社長必読!企業価値 Valuation | 平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

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(株)ネットストラテジー代表取締役アマゾン1位 プラットフォーム戦略他著書多数元興銀マンゆかし会員 



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野村総研様でも大好評いただき企業での活用が進んでいます 特別に作った戦術カード
60のトランプ版も売り切れに、、著作権があるので勝手に作れないからですが、、

そんな新規事業ができたあと 上場IPOや売却をする際にいくらで売れるか?という企業価値を
知ることは経営者であれば必須の知識です

ベスト経営者に選ばれた日本電産の永守社長もM&Aで1兆円企業まで0から育てたのです

赤字でいきなり一部上場しすぐに業績下方修正して暴落したgumi ショックでベンチャーのIPOも急に厳しくなってしまいそうですが(人として許せないですね) いまだに400億円以上の時価総額がついています なぜでしょうか?

それは株価は将来期待のキャッシュフロー 利益から算定されるからです

逆に言えばどのようにすれば株価があがるのかの仕組みを理解することは経営者にとっても
必須の知識と言えるでしょう

本日のKEYWORDは 企業価値 Valuation

新規事業や起業家が生み出した事業の価値について考えてみましょう。すなわち「その事業を売却したらいくらになるか」という企業価値の算定です。算定する方法は大きくわけて3つあり、通常は複数の方式を併用して決めます。

(1) 純資産方式・時価純資産法
バランスシートを基に算定する方法で、純資産方式と時価純資産方式があります。一般に不動産などを保有する場合には純資産では時価が反映されていないケースもあり時価で行うのが通常です。具体的には、評価する時点での保有資産を時価で再評価し、時価で評価したバランスシートを作成し、その資産から負債を差し引いた時価の純資産(資本)の金額を時価総額とします。さらに借入金・社債などの負債を加えたものが企業価値となります。

(2)類似会社比較方式・類似取引比較方式
 類似会社比較方式は、事業内容や規模が類似している上場企業の財務データと株価との比率をもとに評価する方法です。
具体的には、株価が利益の何倍か?を表わす指標であるPER(Price Earning Ratio:株価利益倍率)をもとに計算する方法が一般的です。この株価に発行済株式数をかけると時価総額となります。さらに借入金や社債などの負債金額を加えたものが企業価値となります。

(3)DCF法(Discounted Cash Flow)
 もっとも一般的に採用される方式で、事業が将来生み出すフリーキャッシュフローを予測してそれを現在価値に割り引いて算定する方式です。現実には5年先の予測は難しいことから、楽観シナリオ、ベースシナリオ、悲観シナリオといった3つを作成することが一般的です。なお実際の現場では2と3を算定してその金額のレンジの中で売却先と合意する数値を採用します。

もっとも一般的な方式はDCF法です 次回につなげましょう

それでは 頑張らないでがんばりましょう♪

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