バタバタバタ…

 郵便配達のバイクが窓の外の道路をすっと横切った。
 と思ったら排気音が止み、今度は来た方向に逆戻りして行った。

 (ははあ、配り忘れに気が付いたんだな…)

 と思ったら玄関の郵便受けがパタン。ウチだったのか

 12月に入ると配られる郵便物の中に年賀欠礼状が混じる。
 はたして手に取ったはがきは知人のM氏からの喪中はがきだった。

 同年齢のM氏のお母さんの喪中。99歳で永眠か…
 寝たきりだったのかそこそこ元気だったのかはいざ知らず、今の時代はみんな長生きだ。

 なお、誠に勝手ながら当方の事情により
 次回以降の年賀状の御挨拶は控えさせていただきます
 ご容赦の程よろしくお願いいたします

 
 後半は年賀状じまいの文面だった。
 M氏とは近年はほとんど会う機会はなく、繋がりのあったサークルも解散していた。

 親しみを感じていた知人の一人で現役のころにはいろいろ助けてもらいもした。
 寂しい気もあるが、そろそろ同世代も終活に入っていくころか…

 そもそも母の喪中が明けた昨年から私自身が段階的に「年賀じまい」を始めているし… 

 ところで「当方の事情により」という一言はこういう定型文に普通入れるかな?
 向こうから止めると言っているのだから、向こうの事情ということは分かっているのに

 と思ったが、いきなり「もう止めます」では取りようによっては「もうこれで縁切りだ」ととられることもあるかも知れない。
 よく使われる言い回しなのかもしれないがM氏の心配りを感じる。

 いつまでもお元気で

 末尾には奇麗な手書きでそう添えられてあった。そちらこそ、お元気で…

 隣の町に住んでいるから、何かのおりにばったり出会えたりするといいね…お互い息のあるうちに。(汗)