★カシメロの対戦相手が二転三転もリゴンドーに再決定!/8月14日・米国/No.1181 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBA&WBO世界バンタム級王座統一戦》
開催日:8月14日(日本時間15日)
開催地/会場:米国カリフォルニア州カーソン/ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク


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WBO世界バンタム級王者・3階級制覇者
ジョンリール・カシメロ(32=O/PHI)IMG_7430.png
VS.
WBA世界同級正規王者・2階級制覇者
ギジェルモ・リゴンドー(40=S/CUB)IMG_7098.png

カシメロの対戦相手が二転三転も決定!

カシメロは2020年の初戦で井上 尚弥(大橋)と4月25日、米国ネバダ州ラスベガスで注目の3団体統一戦が決定していよいよかと盛り上がったが、あいにく新型コロナウイルス拡大の影響で延期となって最終的には中止と発表された。
その後、カシメロは同年9月26日、米国コネチカット州アンカスビルでWBO同級11位デューク・ミカー(ガーナ)の挑戦を受けて対戦すると3回圧倒TKO勝ちでWBO王座3度目の防衛に成功して評判通りの強打者ぶりを披露した。
一方の井上は同年10年31日、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドでジェイソン・モロニー(豪州)の挑戦を受け戦うと7回KO勝ちで聖地ラスベガスでのデビュー戦を飾った。
その後、カシメロは井上の対戦相手がマイケル・ダスマリナス(比国)に決定すると以前から挑発していたが、今度は自身のユーチューブ動画で「イノウエは俺から逃げる決心をしたようだ。怖くて俺とはもう戦いたくないんだろう。あいつは陸上選手で逃げ足が速く口だけの奴だったな!」と扱(こ)き下ろした。😁
そんな中、井上は今年6月19日、米国ネバダ州ラスベガスのヴァジーン・ホテルズ・ラスベガスでダスマリナスの挑戦を受け戦うと3度ダウンを奪っての3回圧倒TKO勝ちを収めてその勝ちっぷりに日本はもとより世界中から絶賛されていた。
一方、カシメロはWBA王者のギジェルモ・リゴンドーとの対戦がほぼ決定していたものの、WBC王座に就いたノニト・ドネア(比国)陣営から対戦オファーが舞い込むと待ってましたとばかりにリゴンドーとの対戦はキャンセルすると発表。
しかし、カシメロが対戦前の薬物検査に必要な書類をVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング協会)へなかなか提出せずドネア陣営が催促するとカシメロは開き直ってイベントには全く関係のないドネアの家族を誹謗中傷する文言(内容不明)をネット上に流すなど意味のない行動を起こしてドーピング検査を遅らせた。結局、大人の対応をしないカシメロにドネアは怒りが収まらず試合から撤退すると発表した。
喜び勇んでドネアに対戦変更したのは一体なんだったのか?
やっぱり、カシメロは普段から何らかの薬物を使用していると疑われても仕方がないでしょう。
この騒動に井上も即反応してドネアを援護するようにツイッターで「王者に失礼だ!もうカシメロ君は大口を叩く事はないでしょう。ドーピング検査を回避する奴に王者の資格などねぇ。。お疲れ様でした!」と綴っていた。
懲りないカシメロのネット書き込みが原因で試合が消滅して楽しみにしていたファンを裏切る結果となった。🗯
カシメロの対戦相手の流れはリゴンドー(カシメロ陣営が突如キャンセル)〜ドネア(中傷が発端で決裂して消滅)その後数人のトップランカーをピックアップしていたが中継するSHOWTIME側から対戦相手に知名度がなければ契約に違反すると釘を刺されたことから焦った陣営は結局〜リゴンドー(再契約)と元の鞘(さや)に収まることで無事開催に漕ぎ着けることになった。
まあ、騒動はカシメロさん本人が蒔いた種ですが・・・😅


カシメロはリゴンドーを侮るなかれ!

両者の対決はリゴンドーが高年齢(9月で41歳)であってもカシメロにとっては侮れない厄介な相手となる。
カシメロは接近してのボディー攻めからフック、アッパーで畳み掛けるシーンが多いものの、リゴンドーにその分かり易い攻めパターンが通用するのかどうかでしょう。
リゴンドーも接近して打ち合うことも多いが、噛み合わない場合や不利な場面では足を使ってヒット&アウェイに切り替える(逆もある)器用さがある。
現在カシメロは6連続KO中で勢いがあるとはいえ、得てして自慢の左右強打を振り回して空振りする場面も多く的確性が問われるし課題でもあるでしょうか。
今回の戦いで後半戦まで縺れた場合、カシメロにリゴンドーを突き離して連打する余力があれば勝機は見えてくるだろうが、最後まで交互でのポイントの奪い合いならリゴンドーにも勝ち目がないとはいえない。
つまり、リゴンドーに打たれ脆さがあるとはいえ、カシメロが攻めあぐねてしまえば試合運びに定評のあるリゴンドーの流れになってしまうこともあり得るということ。

何しろリゴンドーはアマチュア時代(五輪2連覇含む)が2008年までと長く28歳でのプロデビューと遅かった為、22戦中で元IBF世界バンタム級王者ジョセフ・アグベコ(ガーナ)戦を除けば全ての試合を年下相手に戦ってきた。それでも2階級制覇を達成しているから凄いというほかない。
そして、思い出されるのはWBA・WBO世界Sバンタム級2冠王者だった時代の2014年12月31日、初来日して大阪府立体育会館で強打を誇った天笠 尚(29=山上)と対戦して7回に2度ダウンを奪われながらも10回にダウンを奪い返して11回には滅多打ちで天笠を棄権に追い込みTKO勝ちした。
天笠の顔面は腫れあがり見るも無惨でリゴンドーは身長差で17cmも劣り年齢も34歳ながら、ものともしない途轍もない底力に会場からは驚きとともにドヨメキが起きていた。
もうそれから6年半もの歳月が流れた。

それではリゴンドーが2度ダウンの劣勢から挽回した天笠戦のハイライトシーンをどうぞ!(2分37秒)


唯一の1敗は2017年12月9日、米国ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで無謀とも言える2階級上の当時WBO世界Sフェザー級王者だったワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
に挑戦も体重を増やした結果、動けずロマチェンコの連打を浴びて6回棄権のTKO負けに終わっている。
その後スーパーバンタム級に階級を戻したが2020年2月8日、米国ペンシルバニア州アレンタウンにあるPLLセンターで今度は階級下のWBA世界バンタム級王座決定戦をリボリオ・ソリス(ベネズエラ)と戦いお互い譲らない展開の激闘の末、12回2ー1の判定勝ちで2年8カ月ぶりに階級下ながらも見事王座に就いて2階級制覇に成功した。

★両選手の直近試合をハイライトシーンでどうぞ!

2020年9月26日
カシメロのWBO世界バンタム級王座3度目防衛戦!
デューク・ミカー(GHA🇬🇭)戦3回TKO勝ち。(45秒)


2020年2月8日
リゴンドーのWBA世界バンタム級正規王座決定戦!
リボリオ・ソリス(VEN🇻🇪)戦2ー1判定勝ち。(51秒)



ファンのネット予想では6:47:3でカシメロ有利とする人もいれば6:4でリゴンドーを推す人もいます。

8回〜9回辺りまでに強打が炸裂すれば圧倒でカシメロ。
消耗戦に持ち込みフルラウンドで技巧発揮ならリゴンドー。

う〜ん、どっちだと言われれば、個人的にはやっぱり勢いのあるカシメロさんかな〜乞うご期待!

【両選手の戦績】
★ジョンリール・カシメロ/34戦30勝(21KO)4敗
★ギジェルモ・リゴンドー/22戦20勝(13KO)1敗1NC


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