10MHz爽快Ver.では、下部エレメント長さによるf0の変化量が14MHz爽快Ver.より大きく、想定より苦戦を強いられた。これを踏まえると、18MHzがどう出るか全く読めなくなった訳で、カットのやり過ぎには細心の注意を払いながら臨んでいく。
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本題に行く前に、“爽快Ver.”に関しては、こちらの記事ので補足説明しているので、必要に応じて参照いただきたい。
それと、デフォルトの下部エレメント寸法情報は添付の取設に記載されていないため、メーカー非公開設計情報と判断し、当BLOGでは記載しないことにした。その情報が必要な方は、各自で現物などを調べていただきたい。
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■測定条件など
・モービル:シエンタ(例えばこんなイメージ)
・測定方法:過去記事@RVK的なアンテナ測定方法_240612に記載の“本気測定”
・その他 :ステルス処理済み(→こんなイメージ、別のモデルだけどね。)、
帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=18.130MHz付近、
アンテナ全長<2m@爽快Ver.にする。
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このアンテナも、既にデフォルトVer.で調整してあるため、ステルス処理のみを追加し、上下とも現エレメントを前提に始めていく。
そして、上部エレメント(以下“上エレ”と表記)の挿入長さを17mm(最低限度)にして1回目の測定。結果は、f0≒17.677MHz、SWR≒1.31、Z≒59Ω、帯域=17.449~17.905MHz(17.677MHz±228kHz)であった。
次に、挿入長さを50mm(目いっぱい)にして2回目の測定。結果は、f0≒17.881MHz、SWR≒1.33、Z≒58Ω、帯域=17.661~18.101MHz(17.881MHz±220kHz)となり、併せて単位長さあたりのf0変化量≒6.18kHz/mmであることも把握した。
その次は、下部エレメント(以下“下エレ”と表記)長さの模索に入る。とりあえず、全長を2000mm以下にしていくことを優先して、お試し下部エレメントで240mm、220mm、200mm、180mm、160mmと変えていき都度測定。
そして、7回目の測定となる160mmでの結果は、f0≒18.347MHz、SWR≒1.21、Z≒52Ω、帯域=18.087~18.607MHz(18.347MHz±260kHz)となり、バンドエッジ上側よりも180kHzほど高くなり、アンテナ全長は1971mmまで短くなった。
ここで、「この状態で上エレを伸ばすと、どこまで下がるんだ?」となり、試算の結果≒18.143MHzを踏まえて挿入長さを17mm(最低限度)にして8回目の測定。
結果は、f0≒18.137MHz、SWR≒1.19、Z≒54Ω、帯域=17.875~18.399MHz(18.137MHz±262kHz)となり、アンテナ全長は2004mmであった。
このまま上エレを短くしていっても、f0はバンドエッジ付近になってしまう。そこで、下エレのカット量を決めるために単位長さあたりのf0変化量を計算した結果、概ね2kHz/mmと出た。ふ~ん、上エレの約1/3の値だね。
これを踏まえ、下エレを150mm(-10mm)、上エレを+5mm(測定用と割り切り、ねじ1本止めでギリギリ状態に。)にして9回目の測定。ちなみに、計算上はf0=18.126MHz、L=1999mmとなる
その結果は、f0≒18.130MHz、SWR≒1.19、Z≒53Ω、帯域=17.866~18.394MHz(18.130MHz±264kHz)で、L=1999mmとなった。まぁ、計算値よりも高めだが、余裕&着手時のねらい値どおりに出た。
これを受けて、ギリギリ仮状態の上エレを、必要な長さがある最終エレメント(手持ちのスペアね。)に差し替え~ステルス処理を含む9回目相当の状態になるよう加工して、10回目の測定。
結果は、f0≒18.137MHz、SWR≒1.18、Z≒53Ω、帯域=17.873~18.401MHz(18.137MHz±264kHz)となり、f0が高めに出たものの、L=1999mmも再現出来ていることを確認し、調整終了とした。
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と言うことで、加工や検討時間(別名:お悩みタイム)が多くなったこともあり、調整時間は4時間を超えた。
18MHzに加えて10MHzもなんだけど、波長が比較的短くなっているからか、下エレ長さの変更による影響が大きいのかもしれない。加えて、バンド幅が狭いので、おのずとストライクゾーンも狭くなり、このダブルパンチが強烈な調整作業であった。
残る21MHzや28MHz、あと50MHzは、バンド幅は広いけど、波長は更に短い。この辺がどう出て来るのかは分からないけど、ある程度の計算とお試し下部エレメントを活用して、切り過ぎや削り過ぎに注意してやっていこうと思う。
