階級闘争と民主主義の矛盾 (雑感) | 平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

(株)ネットストラテジー代表取締役アマゾン1位 プラットフォーム戦略他著書多数元興銀マンゆかし会員 

先日 Time という映画を見た 世界はお金ではなく 時間 がすべての基軸になり

金持ちは数百年の時間を持ち若いままでずっと死なない 一方 貧しいものは

毎日働くか高利貸から時間を借りないとすぐに死んでしまう という内容

住むところも8つのゾーンに分かれており 貧乏人は 金持ちゾーンにはなかなか

移ることができない その背景には 金持ちは常に自分の地位を守るために

自分たちに都合のよいルールを作る 一方 貧乏人は人口が増えすぎると困るので

合法的?に減っていく仕組み
 を考えたのだった、、、なかなか面白かったです

現実の世界情勢は日本も含めて「階級闘争」の時代に突入しているのかもしれない

混沌としている時代においては強いリーダーシップにひかれていくその他大勢という

構図になりやすい 封建社会、王政でもトップ1%の支配層が99%の人民を搾取する

世界だった

ヒトラーはドイツ敗戦後の巨額の賠償金負担とインフレで荒廃していた最中に

国民の敵(ユダヤ 共産主義者)を作ることで国民を一体化させ拍手喝采の中で

首相になった 99%の支配されてしまう国民は自らの意志で支配される体制を作ってしまう

それは自分で考えることができないからゆだねてしまった方が楽だと思っているからなのだろうか

ヒトラーはその後 大統領と首相を兼務する 総統 という地位を 法律によって

創り出し 独裁へと 突き進んだ まずやったことは アウトバーンの建設により

600万人の失業者を急減させ フォルクスワーゲンという国民車をポルシェ博士に

作らせて「経済第一」により国民の熱狂的な支持を獲得した

その後 合法的に 総統に権力を集中させ非常事態を永続させていった

当時なぜ止められなかったのか? という質問に対しては 反抗する者は

司法による裁判で死刑に
なっていたから というのが答えだそうだ

重要なことは 全て 憲法や 法律 司法 という枠組みを踏襲しながら

民主的に独裁になっていったことだろう

しかし 独裁はかならず 最後に 破たんするのも 歴史が示している

そして 加担したまわりの人間も処刑されている

国会議員は共産党もふくめてみんな特権階級であるとすれば議員になったとたんに
99%の国民を支配することだけを考えることになる、、
権力闘争の時代、、この矛盾に直面するのではないか?
マルクスは革命が起きると言ったが実際には起きなかった もし仮に
起きてもスターリンのような別の独裁者が登場するだけなのかもしれない

TIMEでは最後は時間を開放する という結末なのだが(ネタバレ) 

現代においては議員をボランティアなど(海外での地方議員のように)にするか
お金という価値を別の価値に置き換えることでしかこの難問は解けない気がする、、 悩ましい、、 
  雑感

TIME/タイム [DVD]/20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
¥1,533
Amazon.co.jp
カール教授のビジネス集中講義 マーケティング/朝日新聞出版
¥1,620
Amazon.co.jp
カール教授のビジネス集中講義 ビジネスモデル構築/朝日新聞出版
¥1,620
Amazon.co.jp
カール教授のビジネス集中講義 経営戦略/朝日新聞出版
¥1,620
Amazon.co.jp
図解 カール教授と学ぶ成功企業31社のビジネスモデル超入門! (MAJIBIJI pro)/ディスカヴァー・トゥエンティワン
¥1,296
Amazon.co.jp
プロフェッショナル シンキング (BBT大学シリーズ)/東洋経済新報社
¥1,620
Amazon.co.jp