《WBC世界Sミドル級暫定王座決定戦》
開催日:5月21日(日本時間22日)
開催地/会場:米国アリゾナ州グレンデール/ヒラ・リバー・アリーナ
WBC世界Sミドル級1位・元WBC世界同級王者
デビッド・ベナビデス(25=O/USA)
VS.
WBC世界同級2位・元IBF世界ミドル級王者
デビッド・レミュー(33=O/CAN)
ベナビデスが圧倒TKOで暫定王座獲得!
〈試合経過〉
初回、レミューが右ボディー攻めで仕掛けていいスタートを切ったかに見えたが終了間際にベナビデスの左フックが炸裂するとレミューはロープに後退。連打を浴びたところでゴングに救われた。
2回、開始早々ベナビデスの右フックから左アッパーを何度も跳ね上げられレミューはたまらずリングそでからはみ出すようにダウン。立ち上がって再開に応じるとレミューも打ち返すもののベナビデスの追撃アッパー、左フックを浴びて防戦一方も必死に耐えた。
迎えた3回、レミューが挽回を狙って左右フックを打ち込むとベナビデスのガードに阻まれる。1分過ぎたところでベナビデスがワンツーを打ち込むとレミューがロープ際に後退、さらに左アッパーを跳ね上げられグラついたところでレミュー陣営がレフェリーにストップ要請して試合終了となった。
ーTKO・3回1分31秒ー
元WBC世界Sミドル級王者(体重超過で剥奪)のベナビデスがWBC世界Sミドル級暫定王座を獲得した。
今後は4団体統一王者のサウル・アルバレス(メキシコ)とのビッグマッチが目標となるか・・・
元IBF世界ミドル級王者のレミューはSミドル級に転向して3勝(2KO)と順調にきていたが、強豪ひしめくこの階級では壁となった。果たして、再起なるか。
(Photos by boxingscene.com)
それではベナビデスがストップ勝ちしたシーンとアンダーカードも含めてハイライトでどうぞ!(2分03秒)
※途中消除の場合ありです。
【両選手の戦績】
★デビッド・ベナビデス/26戦26勝(23KO)無敗
★デビッド・レミュー/48戦43勝(36KO)5敗
《WBO世界ミドル級暫定王座決定戦》
開催日:5月21日(日本時間22日)
開催地/会場:米国ネバダ州ラスベガス/リゾート・ワールド・ラスベガス
WBO世界ミドル級2位
ジャニベク・アリムハヌリ(29=S/KAZ)
VS.
WBO世界同級3位
ダニー・ディグナム(30=S/GBR)
アリムハヌリが衝撃KOで暫定王座獲得!
〈試合経過〉
初回、サウスポー同士は先にアリムハヌリがジャブからワンツーでいい立ち上がりを見せた。ラウンド終盤、再びアリムハヌリが連打を打ち込むと効いたディグナムがクリンチしようとしたが解かれ横向きにダウン。立ち上がったディグナムは再開するとなんとかゴングに逃れた。
2回、アリムハヌリの左ロングフックがヒットするとディグナムはロープに後退、2分過ぎたところでアリムハヌリの左アッパーをまともに貰ったディグナムは背中からロープ下に仰向け失神ダウン。レフェリーはカウントせず試合を止めた。
ーKO・2回2分11秒ー
ゴロフキンの後継者と呼ばれるアリムハヌリがWBO世界ミドル級暫定王座の獲得に成功した。
今後はWBO世界同級王者で5度防衛中のデメトリアス・アンドラーデ(米国)との統一戦(180日以内の対戦通達)が既定路線となるでしょうか、楽しみです。
無敗で臨んだディグナムはあまりのパワー差になにもすることなく敗れ去った。初黒星を喫したディグナムは試練を乗り越え再起するしかない。
(Photos by badlethook.com)
それではアリムハヌリが2回衝撃KOで勝利したシーンをハイライトでどうぞ!(7分24秒)
途中消除の場合ありです。
【両選手の戦績】
★ジャニベク・アリムハヌリ/12戦12勝(8KO)無敗
★ダニー・ディグナム/16戦14勝(8KO)1敗1分
《WBA世界Lヘビー級挑戦者決定戦》
開催日:5月21日(日本時間22日)
開催地/会場:英国ロンドン/The O2・アリーナ
IBF世界Lヘビー級2位・WBA3位・WBC4位
ジョシュア・ブアッツィ(29=O/GBR)
VS.
WBA世界同級7位
クレイグ・リチャーズ(32=O/GBR)
スーパーホープのブアッツィが挑戦権獲得!
〈12回採点結果〉
116ー112(ブアッツィ)
115ー113(ブアッツィ)
115ー113(ブアッツィ)
3ー0判定勝ちでブアッツィがWBA世界Lヘビー級王座への挑戦権を獲得した。ブアッツィはリオ五輪Lヘビー級銅メダリストで売り出し中の選手。今後が楽しみです。
リチャーズもかなり善戦したが挑戦権獲得に届かなかった。
リチャーズは出直しです。
(Photos by boxingscene.com)
【両選手の戦績】
★ジョシュア・ブアッツィ/16戦16勝(13KO)無敗
★クレイグ・リチャーズ/21戦17勝(10KO)3敗1分
《ライトヘビー級ノンタイトル12回戦》
開催日:5月20日(日本時間21日)
開催地/会場:米国フロリダ州プラントシティー/ホワイトサンズ・イベント・センター
IBF世界Lヘビー級1位・WBO8位
孟 繁龍(メン・ファンロン/34=S/CHN)
VS.
元WBA・WBC世界Lヘビー級王者
ジャン・パスカル(39=O/HAI/CAN)
ベテラン元同級王者パスカルの判定勝ち!
〈試合経過〉
序盤から両者ジャブの突き合いで始まり回が進むとサウスポーの孟が時折左ストレート、パスカルも右ストレートと打ち合うもののお互い決定打に欠ける流れは続いた。
9回、残り10秒のところで孟の打ち終わりにパスカルの右ストレートがヒットして孟はたまらずダウン。さほど効いていない孟が立ち上がるとゴングに救われる。その後は終盤戦に突入すると孟が左ストレートをヒットさせるなど巻き返しを図ったが時折パスカルの左右連打で阻まれる中、最終回ゴングを聞いた。
〈12回採点結果〉
114ー113(パスカル)
115ー112(パスカル)
116ー111(パスカル)
パスカルが3ー0判定勝ち。
パスカルは2年5カ月ぶりのリングも昨年7月10日、ドーピング違反発覚で保持していたWBA世界Lヘビー級正規王座は初防衛後に剥奪されている。果たして、今年40歳を迎えるパスカルは王座返り咲きなるか注目したい。
孟は無敗で臨んだノンタイトル戦だったが、世界初挑戦を目前にしてまさかの初黒星となった。
勝利していればWBC&IBF世界同級王者のアルツール・ベテルビエフ(ロシア)への世界初挑戦は確実視されていたものの、白紙となったか・・・
(Photos by offertwist.com)
【両選手の戦績】
★孟 繁龍/18戦17勝(10KO)1敗
★ジャン・パスカル/44戦36勝(20KO)6敗1分1NC