届いた健診結果報告書で最悪のパターンを想定するとしたら…
便潜血が陽性になって内視鏡検を受けるハメになるのはもちろん嫌だが
最悪なのは…
判定結果に擬陽性が出ることだろうか。
その場合、
再度、3カ月後に便の潜血検査を受けることになる。
もちろんその結果が陰性ならめでたしめでたしだが、
過去の例から多分そうはならないだろう。ということは、
せっかくこの夏の健診(人間ドック)で次回健診まではひとまず安堵したいのに
もう3か月はもやもやを抱え続けることになる。
待つ…ということが大嫌いなのだ。
いつかかるかしれない折り返し電話を待つ
日時指定できなかった宅配が届くのを待つ
「そのうちお伺いします」と言っていた来客がそろそろ来そうなのを待つ
せっかちで我儘だからとにかく待つのが大、大、大っ嫌い。
もやもやを抱えて三か月も待てますか!!
それくらいなら恐怖の内視鏡検査を受けてでも早く結果を出してもらいすっきりするほうがまだマシだ。
とはいえ擬陽性の結果を持って行っても検査はしてくれないだろう。
それになによりも、
再検査の結果が陽性だとしたら…
精密検査を受けるのが初冬から真冬になってしまう。
寒いときの検査は、
震えながら起きて、トイレに長時間こもったり、着こんだ衣類の着脱に恐ろしく手間取ったり…
それでなくても大きな検査のストレスを更に大きなものにする。
寒さに極端に弱い私は「検査を受けるなら暑い時季」ということで慎重に年間のスケジュール組んできた。
それが台無しになるのが擬陽性の結果だ。
こうしてまだ起きていない厄介ごとを脳内で何度も仮想体験しては落ち込むのが自分の悪い癖。
さて、楽しく遊んで帰ってきて目にした健診結果の封筒だ。
ただちに開封して中身を確かめようとしたが…
いやいやいや…

とりあえず夕食をかきこんで後は寝るだけなのだから、わざわざ就寝前に嫌なものを見ることはない。
すぐに動揺する小心者の自分だ。
悪い結果に不安で眠れなくなったらコトだ。明日にしよう、明日に…
ということで枕もとに封筒を置いたまま眠りについた。