《WBC世界クルーザー級TM!マカブVS.ジャック戦&他注目戦》Sアラビア・米国/No.1344 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBC世界クルーザー級タイトルマッチ》
開催日:2月26日(日本時間27日)
開催地/会場:サウジアラビア・ディルイーヤ/ディルイーヤ・アリーナ




WBC世界クルーザー級王者
イルンガ・マカブ(35=S/COD)
VS.
WBC世界同級3位・元2階級制覇王者
バドゥ・ジャック(39=O/SWE)

ジャックが12Rストップ勝ち新王者!

〈試合経過〉
初回〜3回とサウスポー王者のマカブが右ジャブから左を打ち込みジャックをややリードして回を進めた。
4回、挑戦者のジャックが手数を増やして圧力をかけ始めて右フックを叩くとマカブが背中からでんぐり返るようにダウン。(^_-)
マカブは立ち上がり再開するとこの回を凌いだ。
その後はジャックが主導権を握ったかに見えたが、6回からマカブも上下に打ち込み巻き返して10回まで互角の展開が続く。
11回、またもやジャックの右フックが炸裂するとマカブは飛ばされるように2度目のダウン。マカブは効いたが、ここでも立ち上がって執念を見せる。
最終回、開始早々ジャックが右ストレートを浴びせてマカブをロープに詰めると左右のめった打ち。手の出なくなったマカブにレフェリーが割って入り試合を止めた。

ーTKO・12回0分54秒ー

戦前予想で不利だったジャックが最終ラウンドにストップ勝ちして王座奪取に成功した。これでジャックは5年半ぶりの王者復活。
そして、Sミドル級、ライトヘビー級、クルーザー級と3階級制覇も達成した。また、ジャックは10月には40歳となるものの、今回はもの凄いパワーを見せた。初防衛戦に注目です。

マカブは試合数が少ないこともあってか3年間も王座を保持してきたが3度目防衛に失敗となった。そして、6年9カ月ぶりの黒星だった。これまで得意の左ストレートで勝機に繋げてきたが、今回挑戦者の動きの速さに空振りするなど流れを掴めなかった。
契約で再戦条項を交わしていればもう一度戦うことになるか?

〈主要4団体クルーザー級王者〉
★WBA(S)王者アルセン・グラミリアン(35=O/FRA🇫🇷)
27戦27勝(18KO)無敗
★WBC王者バドゥ・ジャック(39=O/SWE🇸🇪)
34戦28勝(17KO)3敗3分
★IBF王者ジェイ・オペタイア(27=S/AUS🇦🇺)
22戦22勝(17KO)無敗
★WBO王者ローレンス・オコリー(30=O/GBR🇬🇧)
18戦18勝(14KO)無敗





(Photos by boxingnews24.com)

それでは連打で畳み掛け見事に王座奪取に成功したジャックのストップシーンをどうぞ!(4分41秒)


【両選手の戦績】
★イルンガ・マカブ/32戦29勝(25KO)3敗
★バドゥ・ジャック/34戦28勝(17KO)3敗3分











《IBF世界Sライト級王座決定戦》
ーSemifinalー
《ウェルター級ノンタイトル10回戦》

開催日:2月25日(日本時間26日)
開催地/会場:米国ミネソタ州ミネアポリス/ミネアポリス・アーモリー




IBF世界Sライト級1位
ヘレミアス・ポンセ(26=O/ARG)
VS.
IBF世界同級2位
サブリエル・マティアス(30=S/PUR)

強打者同士対決はマティアスが王座戴冠!

〈試合経過〉
初回、ポンセが接近してボディーから左アッパーとマティアスを攻め立て好スタートを切った。2回〜3回と相変わらず上下に打ち込むポンセにマティアスもロープに詰められながらもガードしながら徐々に左右がヒットし出す。
4回、マティアスの左フックから右ストレートがヒットするとポンセも左右を打ち込み互角の展開もマティアス形勢逆転の兆し。
迎えた5回、ポンセの連打にマティアスも負けじと連打から強烈左フックを浴びせるとポンセはたまらず背中からダウン。かなり効いたポンセは立ち上がって再開するとこの回なんとか耐えた。
しかし、インターバルでポンセはダメージが回復しないのか陣営がレフェリーに棄権を申し出て試合終了となった。

ーTKO・5回棄権終了ー

プエルトリカンの強打者として人気上昇中のマティアスが20戦目で見事IBF世界Sライト級王座を獲得した。
マティアスのフックは左右ともに強烈で勝利の全てをKOで決めている。強豪ひしめくこの階級にスター候補がまた一人誕生して今後の防衛戦が楽しみになってきました。

30戦全勝無敗で臨んだアルゼンチン期待のポンセは王座に届かず初黒星を喫した。ボディー連打でいいスタートを切ったポンセだったが、ディフェンスに隙があったと言えそうだ。もっと防御面を鍛錬して進化すれば再び挑戦出来る選手でしょう。
再浮上に期待したい。






(Photos by boxingnews24.com)

それではアンターカードも含めてマティアスVS.ポンセ戦をハイライトでどうぞ!(2分10秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★ヘレミアス・ポンセ/31戦30勝(20KO)1敗
★サブリエル・マティアス/20戦19勝(19KO)1敗




ーSemifinalー
《ウェルター級ノンタイトル10回戦》

WBA世界ウェルター級9位
アルベルト・パルメッタ(32=O/ARG)
VS.
WBA世界同級10位・元WBA世界同級正規王者
ジャーマル・ジェームス(34=O/USA)

復帰戦元王者ジェームスが大差判定勝ち!

〈10回採点結果〉
99ー91(ジェームス)
98ー92(ジェームス)
98ー92(ジェームス)

ジェームスが3ー0大差判定勝ち。
元WBA世界ウェルター級正規王者だったジェームスが王座陥落から1年4カ月ぶりの復帰戦を勝利で飾った。再びトップ戦線に加わることが出来るのか注目したい。

敗れたパルメッタは12連勝でランキングを徐々に上げていたが、12でストップとなった。悔しい出直しです。

(元王者のジェームスが白星復帰=右側)

(Photos by badlethook.com)

【両選手の戦績】
★アルベルト・パルメッタ/20戦18勝(13KO)2敗
★ジャーマル・ジェームス/30戦28勝(12KO)2敗








《バンタム級10回戦》
開催日:2月24日(日本時間25日)
開催地/会場:米国フロリダ州ハイアリア/ハイアリア・パーク・レーシング&カジノ




元2階級制覇王者(バンタム級・Sバンタム級)
ギジェルモ・リゴンドー(42=S/CUB)
VS.
元南米(WBC傘下)Sフライ級王者
ヘスス・マルティネス(42=S/COL)

復帰戦リゴンドーが速攻74秒KO勝ち!

〈試合経過〉
初回、開始早々リゴンドーが右ジャブからワンツーでマルティネスをロープに詰め左右連打を浴びせるとコーナー前で早くもダウンを奪う。マルティネスが立ち上がって再開するとリングを回って逃れようとするマルティネスにリゴンドーが右フックから左ストレートを打ち込むとマルティネスは再びコーナー前で2度目のダウン。マルティネスはしゃがみ込んだまま立てずカウントアウトとなった。

ーKO・初回1分14秒ー

復帰戦で勝利したリゴンドーは比国選手との連敗から脱した。
一時は年齢的にも引退が囁かれたものの、1年ぶりのリングで3年ぶりの勝利だった。リゴンドーは42歳もどうやらバンタム級王座への返り咲きにヤル気満々のようです。

同じく42歳のマルティネスは番狂わせを狙ったが、全く歯が立たず速攻で畳み掛けられてしまった。




(Photo by diariolasamericas.com)

42歳のリゴンドーが速攻であっと言う間に畳み掛けたシーンをどうぞ!(1分17秒)


【両選手の戦績】
★ギジェルモ・リゴンドー/25戦21勝(14KO)3敗1NC
★ヘスス・マルティネス/52戦33勝(16KO)18敗1分