手が荒れる…この時期になっても。

 体質的に冬季はヒビ、アカギレでガサガサになるが
 暖かくなっても左手の一部が角質化してガサガサ。

 理由は車いすを漕ぐためだ。

 左手はハンドリム、つまり漕ぐための車輪の外側のリングを
 「掴む」という動作ができず
 手をいつもリングに強く押しつけて摩擦で「掴む」に代えているので。

 それにしても…
 と自宅のトイレで便座に座ったまま(笑)
 目の前の車いすを見て考える。

 考えてみると、このハンドリムという代物…
 最初に考えた人はすごい。

 車いすを自分でこぐには
 車輪の前輪か後輪を大きくしてそれを手で回せばいいのだが
 それでは手が汚れる。

 そこで車輪の外側に一回り小さな車輪をつけそれを回して動かす…

 スーパーの入口や病院に置いてある標準型の車いすには
 当然のようにこのハンドリムがついているが

 今更ながらすごい発明だ。

 いったい車いすというものはいつごろからあったのだろう?

 平安時代や江戸時代にはあったとは思えないが。
 西洋でもギリシャ、ローマや中世の絵で見た覚えもない。

 あ、「アルプスの少女ハイジ」のクララは車いすに乗っていたな。

 
 ということで気になることは即座に調べたくなり
 それが可能なのが現在のネット社会だ。

 うんちくオジサンに聞きに行ったり図書館に足を運ばなくても
 手元のスマホであっという間に答えが出る。
 チコちゃんに叱られることもなく… 


 椅子に車輪がついたものなら6世紀の中国の石碑に描かれているとか
 16世紀の後半にスペイン国王が車輪付きの椅子を従者に押させていたとか。

 「アルプスの少女」はアニメで見たのではなく
 子どものころ学習雑誌の付録の漫画で見た記憶があるが
 ハイジが押したりしていたのでないか。

 つまりまだ自走式ではなかった。

 その時代、つまり19世紀後半にハンドリムに関する特許が出されて
 20世紀に入って一般的になったそう。

 ふうん…

 今まで「どうなんだろう?」と思ったまま
 そのうち消えて行ったり
 色あせながら頭の隅にわだかまっていた疑問の数々が
 みるみる片付いていく。


 といっても
 それで日々の暮らしがすごく便利に有意義になったということもなく
 ガサガサに荒れた手には未だにクリームが必要だが。