◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆ -19ページ目

◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

ボクシングの一寸先は闇だが一瞬にして栄光を掴む!

★ ★ ★ 🖥 PC版でご覧ください!★ ★ ★


心に残るボクシング映画『レイジング・ブル』
ロバート・デ・ニーロ主演男優賞受賞作品!



〈ロバート・デ・ニーロ編〉

今回紹介する大ヒット映画『レイジング・ブル』といえば実在し
た元NBA(WBA前身)世界ミドル級王者ジェイク・ラモッタ
イタリア系米国人)が現役時代のニックネームだったレイジング・
ブル(Raging Bull=怒れる牡牛)
が題材となっています。
1940年代から1950年代にかけて活躍したジェイク・ラモッ
タが現役時代の栄光と引退してからの挫折や波瀾万丈な生活を書き
綴った自叙伝が出版されベストセラーとなる。この自伝本を読んだ
ロバート・デ・ニーロが衝撃を受け名匠マーティン・スコセッシ
督に「この本の内容は映像化出来る」と話しを持ち込んだことが切
っ掛けだったとされる。そして、二人の映像化プランはハリウッド
関係者にも伝わりのちに映画化されることが決定した。
しかし、この自伝はあまりにも波瀾万丈な人生を歩んだ原作者だっ
たことで脚本が何度も書き換えられたり映像制作でカラーかモノク
ロかで議論が生じたりでクランクアップまで長い時間を要した。
この作品も公開から44年以上も経っている映画ですが、現在観て
も色褪せない見応えある作品です。

迫力ある試合シーンの撮影にはモデルとなったジェイク・ラモッタ
氏本人も殴り合う拳闘場面の技術指導者として参加していた。

(リング撮影で指導するラモッタ氏)
IMG_4814.JPG
IMG_4815.JPG

『レイジング・ブル』
【原題】RAGING BULL
【製作国】アメリカ合衆国
【配給】UA(ユナイテッド・アーティスツ/後にMGM傘下)
【上映時間】129分※(TV放送ではカラー部分で一部カットの
場合あり。現在進行形はカラーで回想シーンは白黒)
【公開】米国:1980
年11月/日本:1981年2月

〈スタッフ〉
【監督】マーティン・スコセッシ
【製作者】ロバート・チャートフ/アーウィン・ウィンクラー
【原作】ジェイク・ラモッタ(元NBAミドル級世界王者)
【脚本】ポール・シュレイダー/マーディク・マーティン
【撮影】マイケル・チャップマン
【音楽】レス・ラザロビッツ

〈キャスト〉
★主演:ロバート・デ・ニーロ(ボクサー/ジェイク・ラモッタ役)
〈共演者〉
★キャシー・モリアーティ(ラモッタ2番目の妻/ビッキー役)
★ジョー・ペシ(ラモッタの弟でマネージャー/ジョーイ役)
★ニコラス・コラサント(怪しいプロモーター/トニー・コモ役)
★フランク・ヴィンセント(大物マフィア/サルヴィー・バッツ役)


ロバート・デ・ニーロはこれ以前にフランシス・F・コッポラ
督が1974年に撮った大ヒット作品『ゴッドファーザー2』に出
演してアカデミー賞・助演男優賞を受賞している。
この後も立て続けに映画史に残るヒット作品に主演・出演した。
1976年マーティン・スコセッシ監督『タクシードライバー』
1977年マーティン・スコセッシ監督『New York New York』
1978年マイケル・チミノ監督『ディアハンター』
そして、1981年ついに『レイジング・ブル』の熱演で俳優にと
って頂点であるアカデミー賞・主演男優賞に輝いています。

とにかく、デ・ニーロはどの物語に対しても異常なまでに徹底して
役柄に魂を込める役者として知られますね。
「タクシードライバー」での運転手役では自らタクシー会社に体験
入社したり、「レイジング・ブル」でのラモッタ役では当然のよう
にジムに通い現役ボクサーと同じように体を鍛え上げている。
ボクシングの試合シーンを撮り終えると、今度は引退したボクサー
の体型を作り上げる為に、撮影を一時中断させる。そこから4カ月
間わざわざ肥満する旅行に出かける。フランスを含めイタリアに住
むデ・ニーロの父親の親戚を訪ね歩き、大好物のパスタや肉料理を
大食いして26キロも太ってまるで別人となって帰国する。そして
、ラモッタの引退後の撮影を再開している。
徹底してその役柄に成り切ることから"デ・ニーロ・アプローチ"
という造語まで生まれたのはあまりにも有名ですね。
監督のマーティン・スコセッシとは同じイタリア系アメリカ人とい
うこともあり意気投合して出世作(主演男優賞ノミネート)となっ
「タクシードライバー」を撮り終えてから益々信頼を深めていっ
たという。また、ジェイク・ラモッタも両親がイタリアからの移民
者というところに余計に力が入ったようです。
そして、ようやくレイジング・ブルを撮り終えたのでした。


【あらすじ】
1964年、元NBA世界ミドル級王者のジェイク・ラモッタ
ロバート・デニーロ)
はボクサーを引退してからショービジネス界
に入りニューヨーク市の歓楽街にあるバルビゾン・シアターで映画
史に遺る名作『波止場』(1954年作品/監督エリア・カザン
の映像を恰幅のいい体つきで語り部(解説)をしていたのだった。
ラモッタはこの映画で名優のマーロン・ブランドが元ボクサー役で
主演した名シーンの映像を見ながらセリフを真似て自分の歩んでき
た道と重ね合わせるように紹介するところから始まる。
※(尚、カラー場面はTV放送などで部分的カットされる場合あり)

IMG_0341.JPG

そして、画面はジェイク・ラモッタの世界王者となる前の駆け出し
ボクサー時代の回想シーン(白黒画面)へと変わる・・・

1941年、米オハイオ州クリーブランドでラモッタは負け知らず
の快進撃を続けていたが、若い黒人選手のジミー・リーブスに10
回1ー2で僅差判定負けしてしまう。しかしこの試合はダウンを奪
い滅多打ちにしたラモッタが明らかに打ち勝っていたはずだった。
試合が終わるとラモッタは周りに当たり散らしてセコンドに就いて
いた弟でトレーナー兼マネージャーのジョーイ(ジョー・ペシ)
言い争いにまで発展してしまう。



ラモッタは控え室に戻るとジョーイに「俺が試合を支配していたは
ずだ。あいつら二流ジャッジのせいで負けにされた。なぜ、お前は
判定に抗議しなかったんだ!」
と怒りを露わにするのだった。
家に帰っても荒れ狂い妻にまで当たり散らした。
怒りの収まらないラモッタは憂さ晴らしで酒浸りの荒れた日々を過
ごすようになってしまう。そんな中、1カ月後には連勝を止められ
ジミー・リーブスと同じ会場で再戦したが、再び判定負けとなっ
た。この戦いは明らかにラモッタの完敗だった。

ある日、ラモッタは試合のない夏場に弟(ジョーイ)と一緒に街に
出かけてプールの前を通りかかると滅法美人の若い女性ビッキー
キャシー・モリアーティ)
が目に入り声をかける。女性の口説き方
が上手いラモッタは結婚していたが、付き合い始めると毎日が癒さ
れていくようになっていく。そして、二人は次第に惹かれ合いラモ
ッタはこれまで暮らしてきた妻とはいつの日か別れ、ビッキーと2
度目の結婚式を挙げることになる。




結婚して支え合いながら平穏な生活を送っていたが、元々気性の荒
いラモッタはいつの日からか本性が現れ些細なことでビッキーと衝
突し始める。しかし、好きで結婚したビッキーはラモッタの日常の
我がままに我慢して耐える日々を送ることになる。
その後、ラモッタはタイトル戦を目指して勝ち星を重ねていくもの
の、リングを降りると金儲けを企らむ怪しいプロモーターのトニー
・コモ(ニコラス・コラサント)と興行を取り仕切る大物マフィア
のサルヴィー・バッツ(フランク・ヴィンセント)が現れ八百長試
合を持ちかけられる。



実はマネージャーを務める弟ジョーイが彼等に王座挑戦の約束を交
わした見返りとしての八百長依頼だった。裏で勝手に話を進めたジ
ョーイに乗り気ではないラモッタは再び不信感を抱くようになる。
しかし、名前が売れ始めたもののラモッタのファイトマネーはまだ
取り分は低く試合の度に現れ大金を提示する大物マフィアのサルヴ
ィー・バッツにラモッタの心は揺れ動くのだった・・・

最近、数あるボクシング映画の中からファンの間で再評価されて
いる「レイジング・ブル」の予告編をどうぞ!(1分25秒)


IMG_0348.jpg

★ ★ ★ 🖥️ PC版でご覧ください!★ ★ ★


《WBC世界ライト級暫定タイトルマッチ
ーunder cardー
《WBA(S)&WBO世界ミニマム級TM》

開催日:3月29日(日本時間30日)
開催地/会場:メキシコ・カンクン/ポリフォルム・べニート・フ
ァレス




WBC世界ライト級暫定王者
ウィリアム・セペダ(28=S/mex)
VS.
WBCライト級2位・元IBF世界SFe級王者
テビン・ファーマー(34=S/usa)

セペダが再び微妙判定も返り討ち防衛!

〈試合経過〉
サウスポー対決!

初回、序盤からセペダが積極的に前に出ると左カウンターでファー
マーを攻め立てスタートした。
2回〜3回とセペダがボディー連打すると、ファーマーはジャブか
らアッパーと反撃する。
4回、相変わらずセペダがボディーを攻めるとファーマーも負けじ
とボディーから左アッパーと攻めた。
5回、セペダがものすごい勢いで連打するとロープを背にしたファ
ーマーは見た目でストップされる寸前まで追い込まれた。しかし、
左アッパーを返してピンチから逃れた。その後はファーマーが足を
使い出す。それでもセペダは手を緩めず優勢な流れは続いた。
9回、さすがに手数を減らしたセペダにファーマーは挽回を狙い右
フック、左アッパーと攻める。しかし、それ以上は攻め切れない。
最終回、ファーマーの左ストレートでセペダは一瞬慌てたが冷静に
ファーマーの連打を躱わす中ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
116ー112(セペダ)
115ー113(セペダ)
114ー114(ドロー)

セペダが2ー0判定勝ちでWBCライト級暫定王座の初防衛成功。
前回の暫定王座決定戦は10回戦で行われ2ー1(95ー94×2
者セペダ/94ー95ファーマー)
で辛くもセペダだった。
今回のリマッチ戦はセペダが前回以上に手数を増やしたと感じられ
たが意外にもドローが一人いた。まあ、ジャッジの位置関係もある
んでしょう。84%のKO率を誇るセペダが倒し切れなかった要因
はファーマーの技巧が優れていたというほかないでしょう。
もし、同じサウスポーのWBC同級正規王者シャクール・スティー
ブンソン
(米国)と団体内統一戦となればファーマー以上に技巧を
備えていることからスンナリとはいかないような気もします。
次戦の対戦相手が誰になるのか楽しみです。

ファーマーはダイレクトリマッチも2階級制覇ならず。
これでファーマーは昨年7月の試合から3連敗を喫してしまった。
もっと破壊力あるパンチがあったならという感じですが、もうすぐ
35歳となるファーマーにとって防御面を磨くしかないのかもしれ
ない。このまま若手の踏み台にされてしまうのか、それとも今後奮
起して再び勝ち星を重ねるようになるのか・・・



(Photos by boxingscen.com)

【両選手の戦績】
★ウィリアム・セペダ/33戦33勝(27KO)無敗
★テビン・ファーマー/43戦33勝(8KO)8敗1分1NC




ーunder cardー
《WBA(S)&WBO世界ミニマム級TM》


WBAスーパー&WBO世界ミニマム級王者
オスカー・コラーゾ(28=S/usa)
※(オスカル・コリャソ表記もあり)
VS.
WBO同級3位・WBA11位
エドウィン・カノ(27=S/mex)

コラーゾ強し、敵地で圧巻KO防衛!

〈試合経過〉
サウスポー対決!

序盤からコラーゾが左ストレート、右フックと浴びせ早くも優勢。
2回〜3回にかけコラーゾがボディー攻めから左ストレート、右
フックと攻め主導権を握った。カノもボディー攻めから左右を上
下に執念深く攻め込もうとするもののコラーゾの上手いブロック
に攻め切れない。

迎えた5回、序盤カノが連打も続かない。1分過ぎコラーゾが右
を脇腹に決めるとカノはコーナーロープにもたれたあと苦痛で大
の字ダウン。そのままカノは立ち上がれずレフェリーの10カウ
ントを聞いてしまった。

ーKO・5回1分12秒ー

コラーゾが力の差を見せ付けWBO王座5度目、WBAスーパー王
座の初防衛に成功した。コラーゾはいよいよ絶対王者の領域に突入
しつつある。今後、統一戦を計画するのか選択試合消化なのか。
もし、選択試合優先なら日本人選手とも絡むことになるでしょう。
日本人選手はWBAランキングに5選手、WBOには4選手いるが、
果たしてどうなるか・・・

カノは昨年7月12日、WBOラテンアメリカ同級王座を獲得した
がメジャー王座には届かなかった。序盤から上下を打ち込まれ特に
ボディーが効いてしまった。再びトップと絡むには防御の鍛錬が必
要でしょう。再起なるか・・・



(Photos by boxingscen.com)

コラーゾが圧倒KOしたシーンをどうぞ!(8分09秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★オスカー・コラーゾ/12戦12勝(9KO)無敗
★エドウィン・カノ/17戦13勝(4KO)3敗1分








.......................................................................................




ー同会場2日連続開催ー
《IBF世界フライ級タイトルマッチ》
▼(2日目)
《WBC世界ミニマム級タイトルマッチ

開催日:3月29日(土曜日)〜3月30日(日曜日)
開催地/会場:愛知県常滑市/アイチ・スカイ・エキスポ(愛知県
国際展示場)




IBF世界フライ級王者
アンヘル・アヤラ(24=O/mex)
VS.
IBF世界Lフライ級王者
矢吹 正道(32=O/Midori)

矢吹が3度倒して5カ月で2階級制覇達成!

〈試合経過〉
初回、両者序盤から打ち合った終盤、矢吹が左フックでアヤラから
ダウンを奪う。アヤラは立ち上がるとゴングとなった。
2回、アヤラは突破口を掴もうと右から左へスイッチを見せる。し
かし、矢吹の左ジャブが冴えると2分過ぎ今度は右カウンターでア
ヤラは手を着く2度目のダウン。アヤラここは凌いだ。
3回、序盤から打ち合ったが、途中偶然のバッティング発生。矢吹
が右頬をパックリカット、アヤラも右目上をカット。瞬く間に流血
戦となり途中ストップ(4回ストップなら負傷引き分け)も危ぶま
れたが、両陣営の止血努力でクリアした。
5回、矢吹の左ジャブが効果的でアヤラの大振りする左右を躱わす。
後半戦に突入しても矢吹が左ジャブから右カウンターを打ち込み益
々リードを広げた。それでもアヤラは左右で挽回を狙った。

迎えた最終回、矢吹が1分半近くカウンター気味の右フックが炸裂
してアヤラ3度目のダウン。アヤラは顔面を血に染めながらも執念
で立ち上がって再開すると矢吹の連打に足元を揺らした瞬間レフェ
リーが割って入り試合を止めた。

ーTKO・12回1分54秒ー

矢吹が昨年10月12日、IBF世界Lフライ級王座を獲得して王
座を保持したまま挑み日本人初となる2階級同時制覇を達成した。
デビュー当時はフライ級だったが、途中からLフライ級に転向。
しかし、かねてから減量が厳しいと発言していたことからIBF世
界Lフライ級王座は返上でしょう。元に戻して減量が楽になった分
これまで以上にパワーが増したようだった。今後は指名戦をクリア
すれば統一戦も視野に入れていくでしょう。楽しみです。

アヤラは昨年8月9日、王座決定戦で手にしたIBF世界フライ級
王座の初防衛失敗となった。わずか7カ月間の短命王者に終わって
しまった。メキシコでは軽量級で評価が高く将来のスター候補とま
で呼ばれる存在だったが、矢吹のパワーの前に3度も倒され無念の
王座陥落。再びトップ戦線に絡むことを期待したい。



(Photos by ringmagazine.com)

矢吹がストップ勝ちしたシーンをどうぞ!(3分05秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★アンヘル・アヤラ/19戦18勝(8KO)1敗
★矢吹 正道/22戦18勝(17KO)4敗





ー2日目ー
《WBC世界ミニマム級タイトルマッチ

開催日:3日30日(日曜日)
開催地/会場:愛知県常滑市/アイチ・スカイ・エキスポ(愛知県
国際展示場)




WBC世界ミニマム級王者
メルビン・ジェルサレム(31=O/phi)
VS.
WBC同級1位・前WBC世界同級王者
重岡 優大(27=S/Watanabe)

〈試合経過〉
初回、重岡が左ボディーで先制もジェルサレムが右ストレートをヒ
ットさせるなどスリリングなスタート。
2回、重岡の左ストレートをジェルサレムがブロックして逆に右ス
トレートがヒットして流れを掴んだように映った。
3回〜4回とジェルサレムの右ストレートが冴えた。
ここまでの公開採点3ー0(40ー36/39ー37/39ー37)
でジェルサレムがリード。
5回から重岡がプレスをかけ左ストレートを打ち込むものの躱され
ジェルサレムの右ストレートが益々冴え渡る。
8回終了時点の採点は3ー0(79ー73/77ー75/78ー74
とジェルサレムがポイント差を広げた。
後半戦に突入すると重岡は左ボディーや左右フックを度々繰り出し
て挽回を狙うものの正確にヒットしない。
最終回、そんな展開にジェルサレムは余裕を持って左右連打を打ち
込む中、ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
119ー109(ジェルサレム)
116ー112(ジェルサレム)
118ー110(ジェルサレム)

ジェルサレムが3ー0大差判定勝ちでWBC世界ミニマム級王座の
2度目防衛に成功した。ジェルサレムは2年前に負けた現WBA&
WBO同級統一王者オスカー・コラーゾ(米国)との統一戦を希望
としたが果たして、実現なるか注目です。

重岡は保持していた王座の1年ぶりの王座奪還ならず。
予想もしなかった重岡の大差判定負けに今後の再浮上に期待したい
ところ。あ〜、なんとも残念だ!


(Photos by news.livedoor.com)

【両選手の戦績】
★メルビン・ジェルサレム/27戦24勝(12KO)3敗
★重岡 優大/11戦9勝(5KO)2敗



★ ★ ★ 🖥️ PC版でご覧ください!★ ★ ★


《4月開催の試合ポスター》

4月開催の世界戦は少ないですが、トップ戦線に絡めるかどうか
を左右する試合が多く組まれていますね。
例えノンタイトル戦であっても、ランキングボクサーは勝敗によっ
て順位にもかなり影響することから単なる消化試合という訳にはい
かないリングと言えます。誰が飛躍して誰が後退してしまうのか全
ての試合から目が離せませんね。

尚、決定している試合であっても選手の怪我や体調不良などで対戦
相手が変更となったり、延期や中止となる場合もあります。

*貼り付けた12試合分のポスターの他にも3試合ありますが、ポ
スターがないことや開催が確実視されてないことで省いています。



4/4《EBU欧州Lヘビー級TM》開催地:英国
EBU欧州王者のドス・サントス(仏)は防衛に
成功すれば現在世界ノーランカーもランクイン濃厚
でしょう。挑戦者のシャカン・ピッターズ(独)は
番狂わせに賭けるはず。







4/4〈Sバンタム級戦〉開催地:米国
ジャフェスリー・ラミド(米国)は岩佐亮佑(セ
レス)と対戦して引退に追い込んだ選手として知名
度を上げた。対戦相手のカルロス・ジャクソン(米
国)はベテランながらも強者だ。結果に注目!







4/5〈ヘビー級戦〉開催地:英国
元WBO世界ヘビー級暫定王者のジョー・ジョイ
ス(英国)はチャン・ジーレイ(中国)に王座を奪
われ再戦でも3回KO負け。再起に成功したものの
同国の厄介な伏兵デレック・チゾラにも判定負けし
て不評を買った。もう連敗は許されない。今回相手
のフィリップ・フルゴビッチ(クロアチア)はKO
率78%の強打者。果たしてジョイスは生き残れる
のか注目される・・・







4/5〈ヘビー級戦〉開催地:米国
東京五輪メダリストのスター候補リチャード・ト
ーレスJr.は13連勝なるか。ヘビー級では188
センチと小柄ながら無類の突貫ファイター。しかし、
今回相手のグイド・ビアネロ(イタリア)は198
センチの巨漢でなかなかの強者ときているが・・・







4/5〈ウェルター級戦〉開催地:米国
現在WBA&WBO9位のニクラウス・フラズ
(プエルトリコ)は元WBA世界同級暫定王者で
現WBA7位のガブリエル・マエストレ(ベネズ
エラ)に勝利してランキング上位を狙う。







4/5⇒6日に訂正〈Sウェルター級戦〉開催地:豪州
ティム・チュー(豪州)はWBO王座から陥落後
再びチャンスが訪れIBF王者に挑戦したもののま
さかの3回TKO負け。今回ジョーイ・スペンサー
(米国)との復帰戦で黒星となれば悪夢の3連敗と
なる。果たして連敗から脱出となるのか・・・







4/5
《IBF&WBO世界ミドル級TM》

開催地:カザフスタン
2冠王者のジャニベク・アリムハヌリ(カザフ
スタン)は3連続KO防衛中。しかし、挑戦者の
アナウエル・ガミセンゲ(フランス)もKO率6
4%の強打者。果たして王者の強打は爆発するの
か、アリムハヌリは防衛に成功すればWBO1位
のハムザ・シェラーズ(英国)の挑戦を受ける。







4/12
《IBF&WBA世界ウェルター級王座統一戦》

開催地:米国
強打者王者同士の激突です。IBF王者のジャロ
ン・エニス(米国)がKO率85%ならWBA王者
エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)も56
%のKO率。おそらく序盤から激しい攻防となるで
しょう。果たして統一するのはどっちだ・・・







4/12〈Sフェザー級戦〉開催地:米国
WBC世界Sフェザー級12位のジョーダン・
ホワイト(米国)は元世界ランカーで挑戦者決定
戦も経験しているホセ・マティアス・ロメロ(ア
ルゼンチン)との対戦となる。ホワイトは勝利す
ればランキングアップでしょう。







4/19〈Sライト級戦〉開催地:英国
WBC1位・IBF10位で17戦全勝(13K
O)無敗のダルトン・スミス(英国)がIBF同級
13位で28戦26勝(11KO)2敗1分のマチ
ュー・ジャーメイン(カナダ)と対戦。スミスはW
BCの指名挑戦権者のため負けられない。







4/20〈Lヘビー級戦〉開催地:英国
東京五輪Lヘビー級銀メダリストで期待されて
いるベン・ホワイト(英国)は昨年10月12日、
同国のリアム・キャメロンと戦い5回ホワイトの
ケガで負傷判定の引き分けに終わり直接再戦の決
着戦となる。果たして結果は・・・







4/26〈72.6kg契約戦〉開催地:英国
英国で世界戦以上に盛り上がってチケットも完売
だという。父親同士がライバルだったという二世代
対決。普段はクリス・ユーバンクJr.がミドル級で
コナー・ベンはウェルター級の為、キャッチウェイ
ト(契約体重)で行われる。果たして、勝機はどっ
ちに転がり込むのかファン必見の一戦です。


★ ★ ★ 🖥️ PC版でご覧ください!★ ★ ★


《WBC&WBO世界Sウェルター級TM》
開催日:3月22日(日本時間23日)
開催地/会場:米国ネバダ州ラスベガス/ミケロブ・ウルトラ・ア
リーナ




WBC&WBO世界Sウェルター級統一王者
セバスチャン・ファンドラ(27=S/usa)
VS.
WBO世界同級5位・WBC13位
コーデール・ブッカー(33=S/usa)

王者ファンドラ圧勝TKOのV1成功!

〈試合経過〉
初回、両者サウスポー同士は大柄(197センチ)なファンドラに
小柄(175センチ)なブッカーが足を使って回り込むとお互い右
ジャブを突き合う展開で始まった。
2回〜3回とファンドラのプレッシャーにブッカーも右ジャブで接
近して左を繰り出すものの届かない。見切ったファンドラがボディ
ーから左アッパーと跳ね上げるとブッカーはダメージで手が出ず劣
勢な流れに。

迎えた4回、打ち合った2分過ぎファンドラが一気にラッシュして
左アッパーを突き上げるとブッカーは崩れ落ちるようにダウン。(
押し倒したようにも見える)立ち上がって続行に応じたブッカーだ
ったがファンドラの追撃連打でロープに詰まる。再び左、右と連打
を浴びて腰を落としかけたところでレフェリーが割って入り試合を
止めた。

ーTKO・4回2分51秒ー

ファンドラが圧倒してのストップ勝ちでWBC&WBO両王座の初
防衛に成功した。やっぱりファンドラは得意のジャブで勝機を引き
寄せたという印象だった。試合後、21戦全勝(13KO)無敗で
WBO同級1位にいるザンダー・ザヤス(22=プエルトリコ)の挑
戦を受けて立つことに加え、IBF世界同級王者で23戦全勝(1
7KO)無敗のバフラム・ムルタザリエフ(32=ロシア)との統一
戦も口にした。果たして、今年中に実現するのか今後のファンドラ
が楽しみです。

世界初挑戦のブッカーは何も出来ないまま両王座獲得ならず。
接近するとアッパー、フックを浴び、離れると鋭いジャブを貰って
しまう。時折強引に接近してボディーを叩いたが、手打ちで効かせ
ることができない。もう全く歯がたたず惨敗だった。ブッカーは出
直しですね。




(Photos by fightmag.com)

王者ファンドラの圧倒した勝ちっぷりをどうぞ!(3分23秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★セバスチャン・ファンドラ/24戦22勝(14KO)1敗1分
★コーデール・ブッカー/25戦23勝(11KO)2敗










《スーパーライト級12回戦》
開催日:3月22日(土曜日)
開催地/会場:豪州シドニー/クドス・バンク・アリーナ




IBF世界Sライト級3位
WBO同級9位・元3団体ライト級統一王者

ジョージ・カンボソス(31=O/aus)
VS.
豪州Sライト級王者
ジェイク・ウィリー(24=O/aus)

〈試合経過〉
序盤はカンボソスが左ジャブからワンツー、ボディと手数で支配し
ていたが、ウィリーも回を重ねるごとに右ストレートが決まり出す。
中盤は相変わらず左ジャブから上下に打ち分けカンボソスが優勢。
しかし、後半戦はウィリーが左右連打から右フックとカンボソスの
攻めを止めて慌てさせる場面も見せる中、ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
117ー111(カンボソス)
117ー111(カンボソス)
115ー113(カンボソス)

カンボソスが3ー0判定勝利。
後半戦はバテ気味で巻き返された場面もあり2、3ポイント差が妥
当でしょう。6ポイント差は盛り過ぎです。カンボソスのSライト
級初戦は勝利したが、格下相手に手こずりこれといった決め手もな
かった。恐らく技巧派王者のリチャードソン・ヒッチンズ(米国)
を目指すんでしょうが2階級制覇は現状では厳しいと見た。

豪州Sライト級王者のウィリーは代役出場で善戦も黒星となった。
後半戦は左右猛攻を見せたが、前半の手数の少なさが最後まで尾
を引いてしまった印象。ウィリーにとって惜しい一戦だったとい
えそうです。まだ24歳と若くこれからの選手でしょう。



(Photos by fightmag.com)

カンボソスの判定勝ちシーンをハイライトでどうぞ!
(4分24秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ジョージ・カンボソス/25戦22勝(10KO)3敗
★ジェイク・ウィリー/19戦16勝(15KO)2敗1NC
★ ★ ★ 🖥 PC版でご覧ください!★ ★ ★


心に残るボクシング映画『チャンプ』



〈ジョン・ヴォイト編〉

主演の名優ジョン・ヴォイトと言えば今やハリウッド映画の大女
優となったアンジェリーナ・ジョリーのお父様です。
何しろ、歴史あるハリウッド映画界でも数少ない親子でアカデミー
賞「主演賞」を受賞した俳優一家として有明。
今回紹介する『チャンプ』に主演したジョン・ヴォイトは以前に話
題作となった作品で既に日本でも演技派俳優として名前も知られて
いました。若い頃の出演作は主にアクション&サスペンス系でした
が、その後はホームドラマ、ロマンス、アドベンチャーとジャンル
にこだわらず幅広く役柄をこなした米国を代表する名優です。
『真夜中のカーボーイ』(1969年)、『オデッサ・ファイル』(
1974年)、『コンラック先生』(1974年)
と立て続けで話題
作に出演していた。この他にも多数の主演、出演作はありますが、
1978年に公開された『帰郷』では演技が世界中で絶賛され見事
アカデミー賞「主演男優賞」に輝いています。

『チャンプ』
【原題】The champ
※(1931年に公開されたリメイク作品)
【製作国】アメリカ合衆国
【製作】MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)
【配給】CIC(シネマ・インターN・コーポレーション)
【上映時間】123分
【公開】米国-1979年4月/日本-1979年7月


〈スタッフ〉
【監督】フランコ・ゼフィレッリ『ロミオとジュリエット』(19
68年)、『ブラザー・サン・シスター・ムーン』(1972年)、
『ハムレット』(1990年)、『尼僧の恋』(1993年)など映
画史に残る大ヒット作品で知られるイタリア出身の名匠。
【製作】ダイソン・ロヴェル
【原作】フランセス・マリオン「米国の女流脚本家として先駆者で
あり小説家としても有名」
(1888年~1973年)
【脚本】ウォルター・ニューマン
【撮影】フレッド・コーネカンプ
【音楽】ディブ・グルーシン

【キャスト】
★主演/ジョン・ヴォイト(元ボクシング世界王者で厩務員/ビリー
・フリン役)
★フェイ・ダナウェイ(ビリーの元妻/アニー役)
★リッキー・シュローダー(ビリーの息子/T.Jフリン役)
★ジヤック・ウォーデン(ビリーの現役時代マネージャー/ジャッ
キー役)
★アーサー・ヒル(学者でアニーの再婚相手/マイク役)


この作品はボクシング映画とは言っても試合シーンは後半部分に
しかありません。何故なら元ボクサーが復帰するまでの苦悩や葛藤
など父と子の絆を中心に描いているからです。
目頭を熱くさせる映画で少々お涙頂戴的要素もありますが一見の価
値ある映画としてお薦めします。原作は米国女流脚本家の草分け的
存在で作家でもあったフランセス・マリオン女史によって書かれた
小説で1931年に映画化され当時全米で大ヒットしたリメイク作
品です。正にこのストーリーはそれまでになかった女性側の視点か
ら描かれた家族愛のヒューマンドラマと言えるでしょう。
フランセス・マリオン女史はこのオリジナル作品「チャンプ」にお
いて1931年度アカデミー賞脚本部門の「原案賞」を受賞してい
る。また、前年の1930年度には「ビッグ・ハウス」でアカデミ
ー賞の「原案賞」「脚色賞」をW受賞していました。

(トロフィー授与式でのマリオン女史)


マリオン女史の若い頃はハリウッドの女優さんでもありました。
しかし、マリオンは演じることよりも物語を描くほうが性に合って
いたようです。そして、脚本家に転身すると世界恐慌時代でハリウ
ッドが大不況にあえぐ中、ヒット作を連発して苦境に立たされてい
たハリウッドの映画界を救った恩人の一人とされています。
2018年、その伝説的女史を尊敬してやまないアカデミー賞・主
演女優賞2度の受賞者でもあるヒラリー・スワンクがドキュメンタ
リー番組で紹介しています。(14分)


(1931年に製作されたオリジナル作品)


【あらすじ】
ビリー・フリン(ジョン・ヴォイト)はボクシングの元世界チャ
ンピオンであった。引退してからは、競馬場の厩務員として働き、
妻の才色兼備なアニー(フェイ・ダナウェイ)と3歳の息子T.Jと
3人で毎日を幸福に暮らしていました。
しかし、いつの日からかビリーは仕事に嫌気がさしたのかギャンブ
ルに溺れ、酒浸りで幸福な家庭生活も乱れて妻のアニーとは毎日の
ように言い争いの絶えない日々を送るようになってしまう。
ある日、アニーはそんな生活に耐えられず、幼いT.Jを残したまま
家を出て行ってしまうのだった。ビリーは一人で息子を育てるしか
なかった。T.Jはまだ物心が付き始めたばかりで幼かった為にどう
して母親がいなくなったのか分からないまま育って行く。

8歳となったT.J(リッキー・シュローダー)は母親がいないにも
拘わらず、ビリーの仕事を手伝いながら元気で伸び伸びと毎日を過
ごしていた。ビリーがボクシングの元世界ヘビー級チャンピオンだ
ったこともT.Jは写真を見たり周りに聞いたりして知っていた。
日々の生活ではこの上なく父を尊敬していてパパとは呼ばず、いつ
"チャンプ"と呼ぶのだった。それにはもう一度世界チャンピオ
ンになって欲しいという強い願いも込められているからだった。
ビリーは相変わらず酒浸りの毎日を過ごしていたが、ある日小銭を
掻き集めてギャンブルで大儲けして競走馬を持つことになった。
その競走馬をT.Jに持ち馬として与えると、「シーズ・ア・レディ
ー」と名付けた。そして、厩舎の上司に頼み込んで馬を出走させる
ことに成功する。競馬場には偶然にも元妻だったアニーも訪れてい
たのだった。アニーは学者のマイク(アーサー・ヒル)と再婚して
ファッションデザイナーとして有名になり成功者となっていた。
競馬場に来たのは友人の馬主に会うためとファッションショーを開
催するためだった。いよいよT.Jの競走馬は出走するとよりによっ
てゴール途中で接触事故を起こしてしまい無残な結果となってしま
った。それを望遠鏡で覗いていたアニーはビリーに寄り添うT.Jを
目にして唖然とする。5年前に別れた自分の産んだ息子がそこにい
るのだった。アニーは不憫で居ても立ってもいられず涙ぐみながら
会いに行く。そして遂にアニーはT.Jに会って人目もはばからず抱
きしめて涙した。アニーと別れた後でT.Jは薄々母親ではないかと
ビリーに聞いてみると「あの人はただの知り合いなんだ。ママはT
.Jが生まれたあと交通事故で亡くなってもうこの世にはいないんだ
よ。わかった!」
と嘘を言って諭してしまう。

ビリーはその後ギャンブルで損をしては借金を繰り返してどうにも
ならず裕福となったアニーからお金を工面して貰う情けない生活を
送っていた。しかし、ある日、以前借金した相手と返済を巡って言
い争いになると殴ってしまい、駆けつけた警察官にまで暴力を振る
って逮捕されてしまう。連絡で知ったT.Jは心配になって警察へと
直行する。留置されたビリーは困り果てT.Jにはアニーの所へ行っ
て暮らすように命令するのだった。T.Jは不安だったが仕方なくア
ニーの家に向うしかなかった。それから、何日か経って殴った相手
もたいした怪我ではなかったことでビリーは釈放される。
豪邸で暮らし始めていたT.Jは実の母親がアニーだと知ると余りに
も裕福過ぎる生活に馴染むことは出来なかった。
結局、アニーの目を盗んで逃げるようにビリーの元へと帰って行く
のだった。以前の生活を取り戻したT.Jはある日、ビリーに「ね
ぇ〜チャンプ、もう一度世界チャンピオンになってよ。頼むからお
願いだ!」
とせがむ。この願いに、ビリーは自分の情けない今の生
活を悔い改め現役復帰することを決心すると必ずリングに上がると
T.Jに約束する。そして、現役時代にマネージャーだったジヤッキ
(ジャック・ウォーデン)と久しぶりに会って復帰を頼み込むと
37才ともなった身体に鞭打つようにT.Jと一緒にトレーニングを
開始するのだった・・・

この映画が封切られると子役のリッキー・シュローダーは世界中
の大人達に目頭を熱くさせる素晴らしい演技を披露しました。翌年
T.J役の演技は評価され僅か9歳の史上最年少にして見事ゴールデ
ン・グローブ新人男優賞受賞となりました。

▼それでは『チャンプ』のプレビュー版をどうぞ!(2分13秒)


IMG_0359.JPG
IMG_0355.JPG
IMG_0363.JPG
IMG_0361.JPG
IMG_0362.JPG

IMG_0353.JPG