《WBA(S)・WBO・IBF世界ヘビー級Ｔマッチ》
日時：当初は９月６日（日本時間７日）に開催予定だったがクリチコの左腕負傷によって１１月１５日（日本時間１６日）に変更された。
開催地／会場：ドイツ・ハンブルグ・アルトナ／Ｏ２ワールド・アリーナ
ＷＢＡスーパー・ＷＢＯ・ＩＢＦ世界ヘビー級王者
ウラジミール・クリチコ(38=ウクライナ)
ＶＳ.
ＩＢＦ世界同級１位・ＷＢＯ世界同級６位
クブラト・プーレフ(33=ブルガリア)
★クリチコ左腕負傷で開催日変更！
最高峰のヘビー級に君臨する３団体王者のクリチコはプーレフとの指名試合に向けてオーストリアで練習調整に励んでいた。
しかし、クリチコがスパーリング中に左腕の上腕二頭筋を痛めたことがわかり、９月６日の試合日が迫るなか８月２５日になって試合を延期すると発表。
ファンをがっかりさせた。
ところが、思ったほど重傷ではないことがわかって、２ヵ月も休めば完治すると判断した陣営は２日後に当初の９月６日から１１月１５日に延ばして開催すると発表した。
一方、挑戦するプーレフは延期を聞かされ「正直なところ、今すぐにでも試合がしたい気持ちだ。非常に良い感じでトレーニングを積み上げたところだった。今の私にはただ我慢するしかない」と悔しさを口にした。
【両選手の戦績】
★ウラジミール・クリチコ／６５戦６２勝（５３ＫＯ）３敗
★クブラト・プーレフ／２０戦２０勝（１１ＫＯ）無敗
（この直後、左腕に違和感）
クリチコはメディアに「楽しみにしてくれたファンとプーレフに謝りたい。完治を優先させ、万全の状態でリングに戻ってくることを約束するよ」と謝罪した。
プーレフとの試合をクリアすれば、次にクリチコの目指すところは兄のビタリが締めていたＷＢＣ（現王者バーメイン・スタイバーン＝カナダ）のベルトを手に入れて集大成としたいところだろう。
兄とヘビー級を独占してきたメジャー４団体をウラジミール単独で３８歳となった体にムチを打って独占出来るのかも注目されるところ。
