《WBA世界ライト級タイトルマッチ》
ーundercardー
《WBA世界ミドル級タイトルマッチ》
開催日:5月28日(日本時間29日)
開催地/会場:米国ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン/バークレイズ・センター
WBA世界ライト級正規王者・3階級制覇者
ジャーボンタ・デービス(27=S/USA)
VS.
WBA世界同級1位・元WBA世界同級暫定王者
ローランド・ロメロ(26=O/USA)
デービスの強烈左フック炸裂でV3成功!
〈試合経過〉
初回、序盤はお互い距離を取りつつ慎重な立ち上がりも体格で勝る挑戦者ロメロが積極的に前に出て終盤右カウンターをヒットさせ好調なスタートを切る。
2回、序盤からロメロがジャブを突いてプレッシャーをかけるとデービスは軽快なフットワークでパンチを外した。
3回、前半ロメロが左右連打で主導権を握るかに見えたが終盤デービスがワンツーを浴びせてロメロは後退。
4回、ロメロが序盤からプレッシャーをかけるとデービスはフットワークで躱す。後半ロメロがジャブからボディー攻めも終盤デービスが右ジャブから左ストレート。ここまで見た目は互角に映った。
5回、序盤から連打を打ち込むロメロにデービスは左ストレートを打ち込むと終盤はボディー攻め。
ここまで実況解説では48ー47でデービスのリードとした。
迎えた6回、前に出て攻めるロメロが中盤右フックがヒットしてデービスはロープを背にした。しかし、デービスが体を入れ替え渾身の左フックを打ち込むとロメロはコーナー前で沈むようにダウン。ロメロはカウント8で立ち上がったものの、足元がおぼつかずレフェリーは試合をストップした。
ーTKO・6回2分39秒ー
デービスがWBA世界ライト級正規王座の3度目防衛に成功した。
ゆくゆくは6月4日、豪州で開催されるWBAスーパー・IBF・WBO世界ライト級王者ジョージ・カンボソス(豪州)VS.WBC世界ライト級王者デビン・ヘイニー(米国)の統一戦勝者と戦うことになるでしょう。非常に楽しみです。
ロメロは4回まで互角の戦いを見せたが、5回に王者の左ストレートやボディー被弾でダメージを受けた感じだった。
それでも諦めず堂々と打ち合ったのはファイターとして好印象を残した。今後も期待できる選手で再起に期待したい。
(Photos by boxingscene.com)
それではデービスがロープ背に一瞬にして体を入れ替え左フックで倒したシーンをどうぞ!(1分18秒)
※途中消除の場合ありです。
【両選手の戦績】
★ジャーボンタ・デービス/27戦27勝(25KO)無敗
★ローランド・ロメロ/15戦14勝(12KO)1敗
ーundercardー
《WBA世界ミドル級タイトルマッチ》
WBA世界ミドル級正規王者・2階級制覇者
エリスランディ・ララ(39=S/CUB)
VS.
WBA世界同級10位
ゲーリー・オサリバン(37=O/IRL)
老練王者ララが貫禄のTKO初防衛成功!
〈試合経過〉
初回、挑戦者オサリバンがボディー攻勢でいい立ち上がりを見せてスタートした。
しかし、王者ララもすぐに左ボディー、アッパーと巻き返して流れは変わる。
4回、オサリバンが序盤からプレッシャーをかけるもののララの左フック、左ストレートでオサリバンが背中からダウン。立ち上がってこの回はなんとか凌いだ。
5回もオサリバンはララの左フック、左ストレートに耐えた。
完全に主導権を握ったララが7回左ストレートでオサリバンをロープに詰め圧倒。
オサリバンはダメージでインターバル終了時にドクターチェックも続行許される。
迎えた8回、開始早々ララの強烈左ストレートでオサリバンがロープに飛ばされたところでレフェリーが割って入り試合を止めた。
ーTKO・8回23秒ー
ベテランの2階級制覇王者ララが昨年5月1日、王座決定戦で手にしたWBA世界ミドル級正規王座の初防衛に成功した。
今後はこの強豪揃いの階級でビッグマッチを強く望むとコメントしている。楽しみです。
オサリバンはこれまで数々の大物と戦っての世界初挑戦だったが、王座には届かなかった。執念の再起なるか・・・
(Photos by boxingscene.com)
王者ララが4回ダウンも粘るオサリバンを最後は左ストレートで仕留めたシーンを解説入りでどうぞ!(1分7秒)
※途中消除の場合ありです。
【両選手の戦績】
★エリスランディ・ララ/35戦29勝(17KO)3敗3分
★ゲーリー・オサリバン/36戦31勝(21KO)5敗