頻尿で泌尿器科を受診したレポートの続き…
診察室から隣のエコー室に入り、膀胱まわりのエコー。
2年前にも同じ流れだった。
「ふむ、ふむ…」
ざっと診てすぐ終わる。
人間ドックでもエコー検査はあり、肝臓から膀胱あたりまで診るから姿勢を変えたりしながら20~30分程度はかかる。
もうかなり前から前立腺肥大は指摘されていた。
今回の医師の話では肥大の程度は軽度と。
…以前は軽度から中度の間と言われたことがある。
残尿は30ml
…この程度なら問題はないという口ぶり
診察の前に提出した検尿の結果は問題なし
結局、過活動膀胱のための薬が2つ出た。
また2つ増えた…
この前、LDL(悪玉)コレステロールをもっと下げるということで1つ増えたから、なんと合計10種類!
オツムと肝臓、腎臓が心配だ…
処方されたのは過剰な膀胱の運動を抑えるベオーバ錠50mgと尿道や前立腺の筋肉の緊張を緩めるタムスロシン0.2mg。
ベオーバは以前飲んだベタニスもそうだが新しい世代の薬のようだ。
頻尿はあるが尿が出にくい感じはあまりない。夜間は少しあるかもしれないが。
タムスロシンは必要なのかな?とも思ったが、とりあえず1か月後の次回受診まで四の五の言わずに飲み続けてみよう。
せっかちなところが私の欠点の一つだから。
今回、泌尿器科を受診したのは頻尿対策もあるがもしかして影に深刻な疾病が隠れてはいないか?とも思ったから。
エコーや、診察前の検尿で分かることはそう多くはないかもしれない。
2年前の受診だったか「膀胱そのものが小さくなっているのでは?」と聞いたことがあるが確かそのときそれはエコーでは分からないと言われた。
まあ検尿がセーフと言うことは潜血反応も無かったということだろう。(ドックの検査結果もそうだった)
前立腺も今すぐ治療が必要なほど肥大は進んでいないということか。(と思っておこう)
ただ(泌尿器科に行ったらあのことも聞いておこう)と人間ドックの検診結果に一つ気がかりな点があった。
PSA値。
前立腺がんのマーカーだ。人間ドックの検査項目外なので毎回追加で検査している。
3.65…異常無し。4.00以上だと精密検査だ。
だが昨年は1.89だった。…一気に倍になっている!
ちなみ今までは2.00を超えたりちょっと下がったり…
値がたとえ基準内でもだんだん増え続けてきたりとか極端に値が変わったときには受診しましょう
何かでこんな文章を読んだことがある。そりゃそうだろう…
「基準内だったら、また次の年に検査するだけでいいんですよ!」
問診の時看護師に懸念を告げたらこう言われた。
いやアナタは医者じゃないだろう…
で、エコー検査後に医者にも聞いたのだが反応は似たようなものだった。
過去17年間の推移を一覧にしたものも見せたのだが、
「頻尿があるとPSAが上がることもある」とも。
頻尿は去年、一昨年でから始まったわけではないのだが。
ただそれ以上食い下がろうとは思わなかった。
実は8年前にも8.36という数値が突然出て、当然ドックでも「要精密検査」となる。
泌尿器科に駆け込み検査すると3.40。
確かこの時点ではこの値でも基準外だったが当時の医者は「半年たったらもう一度血液検査に来い」と。
え、それでいいんですか!? 組織検査とか触診とかしなくても?
と聞いたが医者は面倒臭そうに「要らない、要らない」と。
結局、半年後も、その後の毎年の検査も2を挟んで上下のいつもの数値に戻った。
何かの原因で一時的な高値が出ることがある。
測定するタイミングで値にはかなりばらつきが出る。
ということなんだろう…今回の「倍増」も。
「検査(部門)と臨床(部門)は違うんですよ!!」
昔、ドックの結果をもって受診に行ったら医者が気色ばんでこう言ったことがある。
検査の連中はちょっと基準値から外れていたら大騒ぎする…とでも言いたいように。
なんだか「悪くなったらいつでも手当てしてあげるからいらっしゃい」
とでも言われているように聞こえたが、悪くなって手間と金を使うのは患者なのだ。
確かドックの検査で血管を掃除する善玉コレステロールの値が低すぎて行ったときだった。
何の処置も無かった。もう20年かもっと前だったと思うから、予防に重点を置く現在なら扱いは変わっているかもしれない。
結果的にはその後血管が詰まって心筋梗塞になったわけだが、この時の対処が原因だとも言えないだろう。
当時の私の不摂生や運動不足が一番の原因になっているとは思う。
検査結果の中から無理やり?不安の種を探し出しては慄いて病院の門をたたく私と鷹揚に対処する医者。
せっかちで無駄に心配性で疑り深い私にとって、それはもどかしいことなのか、それとも有難いことなのか…