《WBC世界Sフェザー級TM&IBF世界Lフライ級TMほか》米国・メキシコ/No.1432 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ》
開催日:2月16日(日本時間17日)
開催地/会場:米国ニューヨーク・マンハッタン/マディソン・スクエア・ガーデン内〜ザ・シアター




WBC世界Sフェザー級王者
オシャキー・フォスター(30=O/USA)
VS.
WBC世界同級12位
アブラハム・ノバ(30=O/USA)


フォスター接戦も最終回ダウン奪いV2成功!

〈試合経過〉
前半戦は圧力をかけてくる挑戦者ノバにフォスターが時折スイッチして左右フックを浴びせる。ノバも負けじとジャブでフォスターをコーナーに詰め左右ボディを叩くなど互角の展開となった。
6回〜7回とフォスターの左フックから右アッパーがヒットしていよいよ主導権を握ったかに見えた。しかし、その後はノバも引くことなく上下を攻めて再び互角に持ち込み回を重ねる。
11回、お互い出入り激しく打ち合って終了したこの時点のスコアは105ー104フォスター106ー103ノバ106ー103フォスターとポイント差は拮抗していた。
最終回、ノバが望みを繋ごうと左右で攻めるとフォスターも上下に攻める。終了間際お互い引かない打ち合いでフォスターの左フックがヒットするとノバはスリップ気味のダウン。レフェリーはダウンとみなしてカウント後再開したところでゴングとなった。

〈12回採点結果〉
115ー112(フォスター)
114ー113(ノバ)
116ー111(フォスター)

フォスターが2ー1のスプリット採点も判定勝ちでWBC世界Sフェザー級王座の2度目防衛に成功した。フォスターにスピードはあるものの同じようなコンビネーションボクサー相手は苦手なように映った。危うい戦い振りでどこまで防衛を伸ばすか?
WBCの同級世界ランキングには日本人選手も5位に力石 政法(緑)と元IBF同級王者で13位の尾川 堅一(帝拳)がいる。
果たして日本人選手に挑戦チャンスはあるのか注目です。

世界初挑戦のノバは善戦したが王座獲得失敗に終わった。
なかなかスピードがあって連打も打ち込むなど王者を苦しめたのは確かで大健闘だった。ダウンがなく逆に何度かグラつかせてでもいればベルトを巻いていたかもしれない。紙一重の戦いを演じたノバの再浮上に期待したい。




(Photos by proboxing-fans.com)

それでは両者ともに引かず激戦となった好試合シーンをハイライトでどうぞ!(3分57秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★オシャキー・フォスター/24戦22勝(12KO)2敗
★アブラハム・ノバ/25戦23勝(16KO)2敗







《IBF世界Lフライ級タイトルマッチ
開催日:2月16日(日本時間17日)
開催地/会場:メキシコ・オアハカ州オアハカ/ゲラゲッツァ・フェスティバル・オーディトリアム




IBF世界Lフライ級王者
アドリアン・クリエル(25=O/MEX)
VS.
IBF世界同級6位・前IBF世界同級王者
シベナティ・ノンティンガ(25=O/RSA)


前王者ノンティンガ敵地で王座奪還!

〈試合経過〉
初回〜4回と王者クリエルが左フック、右ボディーとノンティンガに打ち込みリードした。5回以降ノンティンガは攻めに苦しみながらも右が当たり始めると突破口を探る流れ。
7回、ノンティンガが勢いあまって頭から突っ込むヘッドバット行為で減点1点を科された。
8回、突破口を探っていたノンティンガの右ストレートがヒットするとクリエルの勢いも鈍り出す。
9回、序盤は前に出て攻めたクリエルだったが手数が減り、終了間際にノンティンガの左フックでクリエルはグラつきクリンチでゴングに逃れた。

迎えた10回、前に出て攻めようとしたクリエルにノンティンガの左フックがヒットしてロープに詰められ連打を浴びたクリエルはスタンディングダウンを取られた。カウント後再開するとコーナー前にくぎ付けされたクリエルはノンティンガの左右集中連打を浴びたところでレフェリーが割って入り試合を止めた。

ーTKO・10回44秒ー

ダイレクトリマッチは前王者ノンティンガの王座返り咲き成功。
ノンティンガは去年11月4日、モナコ・モンテカルロでIBF世界Lフライ級王座2度目の防衛戦でクリエルと対戦してまさかの2回KO負けで王座から陥落した。今回、敵地で借りを返すTKOでリベンジして見事王座奪還に成功となった。これで以前から対戦が噂された現WBAスーパー&WBC王者寺地 拳四朗(BMB)との統一戦が再浮上でしょうか、非常に楽しみです。

クリエルはモナコで王者となっての凱旋試合を前半気負い過ぎが災いしてか防衛することなく僅か3カ月ちょっとで王座から陥落となった。前戦は右ストレート一撃で倒したが、フロック要素も高く再現することは出来なかった。前半戦は左右を打ち込み優勢だったものの、後半戦に突入してタフさの違いで徐々に追いつかれてしまった。途中から体力消耗を見抜かれ滅多打ちに遭う格好だった。
クリエルは無念の出直しです。




(Photos by proboxing-fans.com)

ノンティンガが10回左右猛攻連打でストップ勝ちしたシーンをどうぞ!(10秒)


【両選手の戦績】
★アドリアン・クリエル/30戦24勝(5KO)5敗1分
★シベナティ・ノンティンガ/14戦13勝(10KO)1敗







《Sライト級契約10回戦》
開催日:2月15日(日本時間16日)
開催地/会場:米国カリフォルニア州コマース/ザ・コマース・カジノ&ホテル




元2階級制覇王者
ジョセフ・ディアス(31=S/USA)
VS.
メキシコ・ライト級
ヘスス・ペレス(26=O/MEX)

無名ペレスが元王者に判定勝ち大金星!

〈10回採点結果〉
96ー94(ペレス)
99ー90(ペレス)
95ー94(ディアス)

ペレスが2ー1スプリットも判定勝ち。
中堅のペレスは連敗中だったが、今回の元2階級制覇王者への大金星で世界ランクイン可能性大。今後のマッチメイクが楽しみです。

元2階級制覇王者のディアスはランキング入り復活を目指したが痛い黒星となった。ディアスのここ5戦は今回の黒星で1勝4敗と精彩がない。ディアスはこのまま下降線を辿ってしまうのか・・・




(Photos by fightmag.com)

【両選手の戦績】
★ジョセフ・ディアス/39戦33勝(15KO)5敗1分
★ヘスス・ペレス/30戦25勝(18KO)5敗