■86冊目
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★★★★★
実際に読んだのは、同著者の
「社長のためのマキアヴェリズム」
というタイトルの本。
多分同じ内容。
これはとても勉強になりました。
普段マネジメントとかリーダーシップとかの勉強をすると
対個人ひとりひとりとどう向き合っていくか、
自分という人間がどうあるべきか、
みたいな話が殆ど。
それも重要だけど、
全体感の組織力学、群集心理
みたいなところからアプローチする考え方が必要だろうと。
ミクロ経済とマクロ経済の違い、みたいなところ。
まさに読みたかったことが書いてあった。
書き出したらキリがないが。。。
・大リストラは極秘裏に準備を進め、一瞬で断行しやり遂げる。
・加害行為は小出しにしない。一気呵成に行い、決して蒸し返さない。
・恩恵は、よりよく人に味わってもらうように小出しに。
・自由な生活になじんできた会社を支配するには、滅ぼすしかない。
ただし、自ら敵陣の真ん中に乗り込み現地に住み着いて信頼を勝ち取る。
・人間はもともと利己心と自己愛でしか行動せず、
他人から受けた恩義は、何かあると真っ先に忘れるようにできている。
与える側と受ける側では、恩恵に対する値段が違うのだ。
・人間は、はっきりと裏切るつもりで裏切るよりも、
弱さから裏切ることが多い。人間は易きに流れる。
・哀れみ深く温情をかけて現場をいたずらに混乱させ、
結果として会社をつぶすことこそまさに悪だ。
冷酷だという風評などなんら気にする必要はない。
・「実質的に社長になること」と「名のみ社長になること」と
「名実ともに社長になること」は雲泥の違いがある。
・前体制への不満から新体制に好意的であっただけの人は
手のひらを返すように敵にまわる。
・自己愛がある限り、人は必ずお世辞や追従に負ける。
・組織には持続的に改革を推進できる人と、
リーダーシップはないがそれを支える人がいる。
残りは殆どが傍観者。
心情的には賛成だけど様子見を決め込む人。
本当は面白くないと思っているが反対は唱えない人。
あとは、表立って反対を唱える人、抵抗の言葉を残して辞める人。
数少ない改革マインドをもった人に
正しいタイミングで光を当てることが重要。
要は、人材抜擢能力。
・幸運に恵まれた時は実力と勘違いをして浮かれ、
逆境にみまわれると真っ先に逃げ出し敗戦処理をしない。
そんな社長に救いはない。
繰り返し全部読まなくてもいいように
こうやってポイントをメモったりしている訳ですが、
もっと絞らないと訳が分からんだろうと。
半年ぐらいしたら、また読んでみよう。