《WBC世界Sフェザー級王座決定戦☆バルガスVS.フォスター戦・他》米国/No.1340 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBC世界Sフェザー級王座決定戦》
ーundercardー
《WBC米大陸ウェルター級王座決定戦》

開催日:2月11日(日本時間12日)
開催地/会場:米国テキサス州サン・アントニオ/アラモドーム




WBC世界フェザー級王者
レイ・バルガス(32=O/MEX)
VS.
WBC世界Sフェザー級1位
オシャキー・フォスター(29=O/USA)

このWBC世界Sフェザー級王座決定戦はこれまで王者だったシャクール・スティーブンソン(米国)が防衛戦で体重超過の失態で王座を剥奪され空位となったことによるもの。

予想不利だったフォスターが判定勝ち新王者!

〈試合経過〉
序盤、フォスターが体格で勝るバルガスの左右攻めに怯まずバックステップを踏みながらジャブから右フックをヒットさせ優勢なスタートを切った。
3回〜4回、お互いジャブの突き合いも決定打を狙うバルガスは時折スイッチも見せるフォスターのディフェンシブな動きに左右空転、時折左右をヒットさせるフォスターの見栄えがいい。
その後はお互い一進一退の展開が続く。
7回〜8回、出入り激しい攻防の中、バルガスの左フックがヒットして突破口を掴んだかに見えたが、フォスターの巧みなディフェンスに続かない。
9回〜10回、バルガスが手数を減らしたフォスターに右フックをヒットさせるものの、それ以上は攻め切れない。
11回、バルガスが左右で攻勢を強めるが、フォスターの左右カウンターも負けていない展開。
最終回、再びフォスターが息を吹き返し左フックを打ち込むなど優勢の中、ゴングを聞いた。

〈12回採点結果〉
116ー112(フォスター)
117ー111(フォスター)
119ー109(フォスター)

フォスターが3ー0の大差と言ってもいい判定勝ちでWBC世界Sフェザー級王座を獲得した。22戦目での頂点です。
戦前は予想不利だったフォスターはバルガスのパンチを度々空転させるほどスピードがあった。これまで9戦目と12戦目で際どい僅差判定負けで2敗していたが、その俊敏な動きから攻める戦いぶりは元々評価が高かった。鬼門の初防衛戦でどう戦うか期待される。

バルガスはWBC世界フェザー級王座を保持したまま階級上の王座決定戦に出場したが、3階級制覇に失敗するとともにキャリア37戦目で初黒星となった。
体格では上回っていたものの相手の動きと攻めに対応できなかったように見えた。試合前は勝利した場合どっちにするかまだ決めていないとコメントしていたが、今後は保持するWBC世界フェザー級王座の防衛に専念することになるでしょうか。






(Photos by boxingscene.com)

それではフォスターが新王者となった試合を前座も含めてハイライトでどうぞ!(2分00秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★レイ・バルガス/37戦36勝(22KO)1敗
★オシャキー・フォスター/22戦20勝(11KO)2敗





ーundercardー
《WBC米大陸ウェルター級王座決定戦》
▼10R


元WBA世界Sライト級正規王者
マリオ・バリオス(27=O/USA)
VS.
元WBAフェデラテンSライト級王者
ジョバニー・サンティアゴ(33=O/PUR)

元王者バリオスがTKO勝ち再起!

〈試合経過〉
序盤からお互い互角に戦っていたが、徐々にバリオスの左右がヒットしだすと優位に立った。
サンティアゴも3回から盛り返す場面も見せたが手数が減ってしまう。その後はサンティアゴもバリオスの攻めに耐えていた。
迎えた8回、バリオスがサンティアゴをロープに詰め右ストレートからボディーを浴びせるとサンティアゴがダウン。立ち上がって再開すると追撃連打でサンティアゴが防戦一方となったところでレフェリーストップとなった。

ーTKO・8回1分42秒ー

バリオスがWBC米大陸ウェルター級王座を獲得した。
バリオスはこれまでWBA世界Sライト級王者時代の2度目防衛戦でジャーボンタ・デービス(米国)と戦って11回TKO負けで王座から陥落。その後はウェルター級に転向して元WBA世界ウェルター級スーパー王者のキース・サーマンと戦い12回0ー3の大差判定負けで連敗していた。今回、連敗から脱したバリオスは果たしてウェルター級の頂点に立てるのか注目が集まる。

サンティアゴは序盤こそ互角に戦っていたが、バリオスの上下を浴びてペースダウン。WBCウェルター級10位にいるバリオスに勝てば世界ランキング入りも濃厚だったが、チャンスを逃してしまった。サンティアゴは無念の出直しです。




(Photos by boxingscene.com)

【両選手の戦績】
★マリオ・バリオス/29戦27勝(18KO)2敗
★ジョバニー・サンティアゴ/18戦14勝(10KO)3敗1分