《兄弟揃い踏み!亀田祭り2011》
開催日:2011年12月7日
開催地/会場:大阪府大阪市浪速区/大阪府立体育会館
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《WBA世界バンタム級タイトルマッチ》
王者
亀田 興毅(25=亀田)
VS.
同級12位
マリオ・マシアス(26=メキシコ)
亀田興毅選手は試合のたびに、対戦相手のマッチメークへの賛否両論が持ち上がる。
今年5月7日、対戦相手は下位の14位ダニエル・ディアス(ニカラグア)に11回TKO勝ちを収めたが、勝って当たり前の選手と揶揄された。
8月31日、7位のデビッド・デラモラ(メキシコ)とは3回に左でダウンを奪ったものの、その後は盛り返されての拮抗した判定勝ちに終った。
ヒヤヒヤ判定結果(114ー113/115ー113/115ー112)の3ー0。
今回も12位の選手。前回以上の試合をしなければ、又ひと騒動起こりそうである。ヤジが飛ぶのもブロボクサーの宿命なのだが・・・
初回、1分過ぎ亀田のローブローでマシアスがしゃがみ込みレフェリーがマシアスに猶予を与えて一時試合中断。しかし、ラウンド終了間際に亀田の左フックでマシアスからダウンを奪う。
2回、亀田の右ジャブ、右フックヒット。マシアスはオーソドックスからサウスポーへスイッチしてワンツーで応戦。
3回、亀田の右ジャブが冴える。マシアスは右ボディー、右アッパーを繰り出す。終了間際に亀田の左ストレートでマシアス、ダウン。
4回、亀田の左右ボディー集中連打でマシアス3度目のダウン。マシアス、マウスピースを吐き出し立ち上がれずカウントアウト。
亀田興毅の4回2分04秒でのKO勝ちで3度目の防衛に成功した。
文句なしの勝ち方だった。
ボクシングファンも納得したに違いない。
次戦はおそらく暫定王者のウーゴ・ルイス(メキシコ)との指名試合が予想される。
今回の勝ち方を再現すれば、マッチメーク問題も払拭できるだろう。
期待したい。
【両選手の戦績】
亀田興毅
28戦27勝(17KO)1敗
マリオ・マシアス
32戦23勝(11KO)8敗1無効試合
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《WBA世界Sフライ級タイトルマッチ》
王者
テーパリット・ゴーキャットジム(23=タイ)
VS
同級1位
亀田大毅(22=亀田)
初回から両者激しい打ち合いで始まった。
テーパリットは左ジャブが冴えて、大毅は鼻から出血。
中盤から大毅がワンツー、左右を使って中へ入ろうとするがテーパリットの多彩なパンチで阻止され距離感掴めず。
後半に大毅がコーナーに追って左右連打するが、テーパリットは怯まずコンビネーションブローで上手く躱す。
最終ラウンド、大毅は力を振り絞って連打で猛攻するが、すでに遅すぎた。
すべてのラウンドで王者テーパリットが左ジャブを軸にして左右が冴え、大毅の間合いを取らせず攻撃を封じ込めた。
パンチの手数も有効打もテーパリットの優勢と見えた。
判定結果
115ー113(テーパリット)
119ー110(テーパリット)
116ー112(テーパリット)
3ー0の判定勝ちでテーパリットが初防衛に成功した。
(素人ジャッジの採点は117ー111でテーパリットの勝ちとした)
亀田大毅の2階級制覇はならず。
大毅はキッパリと負けを認めた。
来年の再起戦に期待したい。
【両選手の戦績】
テーパリット・ゴーキャットジム
21戦19勝(12KO)2敗
亀田大毅
25戦22勝(14KO)3敗
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〈55.0kg契約10回戦〉
WBA世界バンタム級7位/WBC7位
亀田和毅(20=亀田)
VS
世界挑戦経験者
エドゥアルド・ガルシア(31=メキシコ)
亀田和毅選手の対戦するガルシアは2006年12月2日、当時のWBC世界スーパーフライ級王者の名城信男(六島)に挑戦した経験を持つ選手。
勝てば、世界戦が近づく。
試合が開始されると序盤から和毅がワンツー、ボディーとメリハリの効いたパンチを繰り出す。
ガルシアも時折ワンツー、右フックで応戦。
1回から6回まで和毅が圧倒。
そして、7回1分過ぎに和毅の速攻連打でガルシアは崩れ落ちるようにダウン。
ガルシアは立ち上がれずカウントアウトとなった。
亀田和毅の7回1分23秒でのKO勝ち。
【両選手の戦績】
亀田和毅
22戦22勝(14KO)無敗
エドゥアルド・ガルシア
29戦21勝(9KO)7敗1分
三兄弟の中でもスピード、テクニックで兄達をしのぐと言われる。
メキシコでの武者修行は無駄ではなかったのだ。
20歳とまだ若いが、しっかりした計画性を持った練習に励んでいて、常にモチベーションを高く保つている選手。
あと1.2戦で世界挑戦が発表されるかもしれない。
来年が楽しみだ。
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