昼食時、台所のテレビから戦没者追悼式の中継が流れていた。
 12時となり黙とうが始まった。

 ふと思い出したのは同い年の同窓生が急逝し葬儀に参列したときのこと。
 彼は同窓会の会長もしたことがあって参列者はその関係者が多かった。

 同窓会というのは私たちの幼少年期に大流行したポリオで
 多くの児童が肢体不自由となり
 彼らの治療、訓練のため各地に出来た施設の一つの同窓会だ。

 私は小学3、4年生の時期にその○○学園で過ごしたが
 同窓生といっても在園時期はばらばらで年齢は幅があった。

 故人は享年62歳。
 早すぎる旅立ちだが末期がんが発覚しほどなく亡くなった。

 同窓会の関係者は凡そその上下数歳の年齢幅だ。

 在園時に知り合った人もいたが殆どは社会人になって毎年のように行われた
 夏のキャンプや冬の新年会などの懇親会で知り合い、親しくなった人たち。


 「黙とう!」

 式の進行役を務めたのは2歳年上の*村さん。
 故人と親しく同窓会の主力メンバーでもあった。
 
 一同静かに黙とうしややあって

 「直れ!」

 (ええ~っ…)

 そ、そこは「お直り下さい」とかじゃないのか?

 実は*村さんは長年、養護学校(支援学校)の先生をしていた。

 養護学校ならずとも通った小中高などで
 朝の全校朝礼とかクラスの授業の終わりとかで

 「起立!」
 「礼!」
 「直れ!」

 などと普通にやっていたな…今はどうなのだろう。

 長年の習慣というものはつい不用意に出てしまうものかも。
 あな恐ろしや…


 ちなみに本日の追悼式では
 「黙とうを終わります」と言っていたような。