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ボクシングの一寸先は闇だが一瞬にして栄光を掴む!

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《WBA世界バンタム級挑戦者決定戦》
ーundercardー
《WBA世界Lフライ級挑戦者決定戦》

開催日:12月31日(水曜日)
開催地/会場:東京都大田区東蒲田/大田区総合体育館




WBA世界バンタム級9位
元WBA世界Sフライ級王者

井岡 一翔(36=O/志成)
VS.
WBA世界同級11位
マイケル・オルドスゴイティ(24=O/ven)

〈試合経過〉
初回、井岡がジャブを突きオルドスゴイティの出方を窺うスタート。
2回、開始間もなく右ストレートで仕掛けたのはオルドスゴイティ。
しかし、20秒過ぎ井岡の左フックから左ボディーでオルドスゴイ
ティが早くもダウン。ここは立ち上がって再開。この回井岡は深追
いせず冷静な攻め。オルドスゴイティは動いて立て直しを図る。
3回、オルドスゴイティも回復して時折左右フックで強打者ぶりを
見せる。井岡は左右で上下に攻め追撃で強烈左ボディーを叩き徐々
にオルドスゴイティのスタミナを削いでいく。
4回、オルドスゴイティの仕掛けに井岡が右カウンターヒット。そ
こから更に右ボディー、右アッパーと攻めオルドスゴイティが怯ん
だところで左ボディーを叩き込むとオルドスゴイティはたまらず2
度目のダウン。オルドスゴイティは執念で立ち上がったものの10
カウントを聞いた。

ーKO・4回2分42秒ー

これで井岡はWBA王者堤 聖也(角海老)への挑戦権を獲得した。
そして、5階級制覇への道筋ができた。しかし、井岡は試合前から
WBC王者の井上 拓真(大橋)との対戦を希望していることから
堤選手は肩透かしを食らった格好だ。それでも堤の次戦は対戦指令
が出されている休養王者のアントニオ・バルガス(米国🇺🇸)との団
体内統一戦が既定路線でしょうか、何れにしてもWBAには10位
以内に日本人選手が4人もいて選択肢はいっぱいある。
果たして、井岡の思惑通りとなるのか今後に注目です。それにして
もバンタム級は前WBC&IBF統一王者の中谷 潤人(M.T)が王
座を返上して王者も入れ替わりこの階級は混沌としてきました。

オルドスゴイティは僅かに強打者ぶりを見せたが続かなかった。
これまで10回戦は16戦の内の1試合しか経験しておらず、その
力の差は歴然としていた。WBA世界11位も団体の箔ずけ仕様ラ
ンキングに過ぎなかったと言えそうだ。。若いオルドスゴイティは
今回の屈辱敗戦を糧に今後どう生かすかでしょう。


(PHOTOS BY SPOTINGNEWS.COM)

井岡VSオルドスゴイティ戦をハイライトでどうぞ!
(6分43秒)
*途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★井岡一翔/37戦32勝(17KO)4敗1分
★マイケル・オルドスゴイティ/17戦15勝(14KO)2敗





ーundercardー
《WBA世界Lフライ級挑戦者決定戦》


WBA世界Lフライ級2位
吉良 大弥(22=O/志成)
VS.
WBA世界同級7位
イバン・ガルシア(24=O/mex)

〈試合経過〉
初回から両者激しい打ち合いで始まった。
2回、開始間もなくガルシアが左ジャブを繰り出した瞬間、吉良の
放った右ストレートがガルシアの出鼻に絶妙ヒット。ガルシアは大
の字ダウン。起き上がろうとしたが10カウントとなった。

ーKO・2回0分27秒ー

吉良が速攻KOでWBA世界Lフライ級王座への挑戦権を獲得した。
吉良は5戦目でWBA&WBO統一王者レネ・サンチャゴ(33=プ
エルトリコ🇵🇷)への挑戦を手にした。もし王座奪取となれば最速タ
イ記録とともに一気に統一王者となるが、果たして・・・

ガルシアは初回こそ互角だったが挑戦権獲得失敗。
2回も仕掛けていったがガードの甘さを狙われた格好だった。
ガルシアは無念の出直しです。


(PHOTOS BY BOXERINGWEB.NET)

吉良選手の見事なKOシーンをどうぞ!(3分22秒)
*途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★吉良 大弥/4戦4勝(3KO)無敗
★イバン・ガルシア/19戦13勝(5KO)5敗1分



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《4団体世界Sバンタム級タイトルマッチ》
      ーUNDERCARDー
《スーパーバンタム級12回戦》
《IBF世界Sフライ級タイトルマッチ》中止!
《フェザー級8回戦》

開催日:12月27日
開催地/会場:サウジアラビア・リヤド/モハメド・アブド・アリ
ーナ




当初はナイト・オブ・ザ・サムライとして世界戦3試合が組まれ
た試合は王者の体調不良(IBF世界Sフライ級戦)と挑戦者の怪
我で(WBA世界Sフェザー級戦)共に中止となり、結果的に世界
戦は1試合となってしまいました。現地では混乱していたようです
が、メインの井上選手が最後を締め括って無事終了です。


4団体世界Sバンタム級統一王者
井上 尚弥(32=O/大橋)
VS.
WBC同級2位・WBO8位・WBA10位
アラン・ピカソ(25=O/mex)


井上世界戦27連勝新記録達成!

〈試合経過〉
初回、ジワジワ前進してくるピカソに井上は軽快な足捌きで距離を
取り左ジャブを多用して出方を伺う流れでスタートした。
2回、お互い体が解れて激しい打ち合いが始まった。井上が右フッ
クを連打、ピカソも左フックから右ストレートで対抗。時折井上の
フックでピカソが一瞬バランスを崩した。
3回〜4回、井上が右フック、右ストレート、左ボディーと攻めピ
カソも右フック、右ストレートと反撃を見せる。ここまで井上が確
実にポイントを重ねて明らかにリードしている。
5回〜6回、井上が左ボディーから右フックと浴びせピカソをロー
プに追い込み連打。手数を減らしたピカソもワンツー、左フックと
ヒットさせるものの井上に効いた様子はない。井上は再びピカソを
ロープに詰め連打。ここまで井上は一度もポイントを落してない。
中盤戦に突入しても井上が単発気味となったピカソに相変わらずテ
ンポよく上下に打ち分ける攻めを続けて回を重ねる。
10回、井上のアッパーからボディーを浴びたあとピカソは後がな
いと見たか左ジャブかり左フックを上下に打ち込み挽回を図る。
11回、お互い打ち合う展開もともに決定打にならない。
最終回、井上がロープを背にしたピカソにワンツーをヒット。ピカ
ソも負けじと左ボディー連打のあと左フックで井上を退け反らせる。
再び接近して打ち合う中、ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
119ー109(井上)
120ー108(井上)
117ー111(井上)

井上が3ー0大差判定勝ちで4団体王座防衛に成功した。
井上選手の快勝とは言え後半戦にはやや攻め込まれた場面もありジ
ャッジ一人のフルマーク採点はちょっと疑問符が付いた。
これでWBA&IBFを6度目、WBC&WBOの7度目防衛成功
となった。そして、世界戦27連勝は元世界ヘビー級王者ジョー・
ルイス
(米国🇺🇸)、元5階級制覇王者フロイド・メイウェザーJr.
(米国🇺🇸)を超えて世界戦連勝新記録達成。今回ダウンシーンはな
かったが、敢えて無理をしなかったのか、それとも倒し切れなかっ
たのかファンの意見は分かれるところ。そして、いよいよ来年5月
2日に中谷潤人(M.T🇯🇵)との対戦予定となっているが来年春頃に
は正式決定しなければならない。しかし、井上選手はフェザー級転
級も仄めかしていることから金銭面や会場選択で合意に至らなけれ
ば白紙となる可能性もある。何れにしても、2026年も日本の至
宝モンスター井上に注目です。

無敗で挑んだアラン・ピカソは王座獲得ならず初黒星を喫した。
直近戦の7月19日には亀田京之介(TMK🇯🇵)との10回戦で序盤
を亀田に攻め込まれその後も接戦となりあわやの2ー0(ドロー/
97ー93/98ー92)
の辛勝。これでピカソは識者から評価を
落とした。しかし、これはあくまで世界挑戦前の調整試合色濃いも
ので引き出しを全て披露する筈もなかった。今回負けはしたが後半
戦では左フックや左ボディーで井上を慌てさせ採点以上に善戦した
ようにも映った。今後はこの敗戦を糧に再起して再びトップ戦線に
絡むことなるでしょうか・・・





(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)

それでは井上VS.ピカソ戦をハイライトでどうぞ!
(CMあり/3分)
*途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★井上 尚弥/32戦32勝(27KO)無敗
★アラン・ピカソ/34戦32勝(17KO)1敗1分











▼ UNDER CARD

《スーパーバンタム級12回戦》


3階級制覇王者
前WBC&IBF世界バンタム級王者

中谷 潤人(27=S/M.T)
VS.
WBC世界Sバンタム級10位・WBO11位
セバスチャン・エルナンデス(25=O/mex)

〈試合経過〉
序盤からサウスポーの中谷が右ジャブから左ストレート、アッパー
攻撃と順調な立ち上がりを見せる。しかし、相手のエルナンデスも
20戦無敗で3団体世界ランカーの片鱗を見せ始める。
4回、お互い接近しての打ち合いで中谷の左右攻撃に怯まずエルナ
ンデスもジャブから左右手数増やしていく。
5回、お互い接近してのボディー攻めで互角の展開。
6回〜7回も相変わらず接近しての上下の打ち合いは続き中谷の強
打にエルナンデスの打たれ強さが目立った。
8回〜9回、足を使って左,右と攻める中谷にエルナンデスは怯ま
ず被弾しながらも前進して執念深く左右で対抗する。さすがにタフ
な中谷も打ち疲れでスタミナ消耗も見え隠れする。それでも中谷が
ポイントで僅かにリードして終盤戦に突入する。
10回、足を使ってサイドから右、左と攻める中谷にエルナンデス
は接近して左右連打で詰め寄る攻勢を見せた。
11回、お互い激しく打ち合う展開。中谷が左ボディー、左ストレ
ートならエルナンデスは接近して左右アッパーを跳ね上げる。
中谷はこの回右瞼を大きく腫らした。中谷に危うさが漂う。
最終回、サイドに動いて攻める中谷をエルナンデスが手数で攻め立
てる中、ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
115ー113(中谷)
115ー113(中谷)
118ー110(中谷)

中谷が3ー0判定勝ちも採点以上に苦戦した。
スーパーバンタム級初戦はなんとかクリアしたといったところ。
中谷の9回以降は被弾も多く危うい展開だった。世界にはいろんな
選手が存在することを思い知らされたでしょう。しかし、これも精
神面の修練と考えればいいでしょう。まだ決定ではないがいよいよ
来年5月にはキャリア最大のビッグマッチが待ち受ける。今回辛勝
とも言える勝ち方にどこが通用しなかったのか修正する時間はたっ
ぷりある。正式決定するまでどう進化するか・・・

エルナンデスは善戦したが初黒星となった。
しかし、打たれ強さに加え驚異的タフさを兼ね備えている。もう少
し強打が備わればベルトを巻くことも夢ではない。それにしてもエ
ルナンデスの攻めは元3階級制覇王者を十分苦しめた戦いだったと
言っていい。もう一押しあれば手が挙がっていた筈。今後どれだけ
成長するのか楽しみな選手です。



(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)

接戦となった両者の戦いぶりをハイライトでどうぞ!
(CMあり/2分55秒)
*途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★中谷 潤人/32戦32勝(24KO)無敗
★セバスチャン・エルナンデス/21戦20勝(18KO)1敗






《IBF世界Sフライ級タイトルマッチ》中止!

*両者前日計量をパスしたものの、後に王者ガルシアが体調不良を
訴え診察の結果試合出場は困難と判断され直前中止と発表された。
関係者の説明によれば計量が済んで食事後に腹痛を起こして嘔吐し
て病院に直行、医師からは脱水状態だと告げられたとコメント。
なんとも不甲斐ない王者だ。寺地選手は期待されながらも戦うこと
なく帰国となる。残念!


IBF世界Sフライ級王者
ウィリバルド・ガルシア(36=O/mex)
VS.
IBF世界同級6位・元2階級制覇王者
寺地 拳四朗(33=O/B.M.B)

*これまでの【両選手の戦績】
★W・ガルシア/32戦23勝(13KO)6敗2分1NC
★寺地 拳四朗/27戦25勝(16KO)2敗








《フェザー級6回戦》

WBA世界フェザー級13位
堤 麗斗(23=S/志成)
VS.
ノーランカー
レオバルド・キンタナ(23=O/mex)

〈試合経過〉
3回、激しい打ち合いでキンタナのアッパー被弾で堤は鼻から出血
もボディー攻撃でキンタナにダメージを与えた。
迎えた4回、1分過ぎ堤が連打から追撃右フックでキンタナはたま
らずダウン。キンタナは立ち上がったもののレフェリーはダメージ
を確認すると試合を止めた。

ーTKO・4回1分14秒ー

アマチュア9冠の逸材で期待の堤がデビューから4連勝。
それに3連続KOと怪我で出場出来なかった兄(駿斗)の分まで頑
張ってみせた。今後が楽しみな選手です。

キンタナは序盤こそ左右を繰り出し互角だったが、回を重ねて攻撃
力に差が出た。まだこれからといった選手でしょう。


(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)

堤選手の見事な畳み掛けTKOシーンをどうぞ!
(2分57秒)
*途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★堤 麗斗/4戦4勝(3KO)無敗
★レオバルド・キンタナ/14戦12勝(5KO)2敗






《IBF世界フライ級タイトルマッチ》
開催日:12月27日(土曜日)
開催地/会場:愛知県常滑市/愛知国際展示場




IBF世界フライ級王者
矢吹 正道(33=O/緑)
VS.
IBF世界同級1位・元IBF世界Lフライ級王者
フェリックス・アルバラード(36=O/nca)

〈試合経過〉
序盤は王者矢吹が左ジャブから右ストレートを浴びせる好スタート
を切った。強打を備える元階級下の王者アルバラードも前進して左
右フック、アッパーを突き上げるなど激戦を予感させる。
3回終了まで矢吹がポイントでリードした。
4回〜5回とアルバラードが左フック、左ボディーと打ち込み、更
に矢吹をロープに詰め連打。アルバラードがポイント連取したよう
に映った。6回〜8回は矢吹が再び左ジャブ、左フックを再三ヒッ
トさせ主導権を握った。しかし、アルバラードも9回、前に出てフ
ックからアッパーと意地を見せた。
10回、矢吹の左フックでアルバラードは右目尻をカット。
11回、矢吹が左ジャブから攻勢を強め左フック、右フックと打ち
込む。ラウンド終盤矢吹の左フックでアルバラードはついにダウン。
しかし、立ち上がるとゴングに救われた。
12回、ダメージの残るアルバラードに矢吹がワンツーから左ボデ
ィーをヒット。ロープを背にしたアルバラードに左ジャブから右ス
トレートを叩き込むとアルバラードは2度目のダウン。アルバラー
ドはギリギリ立ち上がったものの10カウントを聞いてしまった。

ーKO・12回1分59秒ー

矢吹が前回に続き最終回KOでIBF世界フライ級王座の初防衛に
成功した。今後は階級を上げ3階級目を狙うことも仄めかした。
もし、階級を上げるとなれば今回体調不良で試合中止したIBF世
界Sフライ級王者にウィリバルド・ガルシア(メキシコ🇲🇽)、現在
最も注目されている3団体(WBA・WBC・WBO)世界Sフラ
イ級統一王者にジェシー・ロドリゲス(米国🇺🇸)が君臨。両者と戦
うことになれば世界でも注目されること間違いなしで楽しみです。

元IBF世界Lフライ級王者のアルバラードはフライ級2度目の挑
戦も2階級制覇ならず。KO率75%の強打も矢吹には通用しなか
った。やっぱりフルラウンドまでいくと強打者同士はパワー温存の
仕方に差が出てしまうことがある。正に今回それだった。もう直ぐ
37歳となるアルバラードに3度目アタックはあるのか・・・




(PHOTOS BY BADLEFTHOOK.COM)

矢吹の見事なラストラウンドKOシーンをどうぞ!
(1分9秒)
*途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★矢吹 正道/23戦19勝(18KO)4敗
★フェリックス・アルバラード/47戦42勝(35KO)5敗



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マーティロスヤン2年間闘病生活の末死去!

11月24日、リングマガジン誌のサイト記事を覗くと3度の世
界挑戦経験を持つバネス・マーティロスヤン(アルメニア/米国🇺🇸)
の訃報の一報だった。記事によればバネス・マーティロスヤンは引
退後皮膚癌にかかり2年間の闘病生活の末、11月23日、39歳
で亡くなったと報じていた。よく若い人ほど増殖進行が速いという
類いなのか。リングを沸かせたあのファイターがわずか39歳の若
さで亡くなってしまうとは信じられなかった。マーティロスヤンの
ファイトぶりはWOWOWエキサイトマッチでも度々実況中継され
日本でも人気があったはずだ。あぁ〜、あの選手かと・・・

マーティロスヤンは2018年5月5日、カリフォルニア州カーソ
ンで当時3団体(WBAスーパー・WBC・IBF→は懸けられず)
世界ミドル級統一王者のゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン🇰🇿
)に3度目となる世界挑戦で初回は互角に戦ったものの、2回ゴロ
フキンの左右強打に晒されKO負けに終わってしまった。結果的に
マーティロスヤンはこれが現役最後のリングとなった。
翌2019年2月4日に体力的限界を悟ってSNSで引退を発表。
33歳から第二の人生は「コーチ業に転身して自分が成し得なかっ
た頂点に若い選手を導きたい!」
と抱負を語っていた。その活動を
開始して4年後に皮膚癌(扁平上皮癌)という聞き慣れない病気を
発症して治療に専念していたという。マーティロスヤンも活動半ば
で無念だったでしょう。どうか安らかにご冥福をお祈りします。



(ゴロフキンへの挑戦が現役最後となった)



(PHOTOS BY ESPN.COM)

マーティロスヤン最後の試合となったシーンをどうぞ!
(CMあり/4分45秒)




バネス・マーティロスヤンは1986年5月1日、アルメニア・
アボヴャンに誕生した。4歳時に家族共々米国カリフォルニア州グ
レンデールに移住して生活が始まった。7歳になると元ボクサーだ
った父親の勧めで近くにあったジムでボクシングを習い始める。
成長するとアマチュア選手として頭角を現すようになった。
2004年のアテネ五輪代表地区予選では既に米国籍を取得してい
たことから米国代表として出場した。地区予選では難なく勝ち抜き
最終選考会でも強豪を破って米国代表に決定した。
しかし、アテネ五輪ではウェルター級で出場して2回戦で敗退とな
った。アマチュア戦績は130戦120勝10敗という素晴らしい
成績を残した。その後プロ転向表明。
2005年4月8日、Sウェルター級4回戦をジェシー・オルタ
米国🇺🇸)と戦い4回3ー0(40ー35×3者)の判定勝ちでプロ
デビューを飾った。その後は連戦連勝の快進撃を続けた。
29戦全勝(18KO)無敗の時点でNABF&NABO北米Sウ
ェルター級王座を獲得。30戦目ではWBC・Sウェルター級シル
バー王座も獲得して一気に期待も高まり知名度も上げていった。

2012年11月10日、WBC世界Sウェルター級挑戦者決定戦
エリスランディ・ララ(キューバ🇨🇺)と対戦して激戦となった末、
マーティロスヤンが偶然のバッティングで左目尻をカット。出血が
酷く9回1ー1の引き分け。連勝も32でストップとなった。
それでもWBO世界ランキング1位に大躍進して世界戦決定。
2013年11月9日、WBO世界Sウェルター級王座決定戦を2
位のデメトリアス・アンドラーデ(米国🇺🇸)と対戦。初回終盤マー
ティロスヤンが左フックで先制ダウンを奪う好スタート。しかし、
その後はアンドラーデに挽回され結果は12回1ー2(1P/3P)
の判定負けに終わった。マーティロスヤンは惜しまれる負けだった。
2度目の世界戦は2016年5月21日、WBA世界Sウェルター
級王者となっていたエリスランディ・ララ(キューバ🇨🇺)への挑戦
が3年半ぶりの再戦となった。初戦とは違いアグレッシブさが増し
ていたララに競り負けた末、12回0ー3(5P/5P/3P)差の
判定負けに終わり王座獲得はならなかった。
3度目の世界挑戦は前述のように階級を上げミドル級で挑戦したが
2年間のリング離脱が影響してかゴロフキンに全く歯が立たずキャ
リア初の2回KO負け。そして、潔く引退を決意した。

マーティロスヤンは世界王者には辿り着けなかったが、現役時代の
人気は世界王者並みだった。これを書いてる本人も次の対戦相手は
誰なのかと楽しみにしていたことを思い出す。そんな選手だった。
洗練された華麗な選手よりもその無骨なまでの戦いぶりはファンを
惹きつけ魅了した。ただ時折基本に忠実な攻めをするかと思えば突
然どこから攻めていくのか予想の付かない戦法に切り替えたりと緊
張感漂うそんなファイターの選手だった。
関係者によれば試合が終わると一見寡黙ではあったが笑顔でなんで
も気さくに話しかけてくる性格だったという。ボクサー仲間にも親
しみ易い選手だったようだ。訃報を知ったテレンス・クロフォード
を含めて他のあらゆるスター選手達もSNSで哀悼の意を示した。
さらばじゃ、バネス・マーティロスヤンよ!

〈バネス・マーティロスヤンMEMO〉
本名:バネス・ノリコピッチ・マーティロスヤン
誕生日:1986年5月1日
出身地:アルメニア・アボヴャン(旧ソビエト連邦)
国籍:アメリカ合衆国
階級:ミドル級(1試合のみでそれまではSウェルター級)
スタンス:右・ボクサーファイター
身長/リーチ:182cm/178cm
死没日:2025年11月23日(享年39歳)
戦績:41戦36勝(21KO)4敗1分

【プロ獲得王座】
NABF北米Sウェルター級王座(防衛❷→返上)
NABO北米Sウェルター級王座(防衛❷→返上)
WBAインターN・Sウェルター級王座(防衛⓪→返上)
WBOインターC・Sウェルター級王座(防衛❶→返上)
WBC・Sウェルター級シルバー王座(防衛❶→返上)

【アマ代表歴&戦績】
2004年アテネ五輪ウェルター級出場
130戦120勝10敗
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《Sフライ級10回戦》
開催日:12月20日(日本時間21日)
開催地/会場:メキシコ・バハカリフォルニア州ティファナ/オー
ディトリオ・デ・ティファナ




WBC世界Sフライ級7位
アルヒ・コルテス(31=O/mex)
VS.
WBC世界同級14位
ヤヒール・フランク(23=O/mex)


フランク僅か初回14秒衝撃KO勝利!

〈試合経過〉
初回、開始ゴングでお互いリング中央で攻撃態勢に入った瞬間、フ
ランクの左フックが先にコルテスの顎を打ち抜くと背中からバタン
とダウン。コルテスは一瞬起き上がる様子を見せたがレフェリーは
カウント途中で試合をストップした。

ーKO・初回0分14秒ー

フランクが世界戦経験者を僅か初回KOで勝利する大金星。
勿論フランクも期待のホープとして注目されてはいたが、本人もビ
ックリでしょう。狙い打ちというよりタイミングが良かった。
唯一の黒星は昨年10月12日、こちらも売り出し中で3団体でラ
ンクインしているジェイアール・ラキネル(比国🇵🇭)と10回戦で
戦い0ー3判定負け。今回、1年2カ月ぶりの再起戦リングで弾み
をつけた期待の選手です。

コルテスは一瞬の油断が仇となった。
コルテスは2023年9月18日、東京・有明アリーナでWBO世
界Sフライ級王者中谷潤人(M・T🇯🇵)に世界初挑戦。試合は中谷
から5回に2度ダウンを奪われたものの中盤戦に突入すると右スト
レートで反撃するなど執念を見せた。9回3度目ダウンを奪われ粘
ったものの12回0ー3の大差判定負けに終わっていた。
それから3連勝して今回も勢い付けて再びトップ戦線に加わる目論
見だったが、ここで振り出しに戻った。


(PHOTOS BY BOXINGSCENE.COM)

 フランクが秒速KOで勝利した衝撃映像をどうぞ!
(3分53秒)
*途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★アルヒ・コルテス/35戦28勝(11KO)5敗2分
★ヤヒール・フランク/19戦18勝(13KO)1敗






《ヘビー級(245ポンド制限契約)8回戦》
開催日:12月19日(日本時間20日)
開催地/会場:米国フロリダ州マイアミ/カセヤ・センター




元3団体世界ヘビー級統一王者
アンソニー・ジョシュア(36=O/gbr)
VS.
WBA世界クルーザー級15位
ジェイク・ポール(28=O/usa)

〈試合経過〉
初回〜2回はジョシュアがプレスをかけるとポールはサークリング
しながら動き回り様子を窺う。ジョシュアも時折右を大きく強振す
るものの打ち合う展開にならず場内からはブーイングも出る始末。
4回、お互い何度もクリンチしては絡み合いスリップダウンを繰り
返すポールに休憩が与えられた。再開すると同じ展開は続きさすが
にレフェリーも痺れを切らして両者を呼び寄せるように「ちゃんと
ファイトしろ!」
と両者に注意を与えた。
5回、ジョシュアのボディー攻めにポールは苦し紛れにクリンチを
仕掛ける。ジョシュアが突き離し後退気味のポールに左フックを浴
びせるとついに前のめりダウン。再開するとジョシュアの追撃右フ
ックでポール2度目のダウン。ポールはここも立ち上がり再開。再
びジョシュアの右を浴びたポールは脚元を揺らしながらもなんとか
ゴングに逃げ込んだ。しかし、ポールは耐えたが脚元はおぼつかず
もうスタミナも使い果たして時間の問題と映った。
迎えた6回、脚元のおぼつかないポールにジョシュアの右が軽くヒ
ットすると3度目のダウン。ポールはここも執念で立ち上がり再開
すると左右連打から再び右ストレートでポール4度目のダウン。
さすがにもうポールは10カウントを聞いてしまった。

ーKO・6回1分31秒ー

アンソニー・ジョシュアは1年9カ月ぶりの勝利。
ただこれは対戦相手が階級下のクルーザー級でしかもこれまで総合
格闘家や引退した元世界王者、引退間近の選手などとしか戦ってお
らず今回KO勝ちしたからといって評価されるものではない。
ジョシュアは2021年9月25日、元4団体世界クルーザー級王
者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ🇺🇦)に判定負けで3団体
(WBAスーパー・IBF・WBO)ヘビー級王座を奪われ再戦で
も判定負けして王座奪還ならず無冠の道へと突入。
昨年9月21日、地元ロンドンのウェンブリー・スタジアムで9万
6千人もの大観衆を動員。2度目の王座返り咲きを狙ってIBF世
界ヘビー級王者ダニエル・デュボア(英国🇬🇧)に挑戦した。
戦前はジョシュアが圧倒的有利とされたが、デュボアの強打に晒さ
れ初回、3回、4回とまさかのダウンを奪われた末、最後は5回勢
い付いたデュボアの右ストレートで4度目のダウン。もうジョシュ
アは立ち上がる余力もなくキャリア2度目のKO負けとなった。
今回KO勝ちしたものの勝って当たり前の相手だったことでボクシ
ング界では評価を上げるまでにはいかなかったようだ。

ジェイク・ポールは初のKO負けで2敗目を喫した。
序盤から気負い過ぎてボクシングとなっておらず動き回った末、自
ら徐々にスタミナを失くしていた。勿論、勝っていれば大注目とな
ったでしょうが、そうは問屋が卸さなかった。ポールは試合後のイ
ンタビューに今後はクルーザー級の王座を狙うとコメントしたが、
クルーザー級はハードパンチャー揃いでそうは甘くない。先ずは攻
撃力と防御の技術をともに刷新することが先決でしょう。今のまま
の総合格闘技気味た戦いぶりでは王座戴冠は到底無理です。




(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)

  ジョシュアが6回KO勝利したシーンをどうぞ!
(1分30秒)
*途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★アンソニー・ジョシュア/33戦29勝(26KO)4敗
★ジェイク・ポール/14戦12勝(7KO)2敗






《Sバンタム級10回戦》
開催日:12月19日(日本時間20日)
開催地/会場:米国フロリダ州フォートローダーデール/ウォー・
メモリアル・オーディトリアム




WBA世界Sバンタム級2位・WBC5位
ラモン・カルデナス(30=O/usa)
VS.
元IBO世界Sバンタム級王者
エリック・ロブレス(25=S/mex)

〈試合経過〉
序盤戦はお互い様子見展開だった。
3回、サウスポーのロブレスが右ジャブをフェイントに左ストレー
トを突き刺すとカルデナスもジャブから右で応戦。終盤打ち合いか
らカルデナスの右カウンターが炸裂するとロブレスがダウン。直ぐ
に立ち上がり再開するとロブレスはこの回を凌いだ。
4回、立て直しを図るロブレスは相変わらず右ジャブから左を強振
するとカルデナスのジャブから右が再びヒットし出す。
迎えた5回、打ち合いから1分過ぎロブレスがコーナー前で左右を
浴びせようとした瞬間、カルデナスの右フックがロブレスの顎を打
ち抜くとロブレスはパタンと仰向けダウン。レフェリーは危険な倒
れ方と判断してカウント途中で試合を止めた。

ーTKO・5回1分21秒ー

カルデナスが世界挑戦の敗北から7カ月ぶりの再起成功です。
カルデナスは今年5月4日、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナ
で4団体世界Sバンタム級統一王者の井上尚弥(大橋🇯🇵)に世界初
挑戦。カルデナスは過小評価されていたが、2回左フックで井上か
ら先制ダウンを奪い会場を沸かせた。しかし、徐々にペースアップ
した井上に7回連打を浴びロープダウンを喫した。8回まで粘った
ものの再び連打を浴びてストップとなった。それでもカルデナスの
善戦に高評価だった。今回の勝ちっぷりで再びトップ戦線に加わり
2度目の世界挑戦が見えてきそうです。

元IBO世界王者のロブレスは再起ならず連敗。
2回まで武器の左ストレートを再三繰り出したが、真に当たらず打
つタイミングを察知されてしまった印象。それにパワーの違いを見
せ付けられた格好だった。ロブレスは今回の負けを教訓に再び這い
上がれるか・・・



(PHOTOS BY FIGHTNEWS.COM)

 見事にストップ勝ちしたカルデナスの戦いぶりをフルラウンドで
どうぞ!(15分48秒)
*途中消除の場合ありです。



【両選手の戦績】
★ラモン・カルデナス/29戦27勝(15KO)2敗
★エリック・ロブレス/20戦16勝(10KO)4敗
★ ★ ★ 🖥️ PC版でご覧ください!★ ★ ★



ーTRIPLE WORLD TITLEMATCHー
《WBA世界バンタム級団体内王座統一戦》
ーUndercardー
《WBA・WBO世界Lフライ級王座統一戦》
《WBO世界フライ級タイトルマッチ》

開催日:12月17日(水曜日)
開催地/会場:東京都墨田区横網/両国国技館




ーMAIN EVENTー
《WBA世界バンタム級王座統一戦》


WBA世界バンタム級正規王者
堤 聖也(29=Sh/角海老)
VS.
WBA世界同級暫定王者・5階級制覇者
ノニト・ドネア(43=Sh/phi)

〈12回採点結果〉
112ー116(ドネア)
115ー113(堤)
117ー111(堤)

堤が2ー1のスプリットも判定勝ち。堤はWBA休養王者から正規
に復帰してWBA王座の2度目防衛に成功です。次戦は休養王者と
なっているアントニオ・バルガス(米国🇺🇸)との対戦か、もしくは
12月31日のWBA世界バンタム級挑戦者決定戦の井岡一翔(志
成🇯🇵)VS.マイケル・オルドスゴイティ(ベネズエラ🇻🇪)戦の勝者
との対決でしょうか。来年が楽しみです。

ドネアは統一ならず、暫定王座は正規に吸収され無冠となった。
試合後、関係者によればドネアは現役続行で最後は再び日本のリン
グに上がり終わらせたいとしている。今回も動画を観た限りではま
だ左フックなど十分武器として通用する場面を見せていた。
今後もう一踏ん張りするレジェンドに期待したい。

【両選手の戦績】
★堤 聖也/16戦13勝(8KO)3分無敗
★ノニト・ドネア/52戦43勝(28KO)9敗








《WBA・WBO世界Lフライ級王座統一戦》

WBA世界Lフライ級王者
高見 亨介(23=O/帝拳)
VS.
WBO世界Lフライ級王者
レネ・サンティアゴ(33=O/pur)

〈12回採点結果〉
117ー111(サンティアゴ)
115ー113(サンティアゴ)
112ー116(高見)

サンティアゴが2ー1のスプリットも判定勝ち。
これでサンティアゴがWBO世界フライ級王座の初防衛とともにW
BA王座も獲得して統一に成功した。

期待された無敗王者の高見はWBA王座の初防衛ならず統一失敗、
初黒星となった。

【両選手の戦績】
★高見 亨介/11戦10勝(8KO)1敗
★レネ・サンティアゴ/19戦15勝(9KO)4敗









《WBO世界フライ級タイトルマッチ》

WBO世界フライ級王者
アンソニー・オラスクアガ(26=O/usa)
VS.
WBO世界同級4位
桑原 拓(30=O/大橋)

ーTKO・4回2分37秒ー

オラスクアガがストップ勝ち。WBO世界フライ級王座の4度目防
衛に成功した。

桑原は2度目世界挑戦も王座獲得ならず。

【両選手の戦績】
★アンソニー・オラスクアガ/12戦11勝(8KO)1敗
★桑原 拓/17戦14勝(9KO)3敗






★ ★ ★ 速報! テレンス・クロフォード電撃引退!★ ★ ★

16日(日本時間17日)、史上初の3階級で4団体王座統一を
成し遂げたテレンス・クロフォード(米国🇺🇸)が無敗のまま引退し
ました。これまでライト級、Sライト級、ウェルター級、Sウェル
ター級、Sミドル級の5階級制覇達成。それにSライト級、ウェル
ター級、Sミドル級では4団体を束ねるという前人未到と言っても
過言ではない活躍でした。人気の面では今一でしたが、他の追随を
許さない強さでした。数年後には国際&世界の二大殿堂入りは間違
いないでしょう。

現在保持している3団体(WBAスーパー・IBF・WBO)世界
Sミドル級王座は順次返上する模様です。
42戦42勝(31KO)無敗の戦績でした。


(PHOTOS BY FIGHTMAG.COM)