでも3度
防衛に成功するとそこそこ人気は出始める。
その頃から井上との対戦話も持ち上がっていた。
しかし、2023年4月8日、4度目防衛戦でマーロン・タパレス
(比国🇵🇭)との対戦でまさかの12回1ー2判定負けで王座から陥
落。しきりに井上との対戦を要求していたが一旦白紙となった。
2024年12月14日、WBA世界Sバンタム級暫定王座決定戦
が承認されリカルド・エスピノサ(メキシコ🇲🇽)と戦い3回TKO
勝ちで暫定王座獲得。再び井上との対戦要求を始めると成立しない
ことに腹を立て裁判を起こすなどと騒ぎ出し関係者やファンから批
判も受けた。まあ、今回戦えたことで一件落着となった。
無冠となったアフマダリエフは出直しとなるが、果たして再びトッ
プ戦線に絡める位置に這い上がれるか・・・


(PHOTO BY STANDARD.CO.UK)

【両選手の戦績】
★井上 尚弥/31戦31勝(27KO)無敗
★ムロジョン・アフマダリエフ/16戦14勝(11KO)2敗








ーundercardー
《WBO世界バンタム級タイトルマッチ》


WBO世界バンタム級王者
武居 由樹(29=S/Ohashi)
VS.
WBO世界同級1位
クリスチャン・メディナ(25=O/mex)

〈試合経過〉
初回、メディナが踏み込んで右から左ボディーフックと攻めると王
者武居も同じように打ち返す。再びメディナが仕掛け右フックを浴
びせると武居は薙ぎ倒されるように腰からダウン。この回は逃れた。
その後もメディナの左フックと右ストレートが冴える。
武居は左右攻撃もメディナの距離感と動きの上手さに捉えきれない。

迎えた4回、メディナが右フックを再三浴びせ武居をコーナーに追
い込むと右アッパーを何度も跳ね上げる。武居は手が出ず防戦一方
となったところでレフェリーが割って入り試合を止めた。

ーTKO・4回1分21秒ー

メディナが世界初挑戦で王座獲得に成功。
メディナの日本でのリングは2度目となった。
前回は2023年8月31日、大阪でIBF世界バンタム級挑戦者
決定戦を西田凌佑(六島🇯🇵)と戦い12回0ー3判定負けで挑戦権
獲得失敗に終わった。この他にも3敗しているものの僅差判定負け
だった。しかし、元々メキシカン特有の好戦的タイプで強打力もあ
り危険視されていた。まだ25歳と若く今後が楽しみな新王者誕生
となった。

武居は3度目の防衛に失敗、王座から陥落した。
前回2度目の防衛戦はユッタポン・トンディ(タイ国🇹🇭)を僅か初
回TKO勝ちで強さをアピールしが、やっぱり世界にはとんでもな
い選手が隠れているものだ。防衛していれば武居はWBC世界同級
1位の那須川天心(帝拳🇯🇵)との対戦を熱望していたようで無冠と
なって遠のいてしまった。再起して王座返り咲きを目指して欲しい。

それでは武居選手がまさかのTKO負けに終わったシーンをハイ
ライトでどうぞ!(6分50秒)
※途中消除の場合ありです。



【両選手の戦績】
★武居 由樹/12戦11勝(9KO)1敗
★クリスチャン・メディナ/29戦25勝(19KO)4敗





ーundercardー
《WBA世界ミニマム級王座決定戦》


WBA世界ミニマム級1位
高田 勇仁(O/lions)
VS.
WBA世界同級2位
松本 流星(27=S/Teikn)

〈試合経過〉
序盤からサウスポーの松本が手数の少ない高田にボディーからワン
ツー、左ストレートと攻めリードして回を重ねた。
5回、松本が勢いよく踏み込んで攻め込もうとした瞬間、頭部が高
田の額を直撃する偶然のバッティングでダウン。高田の額からかな
り出血する中、続行は不可能としてレフェリーは負傷判定を促し採
点に委ねる判断。結局、この回で試合は終了となった。

〈5回までの採点結果〉
50ー46(松本)
50ー45(松本)
50ー45(松本)

松本が3ー0フルマーク判定勝ちでWBA世界ミニマム級の新王者
となった。松本は僅か7戦目で王者となったがスッキリしない勝ち
方で喜びも半減でしょう。初防衛に期待です。

高田はスロースターターなのか序盤から手数が少なく徐々に増やそう
とする場面でのバッティング流血。無念の判定負けとなった高田は
再戦を願いたいところでしょう。果たしてどうなる。

【両選手の戦績】
★高田 勇仁/28戦16勝(6KO)9敗3分
★松本 流星/7戦7勝(4KO)無敗









《4団体世界Sミドル級タイトルマッチ》
ーundercardー
《Sウェルター級10回戦》
《WBC世界Sミドル級暫定王座TM》

開催日:9月13日(日本時間14日)
開催地/会場:米国ネバダ州ラスベガス・パラダイス地区/アレジ
アント・スタジアム(最大7万2千人収容)





4団体世界Sミドル級統一王者
サウル"カネロ“アルバレス(35=O/mex)
VS.
WBA世界Sウェルター級王者・2階級4団体統一王者
テレンス・クロフォード(37=Sh/usa)

〈試合経過〉
序盤からスイッチヒッターのクロフォードは右、左と攻めるとサウ
スポーを貫いた。カネロの圧力に屈せず中盤戦に突入すると冷静に
自分の距離を保ち攻める。そして、カネロのパンチを上手く躱わす。
クロフォードが右ジャブから左右コンビネーションで主導権を握る
と後半戦もフットワークを駆使してカネロの強打を許さず終了ゴン
グを聞いた。

〈12回採点結果〉
115ー113(クロフォード)
115ー113(クロフォード)
116ー112(クロフォード)

クロフォードが3ー0判定勝ちで4団体(WBAスーパー・WBC
・IBF・WBO)世界Sミドル級王座奪取に成功した。
個人的には5、6ポイント差はあったように感じた。
そして、飛び級での5階級制覇とともに史上初の3階級4団体統一
と空前絶後の記録ずくめとなった。それに無謀で絶対不利と予想さ
れたSウェルター級を1試合のみでSミドル級のテストマッチなし
でいきなり2階級上のSミドル級を制する前例のないものだった。
しかし、クロフォードはこの階級で180センチを超える選手が多
く体格的に厳しい面もあり王座を返上してSウェルター級に戻すこ
とも考えられるでしょう。いずれにせよもうそれ程長くないであろ
うクロフォードの戦いぶりを見届けたいものだ。

カネロは4団体世界Sミドル級王座の防衛ならず3年4カ月ぶり無
冠となった。前試合の4団体統一戦のウィリアム・スクール(キュ
ーバ🇨🇺)との試合で12回3ー0(2P/4P/10P)差の判定勝
ちで統一に成功したものの評論識者はせいぜい2、3ポイント差で
10ポイント差などあり得ない勝利だったと指摘していた。
確かにスクールの右を貰い足元を揺らす場面も何度かあり返すパン
チもスクールは効いてないそぶりを見せていた。もう明らかに衰え
は隠せなかった。現役続行となれば、僅差を理由に提訴すればクロ
フォードとの再戦も承認される可能性もあるでしょうが、もう力を
出し尽くした表情だった。今後の動向が注目される。





(PHOTO BY FIGHTMAG.COM)

アルバレスVS.クロフォード戦をハイライトでどうぞ!
(3分00秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★サウル・C・アルバレス/68戦63勝(39KO)3敗2分
★テレンス・クロフォード/42戦42勝(31KO)無敗








ーundercardー
《Sウェルター級10回戦》


IBF世界Sウェルター級4位・WBC5位
カラム・ウォルシュ(24=S/irl)
VS.
元WBC中央アメリカSウェルター級王者
フェルナンド・バルガス(28=S/usa)

〈試合経過〉
全勝&サウスポー同士はウォルシュが上下に打ち分け終始リード。
しかし、バルガスはウォルシュの巧さに突破口が掴めないまま終了
ゴングを聞いた。

〈10回採点結果〉
99ー91(ウォルシュ)
99ー91(ウォルシュ)
100ー90(ウォルシュ)

ウォルシュが3ー0判定勝ち。
これで、ウォルシュはランキング上昇可能性あり。

無敗で臨んだバルガスは初黒星で出直しです。

【両選手の戦績】
★カラム・ウォルシュ/15戦15勝(11KO)無敗
★フェルナンド・バルガス/18戦17勝(15KO)1敗



ーundercardー
《WBC世界Sミドル級暫定王座TM》


WBC世界Sミドル級暫定王者
クリスチャン・エンビリ(30=O/fra)
VS.
WBC世界同級7位
レスター・マルティネス(29=O/gua)

〈試合経過〉
序盤からエンビリがボディーから左右フックと打ち込むとマルティ
ネスも負けじと左フック、右ストレートと打ち返す。
しかし、お互い決定打とはならない。
中盤戦、後半戦と同じような展開は続きゴングとなった。

〈10回採点結果〉
97ー93(マルティネス)
96ー94(エンビリ)
95ー95(ドロー)

1ー1のスプリットで勝敗つかず引き分け。
しかし、規定でエンビリの初防衛成功となった。

マルティネスは暫定王座奪取ならず。
黒星は避けられたが、チャンスを逃した。

【両選手の戦績】
★クリスチャン・エンビリ/30戦29勝(24KO)1分無敗
★レスター・マルティネス/20戦19勝(16KO)1分無敗









ー再戦が王座決定戦に格上げー
《IBF世界ウェルター級王座決定戦》

開催日:9月13日(日本時間14日)
開催地/会場:英=北アイルランド・ベルファスト/ウィンザー・
パーク内ナショナル・フットボール・スタジアム




IBF世界ウェルター級1位
ルイス・クロッカー(28=O/gbr)
VS.
IBF世界同級3位
パディ・ドノバン(26=S/irl)

両者は今年3月1日、英ベルファストのSEEアリーナでIBF
世界同級挑戦者決定戦で戦った。7回までドノバンがリードしてい
た8回ドノバンがダウンを奪いクロッカーが立ち上がり再開すると
再びドノバンが2度目のダウンを奪った。しかし、2度目はドノバ
ンがゴング後にパンチを放ったとして反則負けとなってしまった。
今回、挑戦予定だったWBAスーパー&IBF世界ウェルター級王
ジャロン・エニス(米国🇺🇸)が王座を返上した為、上位の両者が
王座決定戦として再び争うことになった。

〈12回採点結果〉
114ー112(クロッカー)
114ー113(クロッカー)
115ー111(ドノバン)

クロッカーが2ー1のスプリットながら無敗のまま判定勝ちでIB
F世界ウェルター級王座を獲得した。クロッカーは入れ替わりの激
しいこの階級でどこまで王座を守れるか注目です。

アイルランド期待のドノバンは王座獲得に失敗となった。
同じ相手に不運も重なり紙一重の悔しい連敗となった。今後奮起し
て白星を重ねれば3度目の対決も少なからずあり得るでしょう。

【両選手の戦績】
★ルイス・クロッカー/22戦22勝(11KO)無敗
★パディ・ドノバン/16戦14勝(11KO)2敗








《Sフライ級10回戦》
開催日:9月12日(日本時間13日)
開催地/会場:ニカラグア・マナグア/アレクシス・アルゲリョ・
スポーツセンター




元4階級制覇王者
現WBA&WBC世界Sフライ級2位

ローマン・ゴンサレス(38=O/nca)
VS.
元メキシコ・フライ級王者
ヘクター・ロブレス(不明=O/mex)

長い間、日本でもお馴染みだったゴンサレスは今年3月、あと2
試合をもって引退すると発表している。その内の一戦が組まれた。
本人は予てから最後は王者のままで終わりたいという願望がありラ
ストは世界戦で王座を獲得して有終の美を飾りたいようだ。

〈試合経過〉
静かな立ち上がりだったが、時間が経つとロブレスは接近して執拗
に左右を打ち込む。中盤戦に突入するとゴンサレスもボディーから
上下コンビネーションで巻き返しを図る。後半戦は粘って左右で食
いさがって見せるロブレス。以降はゴンサレスがボディーからアッ
パー、フックで攻勢を強めるなかゴングを聞いた。
しかし、さすがに38歳となったゴンサレスはかつてのような強打
も衰え運動量も減っていた。

〈10回採点結果〉
96ー94(ゴンサレス)
97ー93(ゴンサレス)
98ー92(ゴンサレス)

ゴンサレスが3ー0判定勝ち。
ゴンサレスは2021年3月13日、WBA&WBC世界Sフライ
級王座統一戦でファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ🇲🇽
)との対戦で12回1ー2判定負けで統一ならずWBA王座から陥
落。その後再起したあとエストラーダとの再戦が決定した。
2022年12月3日、WBC世界Sフライ級王者のエストラーダ
と再戦。試合は出入り激しい接戦となったが、ゴンサレスは有効打
数で劣り、またしても12回0ー2判定負けで王座返り咲きならず。
もうさすがにゴンサレスは体力が衰えたと囁かれた。しかし、再起
には成功。それから1年2カ月ぶりのリングだった。
果たして、ラストリングでの世界挑戦は成立するのか注目される。

ロブレスは名を売るチャンスだったが白星ならず。
どうも黒星が二桁台に乗りそうで阻止できるか・・・


(PHOTO BY GRAFICOSDEPORTIVOS.COM)

ゴンサレスVS.ロブレス戦をハイライトでどうぞ!(8分31秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ローマン・ゴンサレス/57戦53勝(42KO)4敗
★ヘクター・ロブレス/25戦13勝(4KO)9敗3分
★ ★ ★ 🖥️ PC版でご覧ください!★ ★ ★



《WBA&WBC世界Lヘビー級TM》
開催日:11月29日(日本時間30日)
開催地/会場:サウジアラビア・リヤド/ANB・アリーナ




WBA・WBC世界Lヘビー級統一王者
デビッド・ベナビデス(28=O/usa)
VS.
WBA世界同級3位・WBC5位
アンソニー・ヤード(34=O/gbr)


倒すか倒されるかの勝負となる!

ベナビデスは快進撃を続けていた2017年9月8日、WBC世
界Sミドル級王座決定戦でロナルド・ガブリル(ルーマニア🇷🇴)に
12回2ー1判定勝ちで19戦目の20歳にして王座を獲得した。
試合後ガブリル陣営が微妙判定だったことで提訴して再戦が決定。
2018年2月17日、ガブリルとの再戦ではベナビデスが4回に
グラつかせるなどリード。その後も上下攻撃で差を広げた末、12
回3ー0(12P×2者/10P)の大差判定勝ちで初防衛に成功して
決着した。しかし、プロモート会社の移籍問題でトラブルとなりそ
の最中ベナビデスの禁止薬物使用が発覚、王座は休養王者に格下げ
されたが、事実上は剥奪だった。ベナビデスは順調にスター街道を
突っ走るかと思われていたが、本人のプランとは裏腹に1年1カ月
間のリング空白が生じてしまった。
2019年9月18日、空白期間にWBC世界Sミドル級王者とな
っていたアンソニー・ディレル(米国🇺🇸)に挑戦して9回TKO勝ち
で王座返り咲きに成功した。初防衛戦ではロアメル・アレクシス・
アングロ
(コロンビア🇨🇴)と戦う予定もベナビデスの体重超過で再
び王座剥奪。無冠となったが試合はノンタイトル戦として行われ自
慢の強打を発揮させ10回TKO勝ちで強さをアピールした。
2022年5月21日、WBC世界Sミドル級暫定王座決定戦を元
IBF世界ミドル級王者デビッド・レミュー(カナダ🇨🇦)と争い3
回TKO勝ちで暫定ながら王座を獲得した。その後は暫定王座を2
度防衛に成功するとサウル"カネロ"アルバレス(メキシコ🇲🇽)との
統一戦が持ち上がったものの交渉までには至らず消滅した。
結局、ベナビデスはこれまで2度体重超過をおかして減量が厳しく
なったことからLヘビー級への転向を表明。
2024年6月15日、WBC世界Lヘビー級暫定王座決定戦を元
WBC世界Lヘビー級王者のオレクサンドル・グウォジク(ウクラ
イナ🇺🇦)と戦い12回3ー0判定勝ちで暫定王座を獲得。暫定なが
ら2階級制覇に成功した。
今年2月1日、注目戦となったWBA正規王座&WBC暫定王座の
統一戦をWBA正規王者デビッド・モレル(キューバ🇨🇺)と戦い壮
絶な打ち合いとなり11回にはモレルの右フックでダウンも喫した
が、それまでの貯金で12回3ー0判定勝ちで統一に成功した。
強打が売りのベナビデスでもさすがにLヘビー級ではまだKO勝ち
はない。それよりモレルの右で軽いダウンだったとはいえ、今後に
どう影響するのか課題も見えた。今回Lヘビー級3戦目で左右強打
をブンブン振り回してくるヤードが相手。果たして、どんな戦いぶ
りとなるのか必見です。

それでは直近のモレルとの統一戦をハイライトでどうぞ!
(3分31秒)



〈挑戦者 アンソニー・ヤード〉
アンソニー・ヤードは2015年5月9日、地元ロンドンでLヘビ
ー級4回戦をミッチ・ミッチェル(英国🇬🇧)と戦いわずか2回15
秒のKO勝ちデビューを飾った。デビューから18戦全勝(17K
O)無敗として4団体全てにランクインすると一気に注目された。
そして、日本ではあまり馴染みのないLヘビー級だったが、その豪
快に倒す戦いぶりでヤードの名は知られるようになった。
2019年8月24日、ロシア・チェリャビンスクで2度の返り咲
きを果たしたWBO世界Lヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(ロシ
ア🇷🇺)の凱旋試合に抜擢されWBO1位として世界初挑戦。
試合は王者コバレフが序盤から積極的な攻めでリード。しかし、中
盤からヤードも手数を増やしコバレフを追い込んだ。8回コバレフ
を左右連打でダウン寸前まで追い込んで巻き返したものの11回コ
バレフの左カウンターを被弾してダウン。ヤードは立ち上がれずカ
ウントアウトとなり逆転KO負けに終わり初黒星となった。
ヤードはここで王座を獲得していれば当然のようにボクサー人生も
違う世界だったのかもしれない。
その後は本来の強打を発揮して2戦連続のKO勝ちを収めた。
2022年12月5日、ライバルだったリンドン・アーサー(英国
🇬🇧)と地域王座(コモンウェルス&WBO地域王座)を争い12回
1ー2判定負けで2敗目を喫した。しかし、その後はライバルのリ
ンドン・アーサーとのリベンジを含め3連続KOで再び世界ランキ
ング上位へとランクインした。
2023年1月28日、3団体(WBC・IBF・WBO)世界Lヘビー級
王者アルツール・ベテルビエフ(カナダ🇨🇦)にWBO世界同級1位
の指名挑戦者として挑戦。試合は前半お互い出入り激しく互角の展
開だったが8回ベテルビエフの右クロスカウンターでヤードがダウ
ン。この場面でヤード陣営が棄権を申し出て試合終了となった。
その後、ヤードはライバルのリンドン・アーサーと3度目の対戦で
判定勝ちするなど4連勝して今回3度目の世界挑戦となる。

直近の元IBO世界Lヘビー級王者リンドン・アーサーとの3度
目ライバル対決をハイライトでどうぞ!(3分5秒)



〈後記〉
まあ、王者ベナビデスの有利に変わりはありませんが、この階級
では何が起こるか分からないこともありますね。
挑戦者ヤードの戦いぶりはどの試合も倒すか倒されるかのスリル満
点の試合が多くあった。ただヤードはガンガン左右を叩き込んで前
半リードしていても後半戦に突入すると反撃されいつの間にか挽回
され反撃を許してしまう場面もあった。つまり連打され劣勢となる
と打たれ脆さが災いして後退してしまう欠点もあるのだ。
最近2試合は判定試合もそれ以前の5試合は全てKO勝ちで4回ま
でにストップかノックアウトで勝利している。速攻で倒しにいこう
とするあまりスタミナを使い果たして失速してしまうのもヤードら
しいのだ。(^o^) ヤードはこれまで2度の王座奪取に失敗してい
るが、果たして3度目の正直はあるのか・・・

【両選手の戦績】
★デビッド・ベナビデス/30戦30勝(24KO)無敗
★アンソニー・ヤード/30戦27勝(24KO)3敗



★ ★ ★ 🖥️ PC版でご覧ください!★ ★ ★



《IBF世界Sフェザー級タイトルマッチ》
開催日:9月6日(日本時間7日)
開催地/会場:メキシコ・シナロア州ロスモチス/C.U.M・デ・
ロスモチス・セントロ




IBF世界Sフェザー級王者
エドゥアルド・ヌニェス(28=O/mex)
VS.
IBF世界同級15位
クリストファー・ディアス(30=O/pur)

〈試合経過〉
初回〜2回とお互いジャブの突き合いで様子見の展開で始まった。
徐々に両者は手数を増やしたが、けん制し合う。
3回〜4回とヌニェスが左右連打で攻勢に出ると、ディアスも負け
じと右ストレート、左フックと応戦する。
その後はディアスが右ストレート、左フックと下位ランカーとは思
えないほど攻勢を見せるとヌニェスは左ボディーから左右アッパー
と強気に攻め込んで見せる。しかし、手数と有効打でヌニェスがポ
イントで差を広げたように映った。
7回、ヌニェスの右フックでディアスは両手をマットに着くとダウ
ンとみなされカウント8。再開するとヌニェスの追撃右ストレート
でディアスは2度目の尻もちダウン。ここもカウント8で再開する
とさほどダメージのないディアスはこの回を遣り過ごす。
8回、ヌニェスが左右連打で攻勢に出るとディアスも怯まず右スト
レート、右フックと浴びせる反撃を見せた。
その後は稀に見るもの凄い打ち合いが続いた。
ディアスが挽回を狙い右ストレート、左フックと浴びせるとヌニェ
スは左右フック、左右アッパーと浴びせるなど最後までお互い譲ら
ず引かない展開の中、最終ゴングを聞いた。

〈12回採点結果〉
117ー109(ヌニェス)
117ー109(ヌニェス)
116ー110(ヌニェス)

ヌニェスが3ー0大差判定勝ちでIBF世界Sフェザー級王座の初
防衛に成功した。ヌニェスは今年5月28日、初来日して横浜BU
NTAIでIBF王座決定戦を力石 政法(大橋🇯🇵)と争い壮絶な
打ち合いの末、12回を戦い抜き3ー0判定勝ちで王座を手にして
いたのが記憶に新しい。今回は試験的にランキング下位との対戦だ
ったが、今後は上位との対戦が計画されている。いずれは統一戦も
視野にしているようだ。何しろKO率90%のハードパンチャーぶ
りが魅力な選手で今後が楽しみです。

ディアスはIBF王座獲得ならず。
ディアスも中々好戦的で採点以上に善戦していた。7回の2度のダ
ウンがなければ当然もっと拮抗した内容になっていたはず。
試合後は敗者となったが、その健闘ぶりは好評価を得ていた。それ
にしてもディアスは最下位の15位とは思えないほどの戦いぶりで
した。負けは込んできたが、ディアスの再起に期待したい。




(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)

それではもの凄い一戦となったヌニェスVS.ディアス戦をハイラ
イトでどうぞ!(9分30秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★エドゥアルド・ヌニェス/30戦29勝(27KO)1敗
★クリストファー・ディアス/36戦30勝(19KO)6敗








ー元王者復帰戦ー
《Sフェザー級10回戦》

開催日:9月6日(日本時間7日)
開催地/会場:メキシコ・ノガレス/ドーモ・ビナシオナル




前WBO世界Sフェザー級暫定王者
元WBC世界Sフェザー級王者・元2階級制覇者

オスカル・バルデス(34=O/mex)
VS.
Sフェザー級ノーランカー
リチャード・メディナ(24=O/usa)

〈試合経過〉
前半戦の2回接近しての攻め合いでメディナのマウスピースが飛ん
で中断、4回にはバルデスのグローブの紐が緩んで中断するなど締
まらない試合展開にプーイングが起きた。
6回、お互い接近しての打ち合いでメディナがフラつきバルデスも
フラつくなど五分の展開。中継採点は57ー57のイーブン。
これ以降はバルデスがボディー、アッパー、フックと攻め立て差を
広げた。しかし、メディナはタフでダメージを与えるまでにはいか
ず終了ゴングとなった。

〈10回採点結果〉
97ー93(バルデス)
98ー92(バルデス)
100ー90(バルデス)

バルデスが3ー0判定勝ちで再起に成功した。しかし、10ポイン
ト差はなかった印象だ。バルデスは昨年12月7日、WBO世界S
フェザー級王座統一戦でライバル王者エマヌエル・ナバレッテ(メ
キシコ🇲🇽)と戦い6回KO負けでWBO世界同級暫定王座を吸収さ
れ無冠となっていた。今回勝利したものの再び世界を狙うほどのア
ピールは出来なかったと映った。

若いメディナは中々の戦績で元王者に挑んだが黒星となった。
もし、勝利していれば一躍名を売ることが出来たが、そう甘くは無
かった。それでもアッパーやフックで元王者を苦しめた。そして、
途中まで互角に持ち込んだことは自信に繋がったことでしょう。



(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)

元2階級制覇王者のオスカル・バルデスが復帰戦で採点以上に苦
戦したシーンをどうぞ!(4分30秒)


【両選手の戦績】
★オスカル・バルデス/36戦33勝(24KO)3敗
★リチャード・メディナ/20戦16勝(9KO)4敗






《WBAインターC・ウェルター級TM》
兼《WBA世界ウェルター級挑戦者決定戦》

開催日:9月6日(日本時間7日)
開催地/会場:英イングランド・ホートン・ル・スプリング/メイ
ントン・メドウズ・アリーナ



WBAインターCウェルター級王者
WBA世界同級7位・東京五輪ウェルター級銀メダル

パット・マコーマック(30=O/gbr)
VS.
WBA世界同級12位
ミゲール・パーラ(32=O/mex)

〈試合経過〉
序盤戦はマコーマックがジャブからワンツー、右ストレートでパー
ラを寄せ付けない上手さを存分に発揮して回を重ねた。
6回、マコーマックが上下に左右強打を打ち込んだ場面でパーラが
股間を押さえてローブローをアピール。痛がるパーラに休憩が与え
られた。再開するとパーラも左右攻撃で逃れる。
しかし、その後もマコーマックがテンポ良く左右を打ち込むとパー
ラはダメージが蓄積して動きも鈍くクリンチを仕掛ける。

迎えた9回、手を緩めないマコーマックが右アッパーから左フック
と浴びせるとパーラはダウン寸前、抱きついてダウンを逃れた。
しかし、インターバルでパーラはダメージが蓄積した様子で続行を
断念、棄権を申し出て試合終了となった。

ーTKO・9回3分棄権終了ー

マコーマックがWBAインターCウェルター級王座の初防衛ととも
にWBA同級王座への挑戦権も獲得した。
まだ8戦目ながらスピード、パワー、テクニックに優れた選手とし
て辛口評論家からも戦いぶりを評価されている逸材だ。
東京五輪のウェルター級で銀メダルを獲得して出身地の英国ウェス
ト・ヨークシャー州サンダーランド市では「地元の誇り」として市
民を挙げて応援しているという存在でもある。これで今年5月2日、
WBA世界同級王座に就いたばかりの3階級制覇王者ローランド・
ロメロ
(米国🇺🇸)への世界初挑戦が楽しみです。

ベテランのパーラは王座と挑戦権獲得に失敗した。
あまりステップを踏まない待ちのボクシングをするベタ足のパーラ
はまともにボディーやフックを貰いスタミナを消耗した。
ワンツーや右ストレートには強打を見せたが、テンポのいい相手は
どうやら苦手のようだった。今回チャンスを逃したパーラは再起に
賭ける。



(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)

マコーマックがベテラン相手に期待通りの強さを見せたシーンを
どうぞ!(8分17秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★パット・マコーマック/8戦8勝(6KO)無敗
★ミゲール・パーラ/32戦25勝(17KO)6敗1分








《WBCインターN・フェザー級王座決定戦》
開催日:9月5日(日本時間6日)
開催地/会場:アイルランド・ダブリン/3A・アリーナ




元WBA世界フェザー級暫定王者
マイケル・コンラン(33=Sh/irl)
VS.
元WBAインターC・Sバンタム級王者
ジャック・ベイトソン(31=O/gbr)

〈試合経過〉
序盤戦はサウスポーのコンランが距離をとり右ジャブを突いて前に
出る。ベイトソンも時折左ジャブから右フックを繰り出す。
2回もお互い同じような展開が続いた。
3回、中々距離を詰め切れないベイトソンにコンランは左構えから
右にスイッチして撹乱。再び左に戻すと1分半過ぎコンランの右ジ
ャブがベイトソンの顔面にヒット。ベイトソンは不意に貰ったパン
チに両手を着くダウン。カウント8で再開するとダメージのないベ
イトソンは左右で反撃を見せる。

迎えた4回、お互い距離を取り合い時折打ち合うものの両者決定打
が打てない。残り20秒の場面で低い体勢から右ボディー、左スト
レートを打ち込むコンラン。ベイトソンが後退したところにコンラ
ンの右ロングフックがヒットするとベイトソンは2度目のダウン。
立ち上がったもののベイトソンはフラつき右足を引きずりロープに
もたれ掛かった為、レフェリーは即座に試合を止めた。

ーTKO・4回2分50秒ー

コンランがWBCインターナショナル・フェザー級王座を獲得した。
コンランは2021年8月6日、WBA世界フェザー級暫定王座決
定戦をTJ・ドヘニー(アイルランド🇮🇪)と争い12回3ー0判定
勝ちで暫定王座を手にした。直後に運悪く暫定王座廃止となり無冠
となった。しかし、引換えに指名挑戦権が与えられ2022年3月
12日、当時WBA世界フェザー級正規王者だったリー・ウッド
英国🇬🇧)に挑戦したが12回TKO負けで王座獲得失敗。その後実
力者相手に再起2連勝して再びチャンス到来。2023年5月27
日、IBF世界フェザー級王者のルイス・アルベルト・ロペス(メ
キシコ🇲🇽)に挑戦も5回TKO負けで王座獲得失敗。
そして、2023年12月2日、階級を上げ再起戦がいきなりWB
AインターN・Sフェザー級王座決定戦となりジョーダン・ギル
英国🇬🇧)と戦ったものの打たれ脆さが災いしてまたもや7回TKO
負けで連敗となった。それから暫くリングから遠ざかっていたが今
年3月7日、Sフェザー級8回戦で復帰。試合はアサド・アシフ・
カーン
(インド🇮🇳)と戦い慎重さが目立ったが8回(78ー74)
の判定勝ちで再起していた。今回の勝利で再び世界を目指せるか注
目される。

ベイトソンは地域王座獲得ならず。
昨年12月7日の前試合もIBF欧州&WBO欧州Sフェザー級王
ダニー・クォーターメイン(英国🇬🇧)に2回負傷引き分けで王座
獲得ならず、今回連続して地域王座獲得失敗に終わった。




(PHOTOS BY BBC.COM)

【両選手の戦績】
★マイケル・コンラン/23戦20勝(10KO)3敗
★ジャック・ベイトソン/23戦20勝(6KO)2敗1分