ソーシャルとプラットフォーム戦略の関係 | 平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

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(株)ネットストラテジー代表取締役アマゾン1位 プラットフォーム戦略他著書多数元興銀マンゆかし会員 

昨日は東京MOT主催の講演会でパネルに参加させていただきました
リアリティのある話と会場のみなさんの熱気が伝わりとても有意義な時間でした
プラットフォーム戦略 と ソーシャル との関係 についてご質問があったので

私見を述べます


プラットフォーム戦略は拙著にも書きましたとおり 複数の関係するグループを「場」にのせることに


よってエコシステムを拡大する戦略です


楽天は決して自社ではモノを作って売ったりしないわけです 小売店を市場にのせて


かれらの力で会員を増やしていく


増やした会員を自社のサービス(カードやトラベルなど)に誘導して粗利率の高い事業を育成している


わけです


さらに場から 売れ筋などのマーケティング情報をいち早くキャッチでき 小売店の力で自社の会員が


自動操縦的に増えていく仕組みです


これに対して 最近 そしてこれからももっとも期待がされているのが ソーシャルプラットフォーム


いわゆる SNS やTwitter などのサービスですが プラットフォーム戦略的に考えると


フレームワークの3番目の 外部ネットワーク バイラルループが 強力になる というひとつの要素


と捉えています


昨日の元SCEの岡本さんが プレステのようなリアルなゲームではこのバイラルループに乗り遅れて


しまっている点を指摘されていましたが まさにサーバーコスト低減からブロードバンド化 あるいは


個人による情報発信と バイラルの強化というここ数年のITCの進化によって 劇的な環境変化が


Web上で起こっているWaveに乗り遅れてしまっているということだと思います


しかし プラットフォーム戦略と バイラルというソーシャルのもつ力は区別して考えることが


大切だと思います


グルポンなどが人気ですがすでにバブルのようにはじけそうな兆候も指摘されています


これは あくまでもコンテンツを フラッシュマーケティングという 時間を限定して(24時間以内に)


ギャザリング(他人を集めてきてたとえば10名買ったら半額ですよ) する手法 であり


その場合重要なことは 「従来は他人に教えると損してしまう!」が通常だったセール商品を


「他人に教えた方が得するよ!」という仕組みに180度変更したことが 起爆剤になっている


という点でしょう



しかし たとえばレストラン側とすれば リピーターにならなければ 元を回収することは永遠に


できない(広告効果の部分は別として)わけで メルアドをヤフオクでネット小売が取得するために


Discountで商品を販売するのと変わらなくなってしまうわけです


一方プラットフォーマーは 焼き畑農業でも十分収益は上がるわけでその意味では


持続的なモデルとは言えないかもしれません


いずれにしろ ソーシャルの本当の力は ソーシャルからサービスや製品のブランド価値を


逆に決定するような力の大きさだと思います


プラットフォーム戦略とソーシャルは重なる部分もあるし重ならない部分もあるということでしょう


ただマーケティングとして(言葉として使うかどうかは議論の余地がありますが)としてソーシャル


の重要性は確実に増しているといえると思います


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