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ボクシングの一寸先は闇だが一瞬にして栄光を掴む!

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《WBA世界フェザー級タイトルマッチ》
開催日:3月15日(日本時間16日)
開催地/会場:英イングランド・リヴァプール/M&Sバンク・ア
リーナ




WBA世界フェザー級王者
ニック・ボール(27=O/gbr)
VS.
WBA同級7位・元IBF世界SB級王者
TJ・ドヘニー(38=S/irl)

前日計量でドヘニーが113グラムの体重超過も2度目計量でギ
リギリセーフ。防衛戦はなんとか開催に漕ぎ着けた。

ボールがドヘニー棄権で2度目防衛成功!

〈試合経過〉
初回、ボールは左ジャブを多用して時折右ストレート、サウスポー
のドヘニーは右ジャブから左ストレートを繰り出す。終了間際にボ
ールがコーナーに詰めて連打するとゴング。しかし、ゴングが鳴っ
てもドヘニーがヘッドロック状態となってなかなか外さないことで
ボールが怒って尻を膝蹴りするとドヘニーは倒れ込む。(^O^)
場合によっては無効試合になるところだったが注意だけで済んだ。
2回、主導権を握りたいボールが前に出て左右で攻勢を強めたが、
ドヘニーは足を使って的を絞らせない展開。
その後はボールの肩越しからの右ストレートにドヘニーも怯まず左
ストレートを上下に打ち込んで反撃する。
しかし、回を重ねるごとにボールの連打を浴びてドヘニーは徐々に
スタミナを削がれていく。それに左目周辺も腫れ出した。
8回、ボールの左ジャブから右ストレートが決まるとドヘニーも左
ストレート、アッパーと粘りの攻めを見せる。
9回、ボールがワンツーを浴びせたあとクリンチを仕掛けるドヘニ
ーを投げ飛ばす。(^O^) ボールはまたしても反則のレスリング行為
で減点1点を科された。
10回、ボールが左フックを浴びせてドヘニーを畳み掛けようとす
るものの追い込み足らずドヘニーに粘られゴング。

しかし、インターバルでドヘニーは疲労困ぱいのうえに両瞼の腫れ
で続行は無理と陣営が判断して棄権を申し出た。

ーTKO・10回3分(棄権終了)ー

王者ボールがWBA世界フェザー級王座の2度目防衛に成功。
しかし、ボールは防衛したといっても膝蹴りや投げ飛ばし行為は許
されず後味の悪い試合だった。レフェリーはもっと強く注意すべき
だったと感じた。確かに小柄(157センチ)で荒い戦いになると
分かっていても異種格闘技やレスリングのようではボクシングでは
なく非難されても仕方ない。対戦候補に挙げた井上尚弥選手は早速
SNSで反応「ボール君面白いやつだ。とりあえず蹴っちゃダメだ
よ!!」
と投稿。最強王者に顰蹙を買った格好だ。
もし、ボールが井上と戦うことになればドヘニーの仇打ちの如くボ
コボコにされそうな予感がしますが・・・

元王者ドヘニーはSバンタム級王座に続く2階級制覇ならず。
これで井上尚弥戦に続く2度目の棄権TKO負けとなった。
IBF世界Sバンタム級王座から陥落して3度目の世界挑戦チャン
スも王座に届かなかった。そして、連敗も2度目となればもう体力
的に限界でしょうか。まだ現役を続けるのかどうか分からないが、
試合後陣営は「あれはボクシングではない無効試合にすべきだ!」
と訴えている。果たして再戦を望むのか・・・




(Photos by bbc.com)

ボールが非難轟々の勝ち方で防衛に成功したシーンをどうぞ!
(8分23秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ニック・ボール/23戦22勝(13KO)1分無敗
★TJ・ドヘニー/32戦26勝(20KO)6敗









《WBA米大陸ミドル級王座決定戦》
開催日:3月15日(日本時間16日)
開催地/会場:米国フロリダ州オーランド/カリブ・ロイヤル・オ
ーランド




WBA世界ミドル級7位・WBC&IBF9位
オースティン・ウィリアムズ(28=S/usa)
VS.
WBCフランス語圏ミドル級王者・元ランカー
パトリス・ボルニー(35=O/can)

〈試合経過〉
前半から後半戦突入までサウスポーのウィリアムズが若干リードも
両者は大接戦となった。
11回、ボルニーが左フック、ボディと追い上げ終了時点で実況採
点は105ー104でボルニーの優勢だった。最終回、打ち合いか
ら終盤ボルニーの左フックでウィリアムズは苦し紛れにクリンチで
逃れる。終了間際に左を返すもののスタミナを使い果たしたウィリ
アムズは足が絡まり倒れ込む。しかし、レフェリーはスリップ裁定。
再開すると間もなく終了ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
118ー110(ウィリアムズ)
116ー112(ウィリアムズ)
115ー113(ウィリアムズ)

"アモ"ことウィリアムズが3ー0判定勝ちでWBA米大陸ミドル級
王座の獲得に成功。ただ最大8ポイント差は疑問。しかし、これで
WBAランキング上位も可能性大です。そして、プロモーターの報
告では次戦に勝てば内容次第でいよいよ世界挑戦の準備をするとの
こと。しかし、個人的にいうとこういう勝ち方では厳しそう。

元世界ランカーのボルニーはWBA米大陸王座の獲得失敗。
11回にダウンでも奪っていれば手が挙がったはず。前戦で元世界
戦経験者のスティーブン・バトラー(カナダ)を9回TKOで下す
など期待されたが2敗目を喫した。ボルニーは悔しい出直しです。



(Photos by ringmagazine.com)

大接戦となったウィリアムズVS.ボルニー戦をどうぞ!
(33分13秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★オースティン・ウィリアムズ/19戦18勝(12KO)1敗
★パトリス・ボルニー/21戦19勝(13KO)2敗



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《WBC&WBA世界フライ級王座統一戦》
ーunder cardー
《WBO世界フライ級タイトルマッチ》
《WBO世界Lフライ級タイトルマッチ》

開催日:3月13日(木曜日)
開催地/会場:東京都墨田区横網/両国国技館




〈Main Event〉
WBC世界フライ級王者

寺地 拳四朗(33=O/B.M.B)
VS.
WBA世界フライ級王者
ユーリ阿久井政悟(29=O/K.Moriyasu)


寺地が最終回逆転TKOの王座統一成功!

〈試合経過〉
初回、開始からユーリが積極的に左ジャブから右ストレートを浴び
せて先制すると寺地は左ジャブで対抗して始まった。
2回、寺地が様子見から左右手数を増やす。ユーリも手数減らさず
前に出て堂々と打ち合って譲らない。
その後も8回まで拮抗してポイントも交互に取り合いが続いた。
9回〜10回と寺地が左ジャブを多用して前に出る展開が続く。
11回、ユーリの右ストレートが再三決まると寺地も右を返す。も
うどっちが先に勝機を引き寄せるのか予想もつかない展開となった。
しかし、中継解説では105ー104×2者で(ユーリ)、106ー
103
で(寺地)と2ー1でユーリがリードしていた。

迎えた最終回、1分過ぎ寺地がラッシュして右を打ち込むとユーリ
がクリンチで逃れようとする。しかし、寺地が更に連打から右アッ
パー、左フックと浴びせてユーリが防戦一方となったところでレフ
ェリーが割って入り試合を止めた。

ーTKO・12回1分31秒ー

寺地が最終回に逆転ストップ勝ちでWBC王座の初防衛とともにW
BA王座も手にして王座統一に成功した。これでLフライ級に続く
2階級目の統一となった。試合後、寺地は階級上のWBC世界Sフ
ライ級王者で21戦全勝のジェシー・ロドリゲス(米国)との対戦
を強く希望した。どうやらロドリゲスも寺地も帝拳プロモーション
と提携が一緒なことから可能性ありです。果たして、このドリーム
マッチは実現なるか・・・

ユーリ阿久井も最後の最後まで互角に持ち込んだが力尽きて連打さ
れたところでレフェリーストップを呼び込んでしまった。ユーリ阿
久井は悔しい逆転TKO負け。統一失敗とともに3度目防衛ならず
無冠となった。あと1分半の根比べに我慢していればという展開だ
った。この悔しい逆転負けを糧に再び這い上がって欲しいものだ。




(Photos by yadbaker.com)

それでは寺地が逆転TKO勝ちで王座統一に成功した最終回シー
ンをどうぞ!(1分25秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★寺地 拳四朗/26戦25勝(16KO)1敗
★ユーリ阿久井政悟/25戦21勝(11KO)3敗1分






ーunder cardー
《WBO世界フライ級タイトルマッチ》


WBO世界フライ級王者
アンソニー・オラスクアガ(26=O/usa)
VS.
WBO同級14位・元2階級制覇者
京口 紘人(31=O/Watanabe)

〈12回採点結果〉
114ー113(オラスクアガ)
117ー110(オラスクアガ)
118ー109(オラスクアガ)

オラスクアガが3ー0判定勝ちでWBO世界フライ級王座の2度目
防衛に成功。今回は下位との防衛戦だったが今後は指名戦濃厚です。
WBOのこの階級は1位にファン・カルロス・カマチョ(プエルト
リコ)、2位リカルド・サンドバル(米国)、3位オリムジョン・
ナザロフ
(ウズベキスタン)らが虎視眈々と王座を狙っている。
特に注目されているのがWBC同級シルバー王座を獲得している強
打者で2位のサンドバルでしょう。次戦の相手は誰になるか・・・

元2階級制覇王者の京口は3階級制覇ならず。
これまでの京口はWBA世界Lフライ級スーパー王者時代の202
2年11月1日、WBC世界同級王者だった寺地 拳四朗と統一戦
を争い真っ向から打ち合い7回TKO負けで統一に失敗して王座か
ら陥落。その後は再起戦でフライ級に転向して4戦3勝(1KO)
1敗とまずまずの成績で挑んだが3階級目王座には届かなかった。
再起に期待したい。


(Photos by kyodonews.net)

【両選手の戦績】
★アンソニー・オラスクアガ/10戦9勝(6KO)1敗
★京口 紘人/22戦19勝(12KO)3敗





ーunder cardー
《WBO世界Lフライ級タイトルマッチ》


WBO世界Lフライ級王者
岩田 翔吉(29=O/Teiken)
VS.
WBO世界同級2位・元WBO世界同級暫定王者
レネ・サンティアゴ(32=O/pur)

〈12回採点結果〉
118ー110(サンティアゴ)
117ー111(サンティアゴ)
116ー112(サンティアゴ)

サンティアゴが3ー0判定勝ちで暫定王座に続くWBO正規王座の
獲得に成功した。初防衛戦が真の王者として試される。
尚、WBOランキングには日本人選手が8位に川満 俊輝(三迫)、
9位高見 亨介(帝拳)らが世界初挑戦を目指しているが果たして、
再び日本人選手との対戦は実現するか・・・

岩田は昨年10月13日、王座決定戦でハイロ・ノリエガ(スペイ
ン)に3回TKO勝ちで獲得したWBO世界Lフライ級王座の初防
衛ならず王座から陥落となった。わずか5カ月の短命王者に終わっ
た岩田は再び這い上がれるか注目したい。


(Photos by sponichi.co.jp)

【両選手の戦績】
★岩田 翔吉/16戦14勝(11KO)2敗
★レネ・サンティアゴ/18戦14勝(9KO)4敗


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《IBFインターCウェルター級王座決定戦》
開催日:3月7日(日本時間8日)
開催地/会場:英イングランド・ブライトン/ブライトン・センタ




元WBOグローバル・Sライト級王者
ハーレム・ユーバンク(31=O/gbr)
VS.
元WBCインターN・Sライト級王者
タイロン・マッケンナ(34=S/irl)


〈試合経過〉
序盤はユーバンクがトリッキーな動きで左ジャブから時折右ストレ
ートがヒット。サウスポーのマッケンナも左ストレートをヒットさ
せる。しかし、マッケンナは3回ユーバンクの攻めに足を絡ませ2
度も倒れ込む。ともにスリップと判定されたがバランスが悪い。
4回、マッケンナの左ストレートでユーバンクが一瞬フラついたが
ユーバンクも右ストレートでマッケンナをロープまで飛ばす。
5回、マッケンナが攻勢に出たかに見えたがユーバンクの連打に後
退すると更に右カウンターを浴びてマッケンナは初ダウン。なんと
か立ち上がって再開するとマッケンナはゴングに救われた。
6回、ユーバンクが主導権を握ったかに見えたがマッケンナが左ス
トレート、右カウンターと反撃を見せる。しかしユーバンクは冷静。
7回、序盤は縺れ合いが続き両者ともにスリップする場面もあった
が先にユーバンクが立て直して右で攻勢に出てワンツーを打ち込む
とマッケンナは2度目のダウン。この回マッケンナは凌いだ。
8回〜9回と差が広がったマッケンナも左右で巻き返しを狙うもの
の終盤ユーバンクの連打から右ボディーでマッケンナのスタミナも
底をついたように映る。

迎えた10回、ユーバンクがボディー攻めでダウンを奪ったかに見
えたがローブロー判定。レフェリーはマッケンナに休憩を与えた。
再開するとユーバンクが連打から右フックで3度目のダウンを奪っ
た。マッケンナは続行に応じて再開するとユーバンクがコーナー前
に追い込み一旦マッケンナは逃れたが再びコーナー前で左右連打を
浴び防戦一方。レフェリーはここで勝負ありと試合を止めた。

ーTKO・10回2分14秒ー

ユーバンクがIBFインターコンチネンタル・ウェルター級王座の
獲得成功。そして、デビューから21連勝とした。
これまでSライト級では減量苦からか積極性に欠けた試合もあり不
評を買うこともあった。今回は動きも良くキビキビした戦い振りだ
った。やっぱり3、2Kgの減量減は大きかったようだ。
IBFインターC王座を防衛すれば世界ランキングにも登場するこ
とになるでしょう。果たしてこれから先、従兄の人気選手で元WB
A世界ミドル級暫定王者クリス・ユーバンクJr.と肩を並べること
が出来るのか注目したい。

マッケンナはIBF地域王座獲得ならず。
身長185センチでリーチも186センチあって相手(173セン
チ)の俊敏な動きに的を絞れていなかった。時折左ストレートをヒ
ットさせたが続かず。接近された場面では細かいパンチも必要だが
あまり打てず逆にボディーやフックを貰って徐々にスタミナを消耗
していた。まあ、大柄選手によくある場面と展開だった。
マッケンナは再起に賭ける。



(Photos by boxingscen&ring.com)

それではユーバンクがストップ勝ちした10Rをハイライトで
どうぞ!(7分9秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ハーレム・ユーバンク/21戦21勝(9KO)無敗
★タイロン・マッケンナ/31戦24勝(7KO)6敗1分









《フェザー級ノンタイトル10回戦》
開催日:3月8日(日本時間9日)
開催地/会場:米国カリフォルニア州ロングビーチ/サンダー・ス
タジオ




WBO世界フェザー級2位・IBF12位
アーノルド・ケガイ(32=O/ukr)
VS.
元WBO同級1位・元世界戦経験者
ジョエ・ゴンサレス(31=O/usa)


〈試合経過〉
前半〜中盤にかけケガイが左右を連打して優勢に見えたが途中から
鼻血を流しペースダウン。ゴンサレスも右瞼をカットして荒れた展
開でクリンチも増え一進一退で見せ場に欠けた。
9回、終了時点で見た目は互角もゴンサレスの右がヒットして若干
優勢に映った。最終回もゴンサレスが右ストレート、左フックとヒ
ットさせケガイは焦りからか左右を空転させる中ゴングとなった。

〈10回採点結果》
96ー93(ゴンサレス)
95ー94(ケガイ)
97ー92(ゴンサレス)

ゴンサレスが2ー1判定勝ち。
ゴンサレスは2023年9月15日、当時IBF世界フェザー級王
者だったルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)と3度目世界挑
戦に恵まれたが0ー3判定まけで王座に届かず、1年半振りのリン
グで世界ランキングからも外れていた。今回WBO2位を破ったこ
とでランキング復活でしょう。果たして4度目挑戦はあるか・・・

ウクライナ期待のケガイはいよいよ世界挑戦も近づくかと思われた
が、まさかの判定負け。振り出しに戻ってしまった。
現在WBO2位、IBF12位、WBC14位にいるが下降は免れ
ないでしょう。再び這い上がれるか・・・


(Photos by boxingscen.com)

ゴンサレスが格上相手に勝利したシーンをハイライトでどうぞ!
(2分26秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★アーノルド・ケガイ/25戦22勝(14KO)2敗1分
★ジョエ・ゴンサレス/31戦27勝(15KO)4敗
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《傷だらけの栄光》
ポール・ニューマン初主演作!




ボクシング映画は数あれど好みは十人十色でしょう。
この作品は実話を元に描かれています。物語は幾度となく傷害事件
や強盗まがいの事件を起した青年がついには刑務所送りとなり、そ
こで勧められたボクシングを習い始めたことを切っ掛けに、いつし
か活躍していく姿を丹念に描いた作品です。

初主演となったポール・ニューマンはローマ時代のキリスト教徒を
扱った映画『銀の盃』に脇役で出演したあとの第2作目でした。
えっ!ポール・ニューマンって誰?という方もいるかもしれません
ね。当初この映画の主演は永遠の大スターとして日本に限らず世界
中で未だに人気のあるジェームス・ディーンが演じるはずでした。
しかし、ジェームス・ディーンが撮影直前に不慮の自動車事故で亡
くなったことから急遽、名匠ロバート・ワイズ監督の要望でディー
ンの親友でもあったポール・ニューマンが代役抜擢となります。
また、ポール・ニューマンと共演したピア・アンジェリはジェーム
ス・ディーンの私生活で実際の恋人だったとされる女優さんでもあ
りました。そして、まだ駆け出し俳優だったのちに数々の主演ヒッ
ト作で大スターとなったスティーブ・マックイーンも映画初出演と
なるチンピラ役で登場しています。

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単なる娯楽映画としてではなく人生の苦悩や心理を内面から深く
追求して描き1940年代の時代背景も忠実に描かれ白黒作品とし
て一層画面を引き締めていてカメラワークも素晴らしいものです。
ロバート・ワイズ監督の演出と脚本家のアーネスト・リーマンによ
るヒューマンストーリーは絶賛され若きポール・ニューマンの演技
も相まって映画は米国に留まらず世界中で大ヒットとなりました。
また、それまでになかった新しい撮影技法を駆使して後の撮影技術
にも影響を与えたといいます。そして、第29回アカデミー賞(1
957年3月)では美術賞、撮影賞(白黒部門)の2部門を受賞。
製作されて70年近く経っていても色あせず現在観ても見応えがあ
ります。後に、数々製作されたボクシング&スポーツ映画に多大な
影響を与えた秀作の一本と言える作品です。

『傷だらけの栄光』
【原題】SOMEBODY UP THERE LIKES ME
【配給】米国・MGM(1956年製作)
【上映時間】113分(白黒作品)
【公開】米国・1956年7月/日本・1956年12月
〈スタッフ〉
【監督/演出】ロバート・ワイズ
【制作】チャールズ・スクニー
【原作者】ロッキー・グラジアーノ(元ミドル級世界王者)
【原作補佐】ローランド・バーバー
【脚本】アーネスト・リーマン
【撮影】ジョセフ・ルッテンバーク
【音楽】ブロニスラウ・ケイパー
【挿入歌】ペリー・コモ

〈キャスト〉
★ポール・ニューマン(ボクサー/ロッキー・グラジアーノ役)
★ピア・アンジェリ(ロッキーの妻/ノーマ役)
★ハロルド・J・ストーン(ロッキーの父親/ニック役)
★アイリーン・ヘッカート(ロッキーの母親/アイーダ役)
★ドナ・ジョー・グリブル(ロッキーの妹/ヨランダ役)
★エヴェレット・スローン(ロッキーのマネージャー/アーヴィン
グ役)
★ロバート・ロッジア(刑務所囚人仲間/フランキー役)
★サル・ミネオ(ロッキーの友人/ロモロ役)
★スティーブ・マックイーン(ロッキーの友人/フィデル役)


元ミドル級世界王者ロッキー・グラジアーノがモデル!



主人公のモデルとなったのは実在したボクサーで1940年代か
ら1950年代にかけ活躍した元NBA(WBAの前身)世界ミド
ル級王者ロッキー・グラジアーノ(イタリア系米国人)でした。
引退後に現役時代の栄光とそれまでの挫折と苦悩を書き綴ってベス
トセラーとなった自叙伝の映画化です。(下欄の本)
グラジアーノは1946年9月27日〜1948年6月10日にか
けて当時NBA世界ミドル級のスター王者だったトニー・ゼール
ポーランド系米国人)との3度(グラジアーノ1勝2敗)の対戦は
ミドル級におけるボクシング史に残る激闘を極めた戦いとして現在
でも語り継がれています。



〈実際映像/ミドル級伝説の決着戦〉
グラジアーノは当時ミドル級王者のトニー・ゼールと3度戦い2
度目でグラジアーノが6回TKO勝ちで王座を奪い1勝1敗となっ
た。3度目の決着戦はゼールが3回KO勝ちで王座を奪い返したミ
ドル級史上最も壮絶なラバーマッチとなった。(2分52秒)



〈ロッキー・グラジアーノ=Rocky Graziano MEMO〉
本名:トーマス・ロッコ・バルベラ(Thomas Rocco Barbella)
国籍:米国(イタリア系米国人)
誕生日:1919年1月1日
死没日:1990年5月22日(享年71歳)
出身地:米国ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン
階級:ミドル級
通称:The Rock(岩石=石の拳を意味して付けられた)
身長/リーチ:170cm/174cm
スタンス:オーソドックス
生涯戦績:83戦67勝(52KO)10敗6分
【獲得タイトル】
NBA(WBA前身)世界ミドル級王座(防衛0)
グラジアーノは防衛こそないが絶対王者だったトニー・ゼールとの
3度の戦いで1度は王座に就いて死闘を演じ当時のボクシング界を
盛り上げていた。

(グラジアーノ出版本)

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映画は1956年7月に全米で一斉に封切られ日本でも同年12
月に公開となっています。

(当時の日本版ポスター)

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【あらすじ】
トーマス・ロッコ・バルベラ(ポール・ニューマン)は米国ニュ
ーヨーク市ブルックリン区の貧民街に元二流ボクサーでイタリアか
らの移民者である父ニック(ハロルド・J・ストーン)と母アイー
(アイリーン・ヘッカート)との間に誕生した。家族や友人から
"ロッコ"と呼ばれて育っていく。
青年へと成長したロッコは酒浸りの父親ニックと諍(いさか)いの
絶えない毎日だったが、母のアイーダはロッコの味方になって優し
く見守るのだった。しかし、父との会話で反発するように学校(高
校時代)にも行かず幼友達のロモロ(サル・ミネオ)やフィデル
スティーヴ・マックイーン)
と窃盗や喧嘩に明け暮れどうにも手の
付けられない札付きの不良となっていた。ある日ポーランド移民地
域の不良連中との縄張り争いの喧嘩で重傷を負わせて逮捕されてし
まう。懲りずに何度も喧嘩や窃盗を繰り返していたロッコはついに
感化院送りとなった。感化院を出所して家に帰ると助けようとしな
かった父親に恨みを持ち益々反抗するように悪さを繰り返して再び
感化院へ逆戻りとなった。結局、裁判にかけられ遂には刑務所行き
を下されてしまう。母のアイーダはロッコが刑務所に収監されると
居ても立ってもいられず接見して改心するよう涙ながらに訴えるの
だった。ロッコは母の叫びにようやく自分の過ちに情けなさを感じ
始めて後悔するようになっていく。そして、刑務所で日々を送るな
か同じ年頃の囚人フランキー・ペッポ(ロバート・ロッジア)と話
し仲間になると腕力と体格のいいロッコにボクシングを勧めるとジ
ムまで紹介するのだった。しかし、刑務所内にあるクラブで練習を
始めたが、うだつの上がらない元ボクサーだった父親の酒浸りを見
て育ったロッコにボクシングはあまり夢中になれなかった。
その後、模範囚となって出所すると第二次世界大戦中で兵役が待っ
ていた。軍隊に招集され入隊すると集団生活を経験したことのない
ロッコは居辛さを感じ始める。入隊して間もなく軍隊生活での規律
や人間関係に馴染めないところに説教された上官を殴り飛ばして軍
隊を脱走してしまう。

脱走したものの行くあてのないロッコは思い出したようにボクシン
グで身を立てようと決心すると刑務所の囚人仲間だったペッポが教
えてくれたスティルマン・ジムを便っていくと「トーマス・グラジ
アーノ」という偽名で入門するのだった。
早速スパーリングに志願すると喧嘩で慣らした度胸と見様見まねで
刑務所内で身に付けたテクニックで相手を滅多打ちにして倒してし
まう。相手はなんとライト・ヘビー級の南米王者だった。それを傍
で見ていたトレーナーでジムマネージャーのアーヴィング・コーエ
(エベレット・スローン)は才能を見抜いてとりあえずエキシビ
ションマッチで様子を見ることになった。
そして、難なくプロライセンスを手にするとリングネームを石の拳
を意味した"ロッキー・グラジアーノ"と名乗ることを決める。
1942年3月31日、ニューヨークのブルックリン・アリーナで
ウェルター級の4回戦で見事に2回TKO勝ちデビューを飾ったの
だった。しかし、キャリアを重ねていたある日の試合会場で脱走兵
の追跡捜査をしていた軍警察に乗り込まれて逮捕されてしまう。
ボクシングで身を立てようとした矢先に再び塀の中での生活を余儀
なくされてしまった。軍刑務所に収監されると相変わらず血の気の
多いロッキーは些細なことで絡んでくる囚人との争いを繰り返した
が、それでも月日が経つと与えられた作業や規律に従うようになっ
ていく。ある日、理解ある指導官に出所してから真剣にプロボクサ
ーとして生きていくことを強く勧められると刑務所内にあるクラブ
での練習に励むようになっていくのだった。その後ロッキーは模範
囚として脱走の罪を減刑され兵役除隊も免除され出所となった。

心を入れ替え更生して実家に帰ってきたロッキーに母アイーダは快
く迎い入れて喜んだ。そして、再びプロボクサーとして生きていく
ことを決心したロッキーはかつてジムで面倒を見てくれたマネージ
ャーのアーヴィング・コーエンに頼み込んで本格的に練習を開始す
るのだった。リングに復帰して連勝していたが途中で敗れてスラン
プを経験するとこれから先の生活に不安を抱えて酒に溺れる日が続
いていた。そんなある日、妹のヨランダ(ドナ・ジョー・グリブル
が友達である滅法美人のノーマ・アンガー(ピア・アンジェリ)
を家に招くと話しかけられたロッキーはあまりの美貌に話もままな
らず、返す言葉もなく素っ気ない態度をとってしまう。
しかし、その日一人で地下鉄に乗って帰ろうとするアンガーを心配
したヨランダが自宅まで送って行くようロッキーに促し送っていく
ことになった。ロッキーは今まで出会ったことのない清楚で知的美
人のアンガーに惹かれていくのだった・・・


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ハリウッドに突如現れた絶世美女ピア・アンジェリ!

ロッキーを献身的に支えるヒロイン役を熱演して一躍ハリウッド
の人気女優となったピア・アンジェリはイタリアの出身だった。
異国の地の1作で有名となったものの、その後は雑誌のゴシップ記
事に"恋多き女優"としてクローズアップされたことが影響してか
いい作品に恵まれず鳴かず飛ばずの波乱万丈な人生を送ることにな
ってしまう。



母国の映画で活躍していたところをMGM映画の大物プロデューサ
ーがアンジェリの出演したイタリア映画『明日では遅すぎる』(1
950年作/監督レオニード・モギー)を鑑賞すると演技に絶賛し
て気に入りハリウッドに呼び寄せたのでした。イタリア映画では本
名であるアナ・マリア・ピアンジェリで出演していました。
また、アンジェリは双子姉妹の姉であり妹のマリサ・パヴァンもイ
タリア映画界で人気女優として活躍していた。
当時、アンジェリが米国に渡ってハリウッドでスクリーンデビュー
を果たすとグレース・ケリー(後のモナコ公妃)の再来とまで呼ば
れるほど美貌の持ち主で米国でもスターの仲間入りとなりました。
そして、米国デビューを前に紹介されたジェームズ・ディーンは出
会ったその場で一目惚れしたとも伝えられています。
しかし、ディーンとは宗教上の理由で両家の家族に反対され長続き
せず破局に終わってしまう。のちに米国の歌手兼俳優で当時スター
だったヴィック・ダモンと結婚するものの、こちらもうまくいかず
5年後に離婚。映画ではハリウッドの変わりゆく作風の変化に馴染
めなくなり、一旦、女優業を休止してイタリアへ帰国する。

その後、イタリア映画で数多くの挿入曲を手掛けて有名作曲家だっ
アルマンド・トロヴァヨーリと再婚して仕事では女優から離れて
夫の支えもあって歌手へと転身したのでした。しかし、ヒット曲に
恵まれず鳴かず飛ばずで低迷が続くなか2度目の離婚となった。
女優業に復帰してヨーロッパ映画に拠点を移したが、こちらもいい
作品に恵まれず不遇だったという。そして、久々にハリウッドから
声がかかりカムバックして数本の映画に出演したものの、本場ハリ
ウッドで再び脚光を浴びることはなかった。
そして、1971年9月10日に突然の訃報。
アンジェリは不眠症に悩まされていたとされ睡眠薬の過剰摂取によ
り39歳という若さで急死したのでした。(自殺説もあり)
日本の著名な映画評論家の雑誌記事によれば「アンジェリは米国で
も演技力は高く評価されたが清楚なイメージから脱皮出来ず女優と
して行き詰まりもあったと伝え聞いた」
とコメントしていた。
アンジェリ亡きあと公表された資料によると1972年世界中で大
ヒットしたフランシス・F・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』
にキャスティングされていたことが分かり、もし出演していれば役
柄はともかく熱演をみせ復活していたかもしれません。
ハリウッドに彗星の如く現れ突然去っていったピア・アンジェリ
遺された映像で蘇ります。

それでは「傷だらけの栄光」のメイキング動画をご覧ください!
(3分28秒)




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《WBA世界ライト級タイトルマッチ》
ーunder cardー
《WBA世界Sライト級タイトルマッチ》
《WBC世界Sライト級タイトルマッチ》

開催日:3月1日(日本時間2日)
開催地/会場:米国ニューヨーク市・ブルックリン/バークレイズ
・センター




WBA世界ライト級王者
ジャーボンタ・デービス(30=S/usa)
VS.
WBA世界Sフェザー級王者
ラモン・ローチJr.(29=O/usa)


デービスまさかのドロー防衛!

〈試合経過〉
序盤戦はお互いジャブの突き合いで出方を窺う様子見の展開で始ま
った。何かあまり試合が動きそうもない展開を続ける。
6回、デービスが左ボディー、右フックと打ち込んで試合が動く。
7回、デービスが左ストレート、右フックと打ち込むとローチも
怯まず右ストレート、左フックと打ち込む。
8回、デービスが左アッパーを突き上げるとローチは右ストレート
をヒットさせお互い引かない展開は続いた。
9回、ローチの右カウンターを被弾してデービスは左肘を着いたか
と思われたが、レフェリーはカウントせず。
10回、ローチが右アッパー、左フックと上回った印象。
11回、デービスの左ストレート、右フックのパワーパンチにロー
チも負けじと右ストレートを打ち返した。
最終回、デービスの左フックを躱しローチが左フック、右ストレー
トで上回って終了ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
115ー113(デービス)
114ー114(ドロー)
114ー114(ドロー)

1ー0で勝敗つかず引き分け。
デービスの連勝は30でストップとなった。そして、周りの関係者
やファンの間ではデービスが負けていたとも囁かれた。
しかし、引き分けとなって規定によりWBA世界ライト級王座の6
度目防衛に成功した。試合前、圧倒的有利とされた王者デービスだ
ったが、まさかの不甲斐ない結果に再戦を希望した。果たして、今
年中の決着戦はあるのか注目される。

WBA世界Sフェザー級王者のローチJr.は善戦したが2階級制覇
に失敗となった。9回にダウンとなっていれば手が挙がっていたは
ずで悔しい一戦だった。王座を保持したまま上を目指したローチJr.
は今後WBA世界Sフェザー級王座の防衛に専念することになるの
か、それとも再びデービス戦となるのか?




(Photos by nyfights.com)

それでは両者接戦となったシーンをどうぞ!(3分22秒)


【両選手の戦績】
★ジャーボンタ・デービス/31戦30勝(28KO)1分・無敗
★ラモン・ローチJr/28戦25勝(10KO)1敗2分




ーunder cardー
《WBA世界Sライト級タイトルマッチ》

WBA世界Sライト級王者
ホセ・バレンスエラ(26=S/usa)
VS.
WBA世界同級5位
ゲイリー・A・ラッセル(28=S/usa)

〈12回採点結果〉
120ー108(ラッセル
119ー109(ラッセル)
119ー109(ラッセル)

ラッセルが3ー0大差判定勝ちでWBA世界Sライト級王座獲得に
成功した。これで元WBC世界フェザー級王者だった兄のゲイリー
・ラッセルJr
に続く兄弟戴冠です。今後は1位で挑戦権を獲得して
いる平岡アンディ(大橋)との対戦が濃厚でしょう。楽しみです。

バレンスエラはイサック・クルス(メキシコ)から奪った王座の初
防衛に失敗。出直しとなる。

【両選手の戦績】
★ホセ・バレンスエラ/17戦14勝(9KO)3敗
★G・アントゥアン・ラッセル/19戦18勝(17KO)1敗


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ーunder cardー
《WBC世界Sライト級タイトルマッチ》

WBC世界Sライト級王者
アルベルト・プエジョ(30=S/dom)
VS.
WBC世界同級1位
サンドル・マルティン(31=S/esp)

〈12回採点結果〉
115ー113(プエジョ)
116ー109(プエジョ)
115ー113(マルティン)

プエジョが2ー1のスプリットながら判定勝ちでWBC世界Sライ
ト級王座の初防衛に成功した。

スペイン期待のマルティンは善戦も王座に届かなかった。

【両選手の戦績】
★アルベルト・プエジョ/24戦24勝(10KO)無敗
★サンドル・マルティン/46戦42勝(15KO)4敗









《IBF世界Sライト級挑戦者決定戦》
開催日:3月1日(日本時間2日)
開催地/プエルトリコ・ファハルド/トマス・ドネス・コリセオ(
コロシアム)




IBF世界Sライト級3位・前IBF世界同級王者
サブリエル・マティアス(32=O/pur)
VS.
IBF世界同級4位
ガブリエル・バレンスエラ(30=O/mex)

〈試合結果〉
ーTKO・8回2分55秒ー

前王者マティアスが挑戦権を獲得した。
これでIBF王者のリチャードソン・ヒッチンズ(米国)への挑戦
となる。マティアスは王座奪還なるか。

バレンスエラは挑戦権獲得に失敗した。

マティアスがストップ勝ちで挑戦権を獲得したシーンをどうぞ!
(8分53秒)



【両選手の戦績】
★サブリエル・マティアス/24戦22勝(22KO)2敗
★ガブリエル・バレンスエラ/35戦30勝(17KO)4敗1分