薬の整理でもするか…
壁のフックに引っ掛けてあったポリ袋の中身を逆さにして食卓の上に出す。
あれやこれや、結構な量だ。
正月には妹と姪とその三歳の子どもが2晩泊って一昨日帰った。
昨日は予約していた歯科へ行くため外出。
身支度を整えて歯医者に行く、ただそれだけで家で安穏としている身には結構気疲れが来る。
今日が正月以来のマイペースで過ごせる初めての日だが…
なんだかペースが狂ったのか、倦怠感というか、動くのがけだるい。
というわけで、なかなか手が付けられなかった薬の整理。
主に母が使っていた薬だが、私の薬も余っているものがある。
母が亡くなって既に1年以上。
介護用品とか介護食とかある程度は整理したものの別に急がなくていいものはついつい放置して今に至る。
なぜそんなにあれこれ薬が余っているのか?
亡くなった直後に手元に残ったもらったばかりのひと月分はかかりつけ薬局に処分してもらった。
飲み忘れでたまっていたわけでもない。
薬は診察時にひと月分処方してもらうのだが、まだ母と二人で病院に行けていたころから、
飲みつくすぎりぎりではなく少し前倒しに受診して、すこし余裕を持つようにしていた。
どんな事情で数日間病院に行けないことが起きるかもしれないし、
ちょうど手元がゼロになるころ大災害でも起きたら当面困る。
もちろん常用薬に関してだが。
そして風邪をひいて頓服として出してもらった熱さまし、痛み止め、咳止めの類も結構ある。
これらは飲み切る前に治ってしまったり、解熱剤と一緒に咳止めが出たがもともと咳はなかったり…で残ったもの。
抗生剤まで数錠ある。抗生剤なんて手元に残ってはいけない薬だ。
実は母は年に数回程度のペースで膀胱炎を起こしていた。
受診していた総合病院の泌尿器科で尿の検査をして結果が出て薬を処方され、
数日飲んでまた来院して検査して完治を確認
…というのが本来の流れだろう。
歩行車でよたよた歩く母を連れてくる車いすの私を見かねたのか、
「尿に濁りが出たら飲め」
と1週間分の抗生剤をくれて、後は2カ月に1回の定期診療になった。
母が車いすになり通院困難になると、私だけが代理受診で前回受診時にもらった検査キットに採尿したものを詰めて持参した。
抗生剤をこんな出し方をしていいのか?と素人ながら思ったが、実際には大いに助かった。
その代わり耐性菌のリスクはしっかりわかっていたので使うときは慎重に慎重を期した。
なにか変だ、お腹(膀胱)に違和感があると母が訴えると、紙コップにとった尿をためつすがめつ二人で眺め、濁りがあると確信したら使った。
よく効いて2日目くらいにはお腹はすっきり、尿も綺麗に済んだが指示されていた日数分は服用。
正月前などに行くと「念のために2週間ぶん出しておこう」となったり、それを使わなくて済んだり。
おまけに総合病院に私が行くのも困難になったころかかりつけ医(内科)に今までの経緯を話して抗生剤を出してもらったら…
何を勘違いしたのか1か月分出たり。
不穏が激化したとき精神科で出してもらった薬は90日分とかある。
だから途中で薬が変わると今まで飲んでいたかなりの量が残薬となる。
痛みを訴える(といっても意思疎通ができなくなっていたから本当に痛みだったのか)ときもらった痛み止めは、効果があるのかないのか様子を見ながら使っていた。飲んでも飲まなくても全然変わらなかったり、少しは効果があるように見えたり。
こうして書いていると今更ながらおびただしい量と種類の薬を使っていたと改めて思い出される。
向精神薬あたりはすぐ捨てたので残っていない。
頓服の痛み止めは…使い道があるのではないか?
というのも、ずっと前に自宅で母が転倒して痛みを訴え救急外来に電話した時や、真夜中に頭痛を訴えてかかりつけ医に電話した時
痛み止めは持ってるか? あるならとりあえず飲ませておけ
と言われたので。
薬の名前も聞かれなかったが、痛み止めってそんなに安易に飲んでもいいもの?
とそのとき思った。市販薬のことをいったのかもしれない。
母に皮膚剥離などが起きたとき塗っていた白色ワセリンの大きなチューブも残っている。
冬は手荒れのひどい自分に使えるかな?と思ったが開栓して1年以上…これはもう使えないだろう。
錠剤も、処方された薬袋の日付が3年以上前だったら捨てる。
3年以内の解熱鎮痛剤などは捨てずに持っておくか…
万一大災害で薬が全く手に入らないときとかに役に立つかも。
もちろん服薬には医師の指示や、最低限でも禁忌や飲み合わせ、適応となる症例にあたるか調べる必要はある。
つまるところ、こうして薬やその他もろもろがなかなか処分できないのは、
私の「捨てられない症候群」によるものだが、
残っている薬の中にその病気に聞く薬はなかった。(笑)
*もらった薬の保存を推奨するものではありません。(汗)