今日は太陽フレアが通常の1000倍になっていて午後3時~24時には地球に到達するためにその影響が心配されていますね
明日の9月9日は北朝鮮の建国記念日ですから色々起きそうな
気もします といっても何もできないですが、、どうぞご自愛ください!
で IPOならぬICOが話題です
ICOとはInitial Coin Offeringのことで、ブロックチェーン技術を利用して仮想通貨(コインあるいは トークン)を発行し、投資家がそれらの仮想通貨を購入することで発行元が資金調達を行う方法です
IPOはInitial Public Offeringで新規株式発行による上場を指しますが
ICOはそれと類似であることで 今年は16億ドルも調達しています
次世代株式と期待する声もあります
しかし残念なことに中にはブロックチェーンを利用していないトークンであったり、また実態のない事業主体が発行している詐欺も横行しており社会的な問題になりつつあります
ブロックチェーンなどのフィンテックについては拙著 金融・ファイナンスをご覧ください
カール教授のビジネス集中講義(4) 金融・ファイナンス
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すでに米国SECやシンガポール政府も懸念を示していましたが、
ついに中国はICOは不正な資金調達として2017年9月4日に禁止を発表し既にICOを行っている発行主体に対し資金の返却を求めました
中国、ICOを全面禁止――「金融詐欺、ネズミ講」と強く非難 今年のICOによる資金調達は16億ドルを超えた | TechCrunch Japan http://jp.techcrunch.com/2017/09/05/20170904chinas-central-bank-has-banned-icos/ @jptechcrunchさんから
IPOとICOの最大の違いは上場審査のような第三者が全くICOでは
存在しないことでしょう 逆にだからこそ10分の1以下のコストで
実現できるというメリットがありました
今後各国の当局が規制に乗り出す可能性が高いでしょう
しかし これらの背景には マネーロンダリング対策や
既得権(証券会社や取引所ほか)の保護もあるのかもしれません
もっとも大切なことは投資家保護ですから個人的にはむしろ審査プロセスを行うプラットフォームが生まれることで健全なICOが発展することが望ましいと考えています
ねずみ講に近いという報道もあります
ねずみ講とは何でしょうか?アムウェイのようなマルチ商法・MLMとどう違うのでしょうか?
ねずみ講は、無限連鎖講 と呼ばれ1978年に「無限連鎖防止法」で禁止されました
ねずみ講の組織は、ねずみ算的に拡大していきます
つまり一人の人が自分の下に3人勧誘してさらにその3人が各々3人を勧誘していく、、、という連鎖が無限に続いていくイメージです
たとえば 「今100万円預ければ来月150万円になります 必ず儲かる!」などの表現で人を騙して商品販売などの実態がなく(あったとしても不当に高いものなど)金品の受け渡しが目的となっているものを指します
実際にはこうして集めてきたお金を原資として運用もせずにただ配分するだけですから当然儲かるのは上の層の人だけですし商品などの実態がないので下の人は損失するのは自明でしょう
株式市場でさえも 某前防衛大臣の家族のように、法律を作る側政策を策定する側の人が事前に防衛銘柄の株式を購入しているような事例も
あり、、、(自粛)
ねずみ講とよく一緒にされているのがマルチ商法やMLMですがこれらは合法です
特定商取引法(特商法)の第33条「連鎖販売取引」に規定されており
この範囲内であれば合法です
ただ そのやり方が悪い会社が存在するのも事実でしょう
不当に在庫を持たせることで販売員のステータス競争をさせたり
強引な勧誘などで問題が生じているケースもたくさんあるので注意が必要です
友だちを失うともいわれていますね!
事業主体としてネットを使ったものもありますが
金儲けの目的で参加した人たちはその後継続的に商品を買うとも思えずうまくいっていないようです
大切なことは良い商品のファンをしっかりと増やしていくための手段のひとつとして考えることでしょう
基礎化粧品などは原価は5%以下という人もいるくらいです つまり多くは広告宣伝費なのだということでしょうか、、、
そうしたTVCMなどの広告費を使わずに
人のネットワーク 口コミで売っていくモデルが
ネットワークビジネスです
ネットワーク理論を研究している立場としては実はこのネットワークビジネスは優れたビジネスモデルではないかと思っています(推奨するものではありませんし小生は関与しておりません 念のため)
ロバートキヨサキ氏やトランプ氏も21世紀のビジネスだと絶賛しています 実際 アメリカでも急成長している企業はこうしたネットワークビジネスです
日本ではマルチというと悪いイメージがありますが、それはやり方の悪い会社をしっかりと取り締まる仕組みが曖昧だからだと思います
日本を代表する野中郁次郎先生もなんとネットワークビジネスの本を出版されていました
ネットワーク・ビジネスの研究
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話が拡散してしまいましたが、
新しい動きはかならず何らかの形で規制されていく それをどう乗り越えていくのか?が
イノベーションだと思います
世の中の情報にはかならずその背後に
何らかの意図があります たとえば利権とか、、
刑事ものでいう 犯行の動機 のような
ものですね
表面的な情報に惑わされないためには
プロフェッショナルシンキングを身に着けておくことをお勧めします!
金持ち父さんの21世紀のビジネス
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