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ボクシングの一寸先は闇だが一瞬にして栄光を掴む!

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▼《WBO世界ヘビー級暫定王座》
&《WBA世界ヘビー級暫定王座統一戦》
ーundercardー
《IBO世界クルーザー級王座決定戦》
《ライトヘビー級12回戦》

開催日:10月25日(日本時間26日)
開催地/会場:英国ロンドン/THE O2・アリーナ





WBO世界ヘビー級暫定王者
ジョセフ・パーカー(33=O/nzl)
VS.
WBA世界ヘビー級暫定王者
ファビオ・ウォードリー(30=O/gbr)


ウォードリーが予想不利覆すストップ勝ち!

〈試合経過〉
初回、パーカーが勢いよく右から左右連打で仕掛けてウォードリー
を慌てさせるスタートを切った。
2回、主導権を握ろうと前に出てきたパーカーにウォードリーの右
フックが炸裂するとパーカーが腰を落としかける展開となった。
3回、お互い冷静な攻めに切り替える。しかし、4回再びパーカー
が左フックを打ち込みウォードリーをロープに詰め連打してリード。
それでもタフが持ち前のウォードリーも右ストレートで反撃をみせ
る。その後は中盤戦に突入してもパーカーが攻勢をキープした。
8回、お互い攻防を探る中、両者ともに動きが鈍り始めたもののパ
ーカーの左フック連打がポイントを重ねた。
9回、ウォードリーの右がヒットもパーカーは左ジャブから左アッ
パーを跳ね上げる。それでもウォードリーはタフさを見せる。
10回、パーカーが右カウンターをヒットさせるもウォードリーの
右アッパーでパーカーは足元を揺らし更にロープへと詰められ連打
に晒され雲行きが怪しくなった。

迎えた11回、ウォードリーが1分過ぎ右フックでパーカーを攻め
ロープに追い込むと右アッパーから左フック、右と叩き込み防戦一
方となったパーカーにレフェリーが割って入り試合を止めた。

ーTKO・11回1分54秒ー

10回までのスコアは98ー92・96ー94パーカー/95ー95
2ー0でパーカーのリードだったが、ウォードリーの逆転勝ち。
WBA世界ヘビー級暫定王者のウォードリーが逆転ストップ勝ちで
初防衛とともに統一に成功した。そして、デビューから1分けを挟
んで20勝無敗をキープした。これで最高峰ヘビー級主要4団体王
座に君臨するオレクサンドル・ウシク(ウクライナ🇺🇦)への挑戦が
決定的です。おそらく来春もしくは夏辺りの挑戦実現でしょうか。

ウォードリーはアマチュアでの経験は一切なく21歳までグロー
ブでさえ嵌めたことはなかった。いわゆるアマチュアエリートが幅
を利かすボクシング界にあって異色の素人からのスタートだった。
職業斡旋会社でリクルーター(就職サポート)の仕事の傍ら一般人
も通うボクシングジムで練習を始めたのが切っ掛けだったという。
本人は元々ボクシングを好んでテレビ観戦していたことから憧れも
あったようだ。196cmの巨漢で単なる「ノッポのデクノボウ」
と呼ばれるのが嫌で"やらない後悔よりやって後悔する"ほうがい
いとプロボクサーの道で生きようと決心したそうだ。
2017年4月8日、ヤクブ・ウォジスキ(ポーランド🇵🇱)とヘビ
ー級4回戦で争い(40ー35)の判定勝ち。22歳でのプロデビ
ュー戦を飾った。その後も連勝を重ねて英国内王座やWBA&WB
O地域王座など獲得して17戦全勝(16KO)無敗とたちまち世
界的にも名前は知られるようになっていた。
2024年3月31日、東京五輪のSヘビー級で銅メダルを獲得し
たアマチュアエリート出身のフレイザー・クラーク(英国🇬🇧)と対
戦して12回1ー1の引き分けに終わり、連勝は17でストップし
た。しかし、同年10月12日のクラークとの再戦ではわずか初回
速攻で畳み掛けるTKO勝ちで決着してみせた。
今年6月7日、WBA世界ヘビー級暫定王座決定戦をWBA7位の
ジャスティス・フニ(オーストラリア🇦🇺)と戦い激闘の末、10回
KO勝ちで暫定ながら見事王座を獲得していた。
そして、今回アマチュアでも活躍したベテランで元WBO正規王者
でもあったジョセフ・パーカー(ニュージーランド🇳🇿)までも倒し
て一気に夢の大舞台へと続く道に躍り出た。生粋の叩き上げとして
期待がかかる。

WBO世界ヘビー級暫定王者のパーカーは2度目防衛ならず統一に
失敗した。昨年3月8日、6年ぶり暫定ながら王座に返り咲いたが、
2度目の無冠となってしまった。
2016年12月10日、地元オークランドでWBO世界ヘビー級
王座決定戦をアンディ・ルイスJr.(米国🇺🇸)と戦い12回2ー0
判定勝ちでニュージーランド初のヘビー級世界王者となったのを昨
日の事のように思い出す。2度防衛後に大一番が発表される。
2018年3月31日、敵地英国で当時WBAスーパー&IBF統
一王者だったアンソニー・ジョシュア(英国🇬🇧)と3団体統一戦を
争い12回0ー3判定負けで統一に失敗して初黒星とともに無冠と
なった。同年7月28日、ロンドンでWBCヘビー級シルバー王者
ディリアン・ホワイト(英国🇬🇧)と対戦も12回0ー3判定負け
で連敗を喫した。しかし、その後は6連勝して勢いを取り戻した。
2022年9月24日、敵地英国でWBO世界ヘビー級暫定王座決
定戦をジョー・ジョイス(英国🇬🇧)と戦い壮絶な打ち合いを展開し
た末、キャリア初の11回KO負けで4年半ぶりの王座返り咲きに
失敗した。そして、識者からはもうパーカーは王座に就くのは難し
いと低評価だった。それでも奮起して3連勝すると元WBC同級王
者で10度防衛したデオンテイ・ワイルダー(米国🇺🇸)と対戦して
右でグラつかせるなどして12回3ー0(12P/8P/7P)差の
大差判定勝ちで再起4連勝とするなど低評価を払拭して見せた。
2024年3月8日、サウジアラビアでWBO世界ヘビー級暫定王
者の張 志磊(中国🇨🇳)に挑戦して3回と8回に張からダウンを奪
われたものの他のラウンドはパーカーが優位に進め12回2ー0判
定勝ちで暫定ながらも6年ぶり王座に返り咲いた。
今回暫定王座2度目の防衛戦だったが、序盤から中盤にかけパーカ
ーはスタミナを使い果たした印象だった。結果的には連打に晒され
ストップされたもののさほどダメージの残る負け方ではなかった。
おそらくパーカーはまだ現役続行でしょう。再起に期待したい。




(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)

それではもの凄い打撃戦となって逆転ストップ勝ちしたウォード
リーの戦いぶりをどうぞ!(CMあり/3分17秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ジョセフ・パーカー/40戦36勝(24KO)4敗
★ファビオ・ウォードリー/21戦20勝(19KO)1分無敗







ーundercardー
《IBO世界クルーザー級王座決定戦》


IBO世界クルーザー級15位・IBF同級11位
ユルゲン・ウルデダイ(28=O/alb)
VS.
IBO世界同級46位・元WBOアフリカ同級王者
ロリー・ランバート・フォグム(36=O/cmr)

〈12回採点結果〉
118ー110(ウルデダイ)
120ー108(ウルデダイ)
119ー109(ウルデダイ)

ウルデダイが3ー0大差判定勝ちでマイナー団体ながらIBO世界
クルーザー級王座を獲得した。

フォグムはIBO世界クルーザー級王座獲得ならず。

【両選手の戦績】
★ユルゲン・ウルデダイ/22戦21勝(8KO)1敗
★ロリー・ランバート・フォグム/23戦18勝(14KO)4敗1分






ーundercardー
《WBAコンチネンタルLヘビー級TM》


WBAコンチネンタルLヘビー級王者
エズラ・テイラー(31=O/gbr)
VS.
元Sミドル級世界ランカー
スティード・ウッドール(31=O/gbr)

ーTKO・9回54秒ー

WBAコンチネンタル王者のテイラーが初防衛に成功した。
テイラーはWBA世界Lヘビー級14位でもあり勝利でランキング
上昇可能性大です。

ウッドールはWBAコンチネンタル王座獲得失敗。

【両選手の戦績】
★エズラ・テイラー/13戦13勝(9KO)無敗
★スティード・ウッドール/25戦20勝(12KO)4敗1分
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アジア人初の世界王者パンチョ・ビラ!



日本人初の世界王者白井 義男(1952年)より29年も遡る
こと1923年にアジア人初の世界王者として偉業を成し遂げた選
手がフィリピンに存在していました。日本では随分あとになって新
聞や雑誌などで紹介され有名となったNBA(WBA前身)&ニュ
ーヨーク州公認世界フライ級王者のパンチョ・ビラです。
日本にその存在が遅れた理由としては当時関東大震災や世界大恐慌
の影響で社会が大混乱していた時代だったからだとされています。
ビラはメキシコの革命家で度々映画化(西部劇風)されモデルとな
ったパンチョ・ビリャ(Pancho Villa)と名前のスペルが同じで
よく混同されがちです。では何故メキシコ以外の遠く離れたフィリ
ピンの国で同姓同名の国民的ヒーローが誕生したのかには理由があ
りました。

(本家メキシコの革命家パンチョ・ビリャ)


ビラの本名はフランシスコ・ビラルエル・グイレードとスペイン語
圏風の長い名前です。フィリピンにスパニッシュ風の名前が存在す
るのはスペインに300年以上もの長い間統治された時代があった
名残からでしょう。ビラがボクシングを習い始めた時代メキシコの
独裁政権を打ち倒した革命戦士としてすでにパンチョ・ビリャの名
はフィリピンにも伝わり立志伝中の人物として有名だった。
ビラはある時、母親から読むよう薦められた歴史書物でその名を知
り同じ下層階級出身で境遇も似ていたことから感銘を受けその革命
家の勇敢さに心打たれ尊敬していたようです。そして、憧れもあっ
てかその名を借りてリング名としたのでした。

ビラは17歳だった1919年1月1日、地元マニラ市で104ポ
ンド契約(47.174Kg/現在のミニマム級より軽い体重設定)
での4回戦をアルベルト・カストロ(比国)と戦い3回KO勝ちの
プロデビューを飾っている。
その後は地元で39戦34勝(11KO)3分2ND(無判定)無
敗の戦績だったが40戦目でエディー・ムーア(米国)と戦い10
回反則負けで初黒星を喫した。しかし、その後は連勝を重ねた。
55戦目(49勝1敗3分2無判定)までを地元フィリピンで戦い
その間、階級を上げOBF(OPBF前身)東洋バンタム級王座も
獲得している。尚、フィリピンの専門ネットによると地元でのリン
グネームは本名を短くした"フランシスコ・グイレード"で戦って
いたようです。そして、当時米国の関係者が視察に訪れた際、その
強さが米プロモーターにも伝わり勧誘を受けて米本土で戦う契約を
交す。56戦目からは大きな夢を求めて本場の米国へと渡ることに
なった。渡米して7戦4勝3敗だったがアジア人の珍しさもあって
かタイトル戦に大抜擢となった。63戦目に米国フライ級王座決定
戦をニューヨークシティのエベッツ・フィールドでジョニー・バフ
(米国)と戦い当て馬的存在ながらも予想を覆す11回TKO勝ち
で王座を獲得するとアジア人として一躍注目され知名度も上げた。
その後米国フライ級王座は2度目防衛戦でフランキー・ジェナロ
米国)に15回1ー2の僅差判定負けで王座から陥落してしまう。

再起に成功すると新聞社主催の記者採点試合を含め5戦4勝1敗の
戦績でそれまでの実績が評価され78戦目で世界戦に抜擢される。
1923年6月18日、米ニューヨークシティのポロ・グラウンズ
で当時NBA&ニューヨーク州公認世界フライ級王者で人気スター
だったジミー・ワイルド(英国)に世界初挑戦となった。
試合は序盤から王者ワイルドの左右を浴びてビラは大苦戦する。
しかし、小柄(154cm)なビラは徐々に巻き返して挽回、ついには
7回ビラが怒涛の左右フック連打を浴びせるとワイルドは気を失う
ように前のめりにバタンと壮絶失神ダウン。王者はうつ伏せのまま
立ち上がれずビラの見事な逆転番狂わせKO勝ち。アジア人として
初めて世界王座を獲得した瞬間だった。ワイルドは顔面から倒れる
危険な倒れ方で陣営によってコーナーへと運ばれた。当時、ワイル
ドはフライ級最強王者(5度防衛中)との呼び声高くそれを破った
ことでアジアにも実力ある選手が存在することを知らしめた世界タ
イトル戦だった。

その後、前王者のジミー・ワイルドは顎の複雑骨折により引退を余
儀なくされています。戦績は150戦137勝(98KO)4敗1
分8NC(無効試合)の素晴らしい戦績でした。




小柄なパンチョ・ビラは前半戦を王者ジミー・ワイルドに攻め込
まれたが、徐々に巻き返すと7回左右連打の猛攻でワイルドは前の
めり失神ダウン。劇的逆転KO勝ちでアジア人初の世界王座獲得と
なった。そして、100年以上前の衝撃シーンは遺されていました。
貴重な映像をどうぞ!(CMありスキップで/2分11秒)




その後2度防衛してスターダムへと登り詰めたパンチョ・ビラは
1925年5月2日、地元凱旋試合をマニラのウォーラス・フィー
ルドで当時有望株とされたクレバー・センシオ(比国)と戦い15
3ー0(採点不明)判定勝ちを収めて3度目防衛に成功した。
しかし、活動拠点の米国へ戻ると何故か王座を返上してしまう。
そんな中、1925年7月4日、試合地カリフォルニア州エメリー
ビルの歯科病院で親知らずを抜歯したまま若さの勢いでノンタイト
ル10回戦をジミー・マクラーニン(カナダ)と戦いまさかの10
回(採点不明)判定負け。(結果的にこれがラストファイト)

▼負けから10日後に思いがけない悲劇が起きてしまう!


遠征先だったカリフォルニア州サンフランシスコで体調を崩して病
院で診察すると抜歯したままリングに上がったことが原因で敗血症
(血液中に細菌が拡散して臓器が機能しなくなる危険な病気)と診
断される。そして、前試合から10日後の1925年7月14日、
入院していた病院で突然容体が急変して手当ての甲斐もなく帰らぬ
人となった。わずか23歳という若さでの客死でした。



その亡骸(なきがら)は米国から軍艦でフィリピンのマニラ港まで
運ばれ遺体が安置された近くの教会前には10万人以上もの民衆が
詰めかけ悲しみに暮れたと当時の新聞は報じている。(上記写真)
今世紀世界的スターとなったマニー・パッキャオノニト・ドネア
に勝るとも劣らない国民的ヒーローだったことが窺えます。
フィリピン国民に勇気と希望を与え、一瞬にして人生を駆け抜けた
パンチョ・ビラでした。そして、諦めない拳闘魂の精神は現在のフ
ィリピノボクサーに受け継がれているのです。

〈パンチョ・ビラ MEMO〉
本名:フランシスコ・ビラルエル・グイレード
(Francisco Villaruel Guilledo)
生年月日:1901年8月1日
出身地:フィリピン・イロイロ州イロイロ市
対戦階級:フライ級・バンタム級(当時は8階級とされる)
身長/リーチ:154cm/160cm
デビュー:1919年1月1日
ラストファイト:1925年7月4日
死没地:1925年7月14日、米国カリフォルニア州サンフラン
シスコの病院施設内(享年23歳)
生涯戦績:104戦90勝(22KO)8敗4分2NC(無効試合)
※尚、104戦中には新聞社公式採点試合も17戦含む。当時は新聞
社の専門記者が採点するという試合をコミッショナー共催で公式試
合として認定していました。

【獲得王座】
★OBF(OPBF前身)東洋バンタム級王座(防衛せず返上)
★米国フライ級王座(1度防衛)
★NBA(WBA前身)世界フライ級王座(3度防衛後に返上)

★国際ボクシング名誉の殿堂博物館入り(1993年)
★世界ボクシング殿堂入り(1994年)
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元2階級制覇王者復帰戦
《スーパーウェルター級10回戦》
開催日:10月18日(日本時間19日)
開催地/会場:米国ニューヨーク市ブルックリン区/バークレイズ
・センター




元2階級制覇王者(Sライト級・ウェルター級)
ダニー・ガルシア(37=O/usa)
VS.
USBA(IBF傘下)北米ウェルター級王者
ダニエル・ゴンサレス(35=O/usa)

〈試合経過〉
初回、ゴンサレスが勢いよく突進するとガルシアは左ジャブでけん
制してゴンサレスは時折右ストレートを繰り出す。再びガルシアが
左で上下に打ち込むスタートを切った。
2回、ガルシアの左右が機能し始めるとゴンサレスは避けるタイミ
ングで背一杯の展開。ゴンサレスの抵抗はそう長く続かなかった。

迎えた4回、序盤ゴンサレスが右から左フックを繰り出した瞬間、
ガルシアの左フックでゴンサレスはコーナー前でダウン。ゴンサレ
スはロープ手に立ち上がろうとしたが、再びゴロンとダウン。レフ
ェリーはここで勝負ありと試合を止めた。

ーKO・4回45秒ー

ダニー・ガルシアが13カ月ぶりの復帰戦で見事なKO勝ち。
ブルックリンでのラストリングがイコール引退も囁かれる。これま
で錚々たる実力者と数々の激闘を繰り広げてきたガルシアはあと5
カ月で38歳となる。試合はこれが見納めとなるのか・・・

ダニエル・ゴンサレスは対戦前、華を添える役にはならない。
元2階級制覇王者に番狂わせして名前を売りたいとコメントしてい
たが、呆気ない幕切れとなった。

〈ダニー・ガルシアの戦歴〉
ガルシアは23戦目の2012年3月24日、当時4階級を制覇
してメキシカンスターだったWBC世界Sライト級王者のエリック
・モラレス
(メキシコ🇲🇽)へ世界初挑戦。激戦となったが、ガルシ
アが途中からペースを握り11回にダウンを奪った末12回3ー0
(7P/4P/9P)
差の判定勝ちで見事王座を獲得した。
2012年7月14日、WBA世界Sライト級スーパー王者アミー
ル・カーン
(英国🇬🇧)と統一戦を争うと4回TKO勝ちでWBC王
座の初防衛とともにWBAスーパー王座も獲得して統一に成功した。
その後はモラレスとの再戦に4回KOで返り討ちにするなど波に乗
り元3王者を次々退けWBC王座5度防衛、WBAスーパー王座4
度防衛に成功した。しかし、この頃所属先のゴールデンボーイ・プ
ローモーションズのプロモート権騒動に巻き込まれてゴールデンボ
ーイから離脱。一時期フリー状態となり王座を保持していたが、無
冠戦を強いられた。無冠戦に2連勝すると減量苦で階級転向を表明
してWBC&WBAのSライト級両王座を返上した。
無冠戦3戦目で元WBA世界ウェルター級王者ポール・マリナッジ
(米国🇺🇸)とウェルター級12回戦で対戦すると9回TKO勝ちで
ウェルター級でもやっていけると自信をつけた。
2016年1月23日、WBC世界ウェルター級王座決定戦を元4
階級制覇王者のロバート・ゲレーロ(米国🇺🇸)と対戦して接戦とな
ったが打ち勝ち12回3ー0(4P×3者)の判定勝ちで2階級制
覇に成功した。ただ王座を獲得したものの元王者に左右を浴びたこ
とで防御面の不安を指摘されていた。勝利したが、あまりの激戦続
きで体力的にはこの時期が全盛期のピークだったと言える。
2017年3月4日、WBA世界同級スーパー王者で6度防衛中だ
ったキース・サーマン(米国🇺🇸)と統一戦を争うと壮絶な打撃戦と
なった末、12回1ー2(4P+2Pサーマン/2Pガルシア)のス
プリットながら判定負けで統一に失敗してWBC王座から陥落、初
黒星とともに無冠となった。その後WBC世界ウェルター級挑戦者
決定戦を元WBA世界ライト級王者ブランドン・リオス(米国🇺🇸)
と戦い9回TKO勝ちでWBC王座への挑戦権を獲得した。
2018年9月8日、王座返上に伴いWBC世界ウェルター級王座
決定戦を元IBF世界ウェルター級王者のショーン・ポーター(米
国🇺🇸)と戦い接戦に根負けした末、12回0ー3(4P/2P×2者
の判定負けで王座返り咲きはならなかった。

以降は箔付け王座とも言えるWBCウェルター級シルバー王座を獲
得して初防衛に成功すると再び世界挑戦に恵まれた。
2020年12月5日、WBC&IBF世界ウェルター級統一王者
エロール・スペンスJr.(米国🇺🇸)に挑戦。王者のスピードに攻
めあぐねた末、12回0ー3(6P/4P×2者)差の判定負けでま
たしても王座獲得失敗となった。後にミドル級への挑戦を発表した。
2024年9月14日、WBA世界ミドル級レギュラー王者エリス
ランディ・ララ
(キューバ🇨🇺)へ挑戦。序盤からサウスポー王者の
ララが左を度々ヒット、ガルシアは右で応戦も突破口掴めずララの
優勢は続いた。9回ララの左ストレートでガルシアは右膝を着くダ
ウン。この回は逃がれたが、インターバルで陣営が棄権を申し出て
試合終了。ガルシアはキャリア初の9回TKO負けとなった。
試合後、中継解説では「あのタフだったガルシアは既にエロール・
スペンスJr.戦で衰えが目立ち始めていた」
とコメントした。
当時ガルシアも衰えを悟っていたようだという。今回「ブルックリ
ン最後のリング」
と銘打って臨んだが引退は口にしていない。それ
どころか「まだ引退の扉は閉めていない」と意味深のコメントだっ
た。それに加え今後は昨年自ら立ち上げた「スウィフト・プロモー
ションズ」
で若い選手を発掘して育てたいと語った。引退か続行か
はまだ発表していないが、果たして・・・




(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)

それではガルシアのノックアウトシーンをどうぞ!(12秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ダニー・ガルシア/42戦38勝(22KO)4敗
★ダニエル・ゴンザレス/28戦22勝(7KO)5敗1分
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《IBF世界クルーザー級タイトルマッチ》
開催日:12月6日(土曜日)
開催地/会場:豪州クィーンズランド州ゴールドコースト/コンベ
ンション&エキシビション・センター




IBF世界クルーザー級王者
ジェイ・オペタイア(30=S/aus)
VS.
IBF世界同級1位
フセイン・シンカラ(40=O/ger)


KO率79%VS.83%の激突!

〈IBF世界クルーザー級王者〉
ジェイ・オペタイアは2021年12月時点でクルーザー級の3
団体地域王座を獲得して防衛するなど21戦全勝(17KO)無敗
と知名度も上げIBFクルーザー級の世界ランキング3位に躍進し
ていた。そして、オペタイアの世界初挑戦が決定したと発表される。
2022年7月2日、地元ゴールドコーストでIBF世界クルーザ
ー級王者のマイリス・ブリエディス(ラトビア🇱🇻)に世界初挑戦。
試合はオペタイアが激闘の末、12回3ー0(4P×2者/2P)
判定勝ちで初挑戦にして王座獲得に成功。しかし、試合後オペタイ
アは激しい打ち合いで顎を2箇所骨折していたことが判明、直ちに
手術を強いられた。オペタイアはこれが影響して1年2カ月間リン
グから離脱を余儀なくされた。IBFは救済措置で王座剥奪は回避
する。その後、前王者が対戦契約で再戦要項を盛り込んでいたこと
からIBF団体はオペタイアに対して再戦するよう指令を出してい
た。しかし、ブリエディス陣営は怪我もあり短期での調整は難しく
先延ばしてほしいとIBF団体に要請して認められた。
2023年9月30日、地元ウェンブリーで初防衛戦をIBF世界
同級5位のジョーダン・トンプソン(英国🇬🇧)の挑戦を受け対戦す
ると問題にせず4回TKOで退け初防衛に成功した。
2023年12月23日、サウジアラビア・リヤドで防衛戦の予定
もIBFは世界戦として認めず王座はやむ無く返上する。対戦が決
定していた為、WBA世界同級11位のエリス・ゾロ(英国🇬🇧)と
保持していたリングマガジン王座を懸け対戦して全く相手にせず僅
か初回KO勝ちでリングマガジン王座の2度目防衛に成功。
2024年5月18日、再びサウジアラビア・リヤドで延期されて
いたマイリス・ブリエディスとの再戦をIBF世界クルーザー級王
座決定戦として対戦。試合はオペタイアが前半を左で攻めてリード。
後半ブリエディスが追い上げる形で終了した。結果はオペタイアの
有効打が上回り12回3ー0(6P/4P×2者)の判定勝ちでブリ
エディスとの再戦に決着をつけ5カ月ぶり王座に返り咲いた。
その後はIBFランキング1位、五輪メダリスト、ランカーなど難
敵を全てKOで退け3度目防衛に成功している。今回防衛に成功す
ればWBA(S)&WBO世界同級統一王者ヒルベルト・ラミレス
メキシコ🇲🇽)とのビッグマッチを希望している。

直近の6月8日、IBF同級14位のクラウディオ・スクエオ(
イタリア🇮🇹)と対戦して5回KOで3度目防衛に成功したシーンを
ハイライトでどうぞ!(8分29秒)




〈挑戦者フセイン・シンカラ〉
フセイン・シンカラはトルコ・イスタンブール出身のドイツ人。
WBAインターナショナル・クルーザー級王座やWBCアジア・ク
ルーザー級王座など地域王座を獲得してヨーロッパでは知られてい
るものの世界では無名の選手だ。40歳にして24戦目での世界初
挑戦に全身全霊を尽してこの大一番に賭けてくるでしょう。
しかし、シンカラはこれまでこれといった実力者との対戦歴がない
にも拘らずIBFクルーザー級ランキング1位とは眉唾ものだ。😊
昨年4月27日、さほど実力者とはいえないが唯一IBFランキン
グの14位にランクインしていたアーメンド・アクソージャジ(コ
ソボ🇽🇰)と対戦して2回TKO勝ちした試合くらいだ。まあ、シン
カラは無名だからといってもKO率83%を誇る挑戦者を王者は侮
ってはいけない面もあるでしょう。ここ3戦は全てKO勝利中だ。
特に直近の今年4月26日、ファン・ディアス(ベネズエラ🇻🇪)戦
では初回2分42秒のTKO勝ちを収めている。まず何が起こって
もおかしくないのがこの階級だ。果たして、シンカラの強打は本物
なのか?命運掛かるこの大一番で実力が分かる・・・

フセイン・シンカラの直近ファン・ディアス(ベネズエラ🇻🇪)戦
をハイライトでどうぞ!(2分19秒)



〈ちょい予想〉
両者ファイター同士は挑戦者のシンカラがワンツーから接近する
とボディーからアッパー、フックと上下に打ち分ける。殆んどフッ
トワークは使わずノシノシといったタイプだ。サウスポーのオペタ
イアはステップを踏んで右をフェイントに左ストレートを武器に攻
める。そして何よりオペタイアは接近しての打ち合いでは無類のハ
ンドスピードを発揮する。シンカラが接近して打ち合う場合その速
さに対応できるかどうかだろう。おそらくオペタイアは序盤からチ
ャンスがあれば一気に畳み掛けを狙うはず。シンカラはいかに被弾
を避けられるかにかかる。両者のここ5試合を動画で比較してみた
が明らかにオペタイアのスピード、パワー、テクニックとスキルで
上回っていると感じた。ズバリ、オペタイアが5、6回辺りのKO
かストップ勝ちと予想します。

【両選手の戦績】
★ジェイ・オペタイア/28戦28勝(22KO)無敗
★フセイン・シンカラ/23戦23勝(19KO)無敗


★ ★ ★ 🖥️ PC版でご覧ください!★ ★ ★



《WBA世界Sウェルター級暫定王座決定戦》
開催日:10月11日(日本時間12日)
開催地/会場:米国ペンシルベニア州フィラデルフィア/ウェルズ
・ファーゴ・センター




WBA世界Sウェルター級1位・WBC同級1位
前WBAスーパー&IBF世界ウェルター級王者

ジャロン・エニス(28=Sh/usa)
VS.
WBA世界同級8位・IBO世界同級王者
ウィスマ・リマ(32=S/ang)


エニス圧巻の118秒TKO勝ち!

〈試合経過〉
初回、お互いジャブの突き合いで始まるとサウスポーのリマに合わ
せスイッチも見せるエニス。1分過ぎエニスが右フックでダメージ
を与えるとすかさず右アッパー、右フック、左フックでリマは尻か
らゴロンとダウン。カウント8で再開するとエニスの左右連打でリ
マはロープ下に2度目のダウン。ここも立ち上がってカウント8で
再開するとエニスはリマをコーナーに詰め怒涛の左右連打でリマが
腰を落としかけたところでレフェリーは試合を止めた。

ーTKO・初回1分58秒ー

エニスが圧倒して暫定王座ながら2階級制覇に成功した。
エニスは今年4月12日、保持していたIBF世界ウェルター級王
座をWBA世界同級王者のエイマンタス・スタニオニス(リトアニ
ア🇱🇹)と統一戦で対戦して6回TKO勝ちでIBF王座4度防衛と
ともに統一に成功した。しかし、試合後エニスは減量が厳しいと転
級を表明していた。今回試合後のインタビューでは現WBC世界同
級暫定王者のバージル・オルティスJr.(米国🇺🇸)との対戦を希望
していた。また4団体Sウェルター級現王者に対しても対戦を要求
して締めくくった。今後が楽しみなエニスです。

リマは立ち上がりの急襲に何もすることなく敗れ去った。
結局、リマはジャブをチョンチョンと突いただけで終わってしまっ
た。IBO世界同級王者とはいえ対戦相手のレベルの違いをまざま
ざと感じたに違いない。リマは再起に向かうしかない。


(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)

エニスがリマを全く相手にせず速攻で畳み掛け暫定王座を獲得し
たシーンをどうぞ!(6分4秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ジャロン・エニス/36戦35勝(31KO)1NC無敗
★ウィスマ・リマ/16戦14勝(10KO)2敗










《WBAインターCヘビー級TM》
開催日:10月11日(日本時間12日)
開催地/会場:英国シェフィールド/ウティリタ・アリーナ




WBAインターCヘビー級王者
ディブ・アレン(33=O/gbr)
VS.
元NABF&WBAインターCヘビー級王者
アルスランベク・マフムドフ(36=O/rus)

〈試合経過〉
初回、お互いジャブで探り合うなかアレンが左フックから右フック
でマフムドフをフラつかせるスタートを切った。
2回、打ち合いが始まるとアレンの打ち終わりをマフムドフが接近
して左右連打を叩いて優位に傾いた。
しかし、その後はお互い打ってはクリンチの場面が増える。
5回、アレンが圧力をかけ左ボディーから右アッパーと攻めるとマ
フムドフも負けじと左右で対抗する展開。
7回、お互い打ち合うなか、マフムドフがアレンの両腕を押さえ込
んだとしてホールディングで減点1を科せられた。
後半戦はアレンがマフムドフをロープに追い込み左右を叩き込んだ
場面を見せたものの終盤はマフムドフの右を浴びるなかゴングを聞
いた。

〈12回採点結果〉
115ー111(マフムドフ)
116ー110(マフムドフ)
117ー107(マフムドフ)

マフムドフが3ー0判定勝ちでWBAインターコンチネンタル・ヘ
ビー級王座を獲得した。マフムドフは敵地で勝利したことが大きい。
一時期(2年前)は18戦全勝(17KO)無敗で世界ランキング
入りして注目されたが、初黒星のあと再起に成功して再び黒星を喫
して低迷していた。今回地域王座を獲得したことで36歳にして再
び世界ランクインの可能性大です。今後トップ戦線に絡めるのか注
目される・・・

期待されたアレンは保持するWBA地域王座の初防衛に失敗。
負けは確かだが、最大10ポイント差がついたのは意外でせいぜい
3、4ポイント差にしか見えなかった。まあ、アレンは黒星は多い
ものの戦いぶりはスリリングで人気のある選手。果たして、アレン
は再浮上なるか期待したいところ。



(PHOTOS BY THESUN.CO.UK)

判定でも内容はスリリングだったヘビー級のアレンVS.マフムド
フの一戦をハイライトでどうぞ!(11分42秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ディブ・アレン/34戦24勝(19KO)8敗2分
★アルスランベク・マフムドフ/23戦21勝(19KO)2敗